RISU 学び相談室

Q

暗算が苦手で心配です。どのように対策したら良いでしょうか。

Q RISU算数スタッフの回答

暗算はある程度の知識とテクニックでカバーすることができます。これさえ抑えておけば苦手な人でも必ずできるようになります。まずはどうして暗算が苦手になってしまっているのかを知りましょう。

暗算が得意なお子様の特徴


暗算の速さは人によって激しくばらつきがあり、小学校低学年では暗算が得意な子と、そうでない子とでは大きな差があります。
暗算が得意になれば一定時間にこなせる問題数も増えてきて、テストでは余った時間を見直しに使えるなどメリットが多いです。

暗算が得意な人の特徴を見てみると、「そろばんを習っている」といった子や「くもんに通っている」といった子がとても多いです。

そこで「そろばんやくもんに行かないと計算力はつかないの?」と思われるかもしれませんがそんなことは一切ありません
そろばんやくもんに行っている人たちは多くの計算量をこなすことで素早く正確に暗算する「テクニック」を自ずと身につけています

今回はその「テクニック」のエッセンスを紹介するので、ぜひ実践して暗算を得意にしていきましょう!

暗算が苦手な理由を知る


何にでも言うことが出来ますが、まず苦手なものを対策するのには苦手な「理由」を知ることは必要不可欠です。
苦手を知ってから対策するのと知らずに対策するのとでは勉強効率が大きく変わっていきます。

暗算が苦手な人には以下の大きな要因があります。

  1. 九九(くく)を瞬時に言うことができない
  2. 大体の見積もりができていない
  3. 覚えておかなければいけないワンステップ前の計算結果を忘れてしまう

要因別対策

1.九九(くく)を瞬時に言うことができないお子様


暗算が苦手だと感じる人を見てみると、九九の計算が苦手な人が多くいます。
暗算をスムーズにおこなうためには九九を瞬時に言えることが必要不可欠です。

例えば、「9×7は?」と聞かれたときに、頭の中で「くしちろくじゅうさん」ととなえなければ答えがでてこなかったり、ましてや「しちくろくじゅうさん」とひっくり返して考えないと答えが出ないようでは九九を瞬時に言えているとは言うことができません。

「9×7は?」と聞かれたら「63」とすぐに答えられる状態にしておきましょう。

2.大体の見積もりができていないお子様


例えば、「31-17は?」と聞かれたときに、「4」というような暗算をしてしまう人は大体の見積もりができていません。
だいたい31くらいの数字から15くらいの数字を引いているので10よりも大きい数字が出てくることは明らかです。

目安として意識しているだけでケアレスミスなどを減らすことができるので少し意識しながら暗算してみましょう。

3.覚えておかなければいけないワンステップ前の計算結果を忘れてしまうお子様


例えば「13×5」をするときに、まず初めに一の位の「3×5=15」をします。
次に十の位の「10×5=50」をして、最後に「15+50=65」とするのが正しい暗算の仕方です。

しかし。初めの一の位の計算「3×5=15」を忘れてしまってもう一度計算し直すということはありませんか?
これをやることによって暗算の時間が2倍にも膨れ上がってしまいます。

何度やってもワンステップ前の計算を忘れてしまうといった人は暗算に取り掛かる前に紙と鉛筆で実際に書いて計算してみることが大切です。
これによってイメージをつかむことができます。

鉛筆で計算して繰り上がりの記号を書くイメージさえつけられるようになれば、紙と鉛筆でやっていたものを頭の中でもイメージできるようになります。
これによって頭の中で絵として保存されているので、ワンステップ前の計算結果も忘れることを防いでくれます。

算数における暗算の必要性

電卓・計算
これらのことを実践することによって暗算が得意になってくれると幸いです。
もしまだ暗算が苦手だなと感じる人がいたらもう一度、上の苦手の3つの要因を振り返って自分がどれに当てはまるかを認識しましょう。

暗算が得意になることによって、テストでは難しい問題にさく時間が増えたり、見直しに使える時間が増えるなどメリットが多いです。

しかし計算だけが速くなっても算数は得意になったとは言うことができません。
算数に大切なことは身につけた計算力でいかに難しい文章題を解くか、といったことやいかに論理的思考力を身につけられるかといったことになります。

まずは計算力も大事ですが、それだけでは算数のテストで高得点をとることはできません


RISU算数では論理的思考力を重視した問題を基調としているため、計算力を身に付けつつ算数に必要な思考力を身につけることもできます

暗算が苦手な人には「九九(くく)を瞬時に言うことができない」、「大体の見積もりができていない」、「覚えておかなければいけないワンステップ前の計算結果を忘れてしまう」といった原因があります。
今回はこれらの原因に対する対処法を説明していきました。

しかし暗算が得意だからといって算数力があるとは言えません。
しっかりと論理的思考力も付けていき算数を得意科目にしていきましょう。

算数が好きになるのには、理由があります。
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