栄光ゼミナールでなかなか成績を伸ばせないお子様がいらっしゃると思います。栄光ゼミナールはメリットもたくさんありますが、デメリットもあるため、自宅で対策する必要があります。
栄光ゼミナールの塾内テストは、受験者数が少なく、偏差値の信憑性が低いです。そのため、志望校を考える基準として利用するのは危険です。場合によっては、他塾のテストの偏差値と、10近くも差が出ることがあります。現在のお子様のレベルを正確に把握し、計画性をもって学習に取り組まなければ、志望校対策が間に合わなくなる可能性あります
栄光ゼミナールでは、カリキュラム、クラス編成、テキストの活用方法が、各教室によって違います。明確な基準がなく、教室長の裁量に委ねられています。このような状態では、教室長が変わった際、指導方針が変わり、お子様が戸惑うというリスクがあります。また、進度も教室により違いがあります。栄光ゼミナールの進度についていくだけでは、志望校対策が間に合わなくなる可能性があるので、危険です。
栄光ゼミナールでは、「新演習問題集」というテキストを使用することがあります。基本問題、標準問題、応用問題がバランスよく提示されています。しかし、通常栄光ゼミナールでは、標準問題までしかやらないことが多いです。授業で応用問題をあまり扱わず、手をつけないお子様もいらっしゃいます。思考力を高める機会があまりありません。中堅校を目指しているお子様には向いていますが、難関校受験では対応できないことがあります。また、栄光ゼミナールで実施されるテストは、難易度が比較的易しいです。外部模試を受けて、レベルの違いにびっくりすることが多々あります。また、志望校と自分の学力との違いを評価しにくいです。
お子様の現在のレベルと、志望校のレベルを正確に把握することが大切です。しかし、栄光ゼミナールのテストだけで判断するのは危険です。現在のレベル、苦手な分野などをしっかり分析することで、必要な課題が見えてきます。自己分析しているお子様とそうでないお子様は、成績の伸びに差が出てきます。日々の学習に直結するため、早めの自己分析が必要です。
栄光ゼミナールは他塾と比較し、授業の進度がゆっくりです。塾によっては、5年生までで中学受験の内容を全て終わらせ、演習時間を確保することもあります。ただ栄光ゼミナールの授業についていくだけでは、他塾の生徒に対抗できない可能性があります。苦手な部分は、しっかりと身につくように丁寧に進めていく必要がありますが、余裕のある場合は、予習をすることも成績を上げる上で効果的です。予習をすると、授業の理解度がより深まります。しかし、小学生のお子様にとって、1人で理解するのは難しいため、第三者のサポートが必要です。
栄光ゼミナールでは、幅広いレベルのお子様が使用できるよう、様々なレベルの問題が豊富に含まれているテキストを与えられています。しかし、教材の量が多いため、全てをこなすことはできません。全てを解こうとすると、やりっぱなしの状態になり、必要な知識が身につかない可能性が高いです。しかし、自分のレベルを知り、やるべきことを判断できるお子様は少ないです。レベルに合っていない問題に長時間考え続けたり、偏った勉強で必要な課題がこなせていなかったりと、自宅での学習が非効率的になっているケースがあります。お子様に必要な課題を提示することで、自宅学習を意義に行えるようになり、成績アップにつなげることができます。日々の学習を無駄にしないよう、早めにサポートする必要があります。