集中力は、その子の問題でもありますが、環境によって大きく左右されます。正しい学習環境が整っているかをチェックしましょう。今回は集中出来ない原因と、それぞれの対処法を紹介しつつ、集中したいときにすぐ集中スイッチがはいる方法を紹介していきます。
どうして集中できないのか
「勉強していると思ったら、机で遊んでいたり寝ていたりして全然集中してくれない。」、「遊ぶ時はあんなに集中してやっているのにどうして勉強は集中してくれないのだろう?」というお悩みは、多いです。
集中できないのは、集中する習慣がついていないのがそもそもの原因です。
集中することができない人がある日突然できるようになることはありません。
まずは集中を邪魔する環境を排除しつつ集中できる環境を作っていき、少しづつ習慣作りをしていきましょう。
集中するための6つの方法
1.机の上をきれいにする
ものが散らかっている状態では心も落ち着かず、集中することができません。
机の上はできるだけスペースを確保し、勉強に必要なもの以外は置かないようにさせましょう。
机の上をきれいにするだけで「机は勉強をするための場所だ」という意識が芽生え、勉強に集中することができるようになります。
一旦机の上をきれいにしたら、その状態を毎日継続できるようにさせましょう。
誘惑が少ない環境作りはもっとも簡単で効果のある対策です。
2.ゲーム機やスマホなどを手に届く場所に置かせない
ゲーム機やスマホなどの娯楽物が簡単に手に取れるような環境では、もちろん勉強に集中できません。
集中しようと思っても少しでも娯楽物が目に入ってしまうと、「少しくらいゲームしてもいいかな」といった甘えや、「友達から連絡が来てないかな」など余計なことを考える時間が増えてしまいます。
娯楽物と物理的に距離をとって、集中しているときに余計なことを考える隙を与えないようにしましょう。
3.睡眠時間を確保する
集中できない要因の一つに勉強しようとすると眠気が襲ってくるというのがあります。
2014年に改正された厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針」では、10歳代前半までは8時間以上の睡眠が推奨されています。
睡眠不足は集中力の低下だけでなく、記憶力の低下に影響を及ぼします。
十分な睡眠をとることは集中力を向上させるために大事なことなのです。
もし勉強中に眠くて集中できないということが起こったら、少し休憩して睡眠をとるのも一つの方法です。
ただし休憩しすぎると夜眠れなくなってしまい、その分昼間に眠くなるといった悪循環に陥ってしまうので、5~10分といったように時間を決めて仮眠をとるようにしましょう。
4.目標を定める
勉強しようと思っていることをリストアップすることによって、勉強へのモチベーションが上がり、集中して取り組むことができるようになります。
あまり無理な目標を立てすぎると逆にモチベーションを低下させてしまい集中できなくなるので、適当な分量の目標を定めるようにしましょう。
大体、目標としていた量の8割ほどしかクリア出来ないため、少し多めに設定しておくと良いかもしれません。
5.声にだして勉強する
声に出して勉強することは場所を選びますが、家で学習するときには集中力を高めるとても良い方法とされています。
暗記したいことを書きながら声に出すことによって、文字を書くことによる触覚や耳で聞く聴覚など五感をフル活用することが出来、脳に深く印象付けることができます。
漢字練習など単調すぎて集中が途切れやすい学習も声に出すことによって、集中力も暗記力も向上することができるのでぜひ実践してみましょう。
6.タブレットを使って勉強する
集中できないお子様の中は、大抵鉛筆をもって「勉強」することが嫌いです。
そのようなお子様には、タブレットを使って勉強するのも一つの方法です。
タブレット学習は勉強嫌いなお子様でもゲーム感覚で取り組むことが出来、「タブレットの勉強なら好き」と言って集中して取り組んでくれるようになります。
RISU算数ではゲーム感覚で自分のペースで進めていける学習プログラムにより、楽しんで勉強してくれるようになります。
満点を取ると「100点おめでとう!」といって褒めてくれたり、送られてくる動画でも励ましてくれるなど、集中することが苦手なお子様でもやる気が出るフォロー体制を整えています。
今回紹介した勉強の集中法は一例にすぎません。
もちろんこの方法で効き目のないお子様もいると思います。
風邪薬と同じで全員に効く万能な方法はありません。
まずは今日紹介した6つの方法で、効かない場合はその他の様々な手段を実践してみて、どれが子供にあった方法なのかを探ってみましょう。