RISU 学び相談室

Q

うちは中学受験はしないのですが、学校の勉強以外にも家庭学習としてどのような勉強をさせればいいでしょうか?

Q RISU算数スタッフの回答

家庭学習の方が向いているお子様もいれば、塾の集団授業が向いているお子様もいらっしゃいます。まずはお子様の現在の学習状況を明確に把握し、それに応じて勉強法を変えるのがいいでしょう。

勉強の目的を明確にする


中学受験をしないお子様に家庭学習をさせている親御さんで「周りがやっているからやらせている」と仰る方が一定数いらっしゃいます。

確かに、周りの方がやっているのに自分の子供は何もやっていない、という状況になると不安になりますよね。
しかし、目的を決めずにただ勉強をしていても学習効果は得られません

「中学受験で志望校に合格する」や「定期テストで満足のいく点数をとる」など大きな目標がないと、何のために勉強をするのかわからなくなってしまいがちです。
なので、まずは「何のために勉強させるのか」を明確にしましょう。

勉強の目的として、主に以下の2つを取り上げたいと思います。

  1. 学校で習った内容を完璧に定着させたい
  2. 今習っている範囲よりも先取りをさせたい

この2つについてもう少し具体的にご説明し、それぞれの目的に応じた効果的な勉強法についてご紹介します。

1.学校で習った内容を完璧に定着させたい


学校で習った範囲に不安がある場合や、中学校に上がる前に今習った範囲を完璧に定着させるために勉強するというパターンです。
中学受験をしないお子様であれば、マニアックで難易度の高い入試問題や中学で習う範囲まで身につけるということは、必ずしも必要ではありません。

中学受験をするしないに限らず小学校で習う範囲は完璧にしておく必要があるので、まずはこの目標をもって学習してみましょう。


このような目的で勉強をさせる場合には、まず難易度のそれほど高くない教材を選びましょう。
そして、間違えた問題を後日ちゃんと復習するように保護者の方が見てあげましょう

苦手な単元を克服できない多くの場合の理由として、「解く→復習」のサイクルができていないことが挙げられます。
小学生の段階だと自分できちんと復習するのがなかなか難しいので、間違えた問題はその場で復習するだけでなく、しばらく経ってからもう一度同じ問題を解き直すようにアドバイスしてあげてください。

算数は暗記ではなく、積み上げ式の教科ですので、1つ苦手ができてしまうとその先もどんどん苦手が増えてしまします。
1つ1つの単元を完璧にしてから次に進んであげることで、しっかりと実力をつけてあげることができます。

2.今習っている範囲よりも先取りをさせたい


学校で習った範囲が完璧なお子様は、先の学年の単元や中学の範囲の先取りをさせてあげるのもいいでしょう。

すでに完璧に身についた範囲をただ繰り返していても、「ただの作業」となってしまい勉強に飽きてしまったり嫌いになってしまう原因になります。
また、中学校の勉強ででつまずいてしまってもその子一人のためにペースを合わせてくれることがありません。

そのため、中学校の授業でつまずいてしまうと遅れを取り戻すのはなかなか難しくなってしまいます。
先取りをしておくことで、事前に苦手な範囲を把握することができ、遅れを防ぐことができます。


先取り学習に関しては、まずは今までの範囲を完璧にすることが大切です。
「先取り学習が大事」と言われているため、お子様の今の実力に関係なくひたすら先取りをさせようとする保護者の方がたまに見受けられます。

先取りは確かに大切ですが、先ほども書きましたように算数は積み上げ式の教科なので、以前の単元ができていない段階で次に進んでも苦手が増えてしまう一方です。

まずは今までの範囲を完璧にしましょう。
その上で先取り学習をする際には、定期的に復習の機会を設けることが効果的です。


そして先取り学習に使う教材は解説が充実しているもの選ぶと良いでしょう。
初めて習う単元ですし、学校のように面と向かって教えてくれる先生もいないので、自力でも理解しやすい解説がついたものを選びましょう。

このように、中学受験をしないお子様の家庭学習は、お子様の状況を把握し、目的を明確にしてあげることで効果的な学習をすることができます

例えばRISU算数では、無学年制でお子様一人一人にあった範囲を勉強できるので、先取りにも学校の範囲の復習にも使うことができます。
苦手な単元は復習用に、得意な単元だけ先取りすることもできますので、学習状況に応じて使い分けることもできます。

お子様の今の実力と、勉強の目的に応じてやり方を選んであげてみてください。

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