日能研で、偏差値40のお子様は、日常で使用するテキストをもとに作られているカリキュラムテストの点数もとれない場合があります。その理由は、わからないことがそのまま放置され、次に進んでいるためです。日能研は、中学進学塾の中で、授業の進度がかなり速い塾です。また、週単位で授業内容のカリキュラムテストが行われるため、復習をする時間をとれないまま、次のテストの勉強に追われている可能性があります。
偏差値40のお子様は、授業についていけず、理解できないまま日々過ごしている場合があります。このようなお子様の場合、自宅での学習でフォローする必要があります。しかし、日能研では、プリントや多数のテキストなど、教材が多く、何に手をつけたらよいかが分からなくなっているケースが多いです。また、中には難易度が高い問題も多く、レベルにあっていない問題に長時間かけてしまい、勉強がはかどらないお子様もいらっしゃいます。特に偏差値40のお子様は利用する問題の取捨選択が必要です。
上位クラスは比較的少人数のため、お子様1人1人に指導が行き届いていますが、下位のクラスでは、人数が上位クラスに比べて多くなっているため、フォローが不十分になっている場合が多いです。また、下位のクラスでは、先生が課題の確認などできていなかったり、課題などを自主性に任せてしまったりという状況があります。下位クラスは自力では勉強できず、手助けが必要なお子様が多いにも関わらず、十分にフォローが行き届かないため、伸び悩んでいる場合があります。
算数は暗記教科と考え、解法を丸覚えさせようとする方が多くいらっしゃいます。確かに解法を覚えれば、範囲の狭いテストの成績は一時的に上がります。日能研のカリキュラムテストも解いたことのある問題からの出題が多いため、解き方さえ覚えていれば良い点数をとれる場合があります。しかし、そのような学習では、範囲の定まっていない実力テストでは良い点数がとれない可能性があります。偏差値40から成績が上がらず悩んでいるお子様は学習方法を見直す必要があります。
偏差値40から上がらないお子様は、家庭での学習習慣がついていない場合があります。塾にいる時間が必要以上に長いお子様も注意が必要です。自習していたとしても、目が行き届いていない場合が多く、学習がはかどっていない場合があります。家庭でしっかり学習することが成績を上げるうえで大切になります。算数は即効性がなく、普段の学習の積み重ねで力がついていきます。受験が近づくと間に合わなくなる可能性があるため、早めに対策することが大切です。
算数はつまずいている部分があると、次の単元の理解に大きく影響するため、苦手な部分がある場合、早めに克服することが大切です。偏差値40のお子様は、何が分からないかが分からず、何から手をつけてよいか悩んでいる場合がほとんどです。まずは、どこが苦手かを把握する必要があります。そして、その部分を集中的にフォローすることで、授業にもついていきやすくなります。
日能研のカリキュラムテストは、普段授業などで使用しているテキストから出題されます。授業のテキストを自宅で解き直しているお子様は、ある程度点数をとることができます。しかし、偏差値40のお子様の場合、余裕がなく、カリキュラムテストの点数もとれない場合があります。また、授業内容が理解できず、自宅で何から手をつければよいか分からなくなっている可能性があります。テキストの内容や、課題がレベルにあっていないこともあります。しかし、日能研では、指導が行き届いていなかったり、課題の確認ができていなかったりするため、個別にフォローされていません。自宅で、お子様に合ったレベルの課題を提示しフォローする必要があります。
お子様や塾に任せっきりにするのではなく、家庭で学習にしっかり介入することが大切です。日能研の授業は進度がはやく難易度も高いためついていけなかったり、家庭でなかなかサポートできなかったりし、家庭教師を利用する方もいらっしゃいます。そのように学習環境を整えることが、学習習慣をつけることにもつながります。また、小学生の集中力は長く続きません。怒られながら学習したり、だらだらと長時間学習したりしても、学習内容が身につかないため注意が必要です。お子様がやる気を出し、自分から学習ができるよう工夫する必要があります。必要に応じて効率よく学習できるようアドバイスしたり、できるようになったことに対しては気づいてしっかり褒めたりするなどモチベーションを高めることが大切です。
解法の丸暗記のような学習ばかりしていると、思考力がなくなります。解法が分かっている問題には対応できても、文章の表現が変わったり、問われ方が変わったりすると対応できなくなる場合があります。日能研では大量の課題が出されることがあり、どうしてもしっかり考えず、解き方が作業的になりがちです。課題の取捨選択をしたり、時間を意識したりするなど学習の質を高めることが大切です。
どこでつまずいているか分からなかったり、家庭でどのような勉強をさせればよいか分からなかったりと、悩む方も多いのではないでしょうか。与えられる多数の教材の中で、どれを利用すればよいか迷う方も多いと思われます。そのため、今のレベルに合っていない問題をがむしゃらに解き、日々の勉強が非効率的になっている可能性があります。日能研では、選択講座の数がかなり多く、成績が上がらないことへの焦りから、様々な講座に手をつけすぎている方が多数いらっしゃいます。苦手な部分を克服することを目的に、単科講座をたくさんとる方も多いですが、講座により苦手を克服することは難しいです。1クラスの人数が多く、お子様にあった対策ができない場合がほとんどです。そのため、単科授業にもついていけず、より苦手意識を強めてしまう可能性があります。また、講座をたくさんとることで、自宅で十分な復習ができず、通常の授業がさらに理解できなくなる場合があります。お子様によって、つまずいている部分は様々ですし、必要な問題も違います。多数の選択講座に手をつけるのではなく、お子様に合ったレベル、教材を使用してフォローする必要があります。