RISU 学び相談室

Q

小学校二年生の算数はつまずく人が多いと聞いたのですが本当ですか?

Q RISU算数スタッフの回答

小学校二年生では多くの単元を学習します。
つまづくと三年生以降の学習にも影響が出るので、早めに対策しましょう。

小学校2年生でやる算数のなかで、つまづきやすい6つの単元

つまづきやすいと思われる単元をいくつか挙げていきます。

1.九九
2.長さ
3.たし算とひき算の筆算
4.図形
5.かさ
6.分数

1.九九

小学校2年生といったらやはり九九でしょう。
九九はかけ算の基本となってきますが、いきなり覚えることが多くなるため、小学校一年生の時には算数がなんとなく理解できていても、努力も必要になってきます。

2.長さ

m(メートル)やcm(センチメートル)やmm(ミリメートル)など、長さの単位を学習します。
定規を使って線を引いたり、測ったりします。
長さの計算について学ぶ際に、どの単位だったかわからなくなってしまったり、そもそも単位を覚えられないお子様も増えてきます。

3.たし算とひき算の筆算

2年生から筆算を学習します。
どうしても桁がずれてしまって計算があわなかったり、「なぜ筆算をしなければならないのか」という思考にはまってしまうなど、多くのお子様がつまずいてしまいます。

4.図形

3本の直線で囲まれた図形が三角形で、4本の直線で囲まれた図形が四角形であることや、直角という角の概念を勉強します。
また、直角の角を持つ図形である長方形、正方形、直角三角形、辺や頂点など、図形の名称も勉強します。

概念までは直感的に理解できますが、覚える図形の名称も多いです。
また、「意外と直角三角形だった」など、直感では通用しない図形の見分けなどもできなければなりません。

5.かさ

水など形の定まらないものの分量も測ることができるということに加え、かさの単位であるL(リットル)やdL(デシリットル)、mL(ミリリットル)など学び、それらの計算についても学習します。
段々抽象的な話になってくるので、割り切れない・また想像できないお子様は水のかさでつまずきやすいですね。

6.分数

1に対して、その半分が1/2、さらにその半分が1/4というように、分数の基礎を勉強します。
難しい計算については学習しないです。

しかし、はじめは目に見えて半分にしたり1/3にしたりして習いますが、だんだん頭の中で考えなければならなくなり、脱落してしまうお子様が多いです。

つまずきポイント


このように2年生になると覚えるべき単位が増えるなど、新しいことが増えていきます。
どのようなところでつまずいてしまうのか。
上にも、少しずつ説明しましたが、まとめてみましょう。


1.mmやmLなどの新しい単位
2.筆算の繰り上がり、繰り下がり
3.九九の暗記
4.分数

1.mmやmLなどの新しい単位

2年生になると長さやかさを、これまで使ってこなかった単位を用いて示していきます
例えば、「8cm6mm-7mm」という問題の場合、6mmから7mmを引くことはできないので、「隣にある8cmから1cm借りてきて、1cmは10mmだから、、、」というように考えていきます。

計算の途中で単位の換算などが入ってくるため、訓練が必要です。
また「1mは100cm」、「1dLは100mL」など暗記しなければなりません
これらを覚えていなければ、長さやかさの計算はできません。

2.筆算の繰り上がり、繰り下がり

筆算にも繰り上がり、繰り下がりがあり、1の位、10の位という概念も昨年度よりも一層身近感じることかと思います。

実際RISUの記録を分析したところ、ここでつまずいて学習がストップするお客様も多いです。

“九九でつまずくと学習が止まる” の誤解をデータで検証 ~つまずきは九九より“繰り上がり・繰り下がり”~

3.九九の暗記

親御さんの中でも九九を覚えるのに苦戦された方も多くいらっしゃるかと思います。
今も昔も九九の暗記は小学生の勉強ではじめに迫ってくる大きな壁といえるでしょう。

そのうちわり算や筆算などを学習していくので、九九をスラスラと言えるぐらいに暗記をしておかなければ、いずれつまずいてしまいます

4.分数

数字だけを見ていても実感がわかず、苦手意識を持ってしまう人が多いみたいです。
はじめは目に見えるものを分割して概念を理解しなければなりません。
分数も、それ自体が問題になるのではなく、後々計算をする要素になってきます

つまずきポイントの対策


1.筆算
2.九九
3.長さ

1.筆算

筆算でつまずいてしまうというのは一年生でやった繰り上がり、繰り下がりの定着度がまだ不十分といえます。
定着させていくには、一年生の繰り上がりや繰り下がりの問題に戻って解き続けるほかありません。

2.九九

九九は2学期からはじまることが多いです。
なので、九九の暗記は夏休みのうちから始めておくのも一つの手です。

暗記というのはストレスをあまり感じさせず、行うのがよいです。
ゲーム感覚で覚えることのできるアプリや、リズムにのせて歌で覚える動画なども活用できます。

無理やり暗記するよりも、こういった方法をとることで、ストレスなく暗記に取り組んでもらうことが出来ると思います。

3.長さ

長さやかさ、分数などは実物を見て、イメージを膨らませるのがよいです。
数字だけを見るより、視覚や触覚をもっと柔軟に使うことで、勉強への意欲もあがっていくと思います。

例えば、分数だったら紙を切ったり、パンをちぎったりすることで、分数の概念の理解も強まるでしょう。


まとめ

二年生の算数は一年生のと比べて、難易度が格段に上がります。
つまずくポイントを親御さんが事前に知って入れば、子どもが算数に対して苦手意識を持ってしまうことを防ぐことができるかと思います。

特に九九の暗記には力を入れることを強くおすすめします。


例えばRISU算数では「忘れてしまいがちなタイミングでの復習」と「間違えた問題の復習」の2つをミックスして自動出題しているため、短い時間の中で効率よくお子様の苦手を拾うことが出来ます。

RISU算数で、苦手な単元を得意な単元にしましょう。

算数が好きになるのには、理由があります。
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