RISU 学び相談室

Q

子どもが計算が苦手で困っています。何かいい方法はありますか?

Q RISU算数スタッフの回答

まずは計算が苦手な原因を究明し、原因別に対策を取ることが大事です。

計算が苦手な原因

1.なぜ計算ミスをしたのかを理解していない


テストというのは点数だけが気になってしまい、「自分が何を間違えたのか」を確認をしない場合があります。

途中式が違ったのでしょうか?
計算ミスをしたのでしょうか?
そもそも考え方が違うのでしょうか?

計算が苦手なお子様はプロセスよりも結果の方を意識していることが多いです。

「問題を解く、〇付けをする、間違いを確認して直す」というサイクルをしっかり定着させましょう。

2.文章題の意味がわかっていない


国語力が不足しているために、問題の意味がわからないというパターンです。
算数が苦手な子の多くは、問題パターンを覚えて無機的に片付けてしまい、あまり考えようしません。

算数だけではなく色々なことに対して、考える力が損なわれていきます

理解できなかったら、一度声に出して読んでみましょう
声に出すことで整理されて、問題の意味がわかるかもしれません。

初めは、子どもに問題の意味は教えないでください。
まずは自分の力で考えさせることが大事なのです。

重要なことは考えることであり、「問題の中で何をしたらいいのか」を究明することです。
そうすることで、次に何をしたらいいのかが見えてきます。

3.覚えた気になっている


九九が典型的ですが、覚えた気になっていることがあります。
九九は順番通りに覚えますが、実際のテストや100ます計算などではばらばらに出てきます。

間違えた問題でも、いつも「7×6=45」にしてしまっていた、のように同じミスを繰り返しているケースもあります。
多くの問題をこなしていき、その都度間違いを正しく把握して熟練度を上げていくことが大切です。

4.簡単な計算も筆算をしている


お子様は、「45+55=100」や「35×4=140」のように、暗算したほうがはやく解けるような問題を筆算で計算していませんか?
むやみな筆算はケタを間違えたり、数字を見間違えたりして、計算ミスを導く恐れがあります。

筆算で解くよりも暗算で解いた方が、頭を使うトレーニングになります。
またトレーニングを繰り返すことで、計算の苦手もなくなっていきます。

最初はたし算やひき算の暗算を、次に2ケタ×1ケタのかけ算やわり算を暗算できるようにトレーニングしましょう。

5.計算のミスに気づけない


明らかに答えが違うのにそのミスに気づけていないことも考えられます。
例えば「29×30=8700」は明らかに違いますよね?

計算が苦手なお子様は、数の感覚が身についていないことがあります。
「30×30=900」なので、「29×30」がそれより大きくなることはありえません。

数の感覚を上手く身につけることが出来れば、こういったミスも減らせます。

補数を覚えるといいでしょう。
補数とは、ある数に加えると、あらかじめ定めた一定数になるような数のことです。

「何を足したら100になるのか、10になるのか」がスラスラ出てくるようになれば、キリの良い数で大体の暗算ができるようになります。

これまでお子様が計算が苦手になってしまう原因をご紹介しましたが、親御さんや先生の間違った教え方や対応によって、計算が苦手になってしまっている場合もあります。

注意したい、間違った対応

1.間違いを途中で正す


お子様が問題を解いているのを見ていて、間違いに気づくことがあると思います。
その時ミスを指摘してしまうと、お子様の問題を解く集中力を途切れさせてしまいます

また、途中で間違いを教えられて他力で正しい解法を進んでしまうと、見直しの機会や成長を妨げることもあります。

気持ちはわかりますが、見守るというのも親御さんの役割なのです。

2.教えすぎる


解けなかったり間違えた問題について解法を教えすぎてしまうことは、お子様の考えさせる機会を奪ってしまうことになります。
先ほども説明した通り自分の力で考えさせることを大切にしてあげましょう。

一度教えただけでそれを覚え、使いこなすことは難しいでしょう。
最初のうちは、問題の解答や解法を間違えることは当たり前です。

根気よく数を解いていくことで計算が得意になっていくと思います。

2つのタイプの復習を自動出題
RISU算数では、勉強において最重要とも言える復習に力を入れています。

忘却曲線を元にした忘れやすい問題の復習と、お子様の間違えやすいタイミングでの復習をミックスして自動出題しています。
復習の重要性は学校や親御さんが何度も伝えていると思いますが、なかなか自発的にお子様が復習を行うのは難しいです。

タブレットが自動で問題を出題してくれれば、復習をしているという意識なく復習を行うことができるのではないでしょうか。

算数が好きになるのには、理由があります。
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