学年が上がってクラス落ちするケースがあります。原因の1つは勉強方法を見直していないことがあげられます。低学年のうちはなんとか手がまわっていた子供も、学年が上がるとテキストの量も増えるため、復習が追い付かなくなることがあります。学年が上がると、時間の使い方や勉強方法をより効率よくする必要があります。目の前にある課題に追われてやりっぱなしになり、必要なことが身につかない勉強を続け、さらに算数ができなくなるという悪循環に陥っている可能性があります。
日能研のカリキュラムテストは、普段使用しているテキストから出題されます。その点数でクラス分けや席順が決まるため、目先の点数にこだわり、暗記に頼った勉強をしがちです。そのような勉強方法を続けてきた子供は、本質を理解できておらず、基礎が身についていない状態です。算数の応用問題は、今までに習った内容を複合して問題がつくられています。各単元の基礎が身についていなかったり、頭の中でつながっていなかったり、そもそも忘れていたりということが重なり、入試や公開模試で問われるような応用問題に対応できていない可能性があります。
日能研は、普段の授業以外でオプション講座が用意されています。算数の成績が上がらなかったり、クラス落ちしたりすることへの焦りから、多くのオプション講座に手をつける子供がいます。苦手を克服することを目的に選択する子供もいます。しかし、講座に時間をとられ、自宅での復習時間が十分にとれず、逆効果になっている子供も多いです。
集中力がなかったり、勉強する習慣がついていなかったりし、スムーズに学習が進まないお子様がいらっしゃいます。自宅での学習が不足しているとクラス落ちする原因になります。日能研では成績によってクラスや席順が決まります。クラス落ちするとさらにやる気がなくなります。成績が上がるよう十分にサポートすることが大切です。また、小学生の集中力は長くは続きません。お子様によっては、テレビを見たり音楽をきいたりしながら、だらだらと勉強している場合があります。そのような状態では学習効率が悪くなり成績が伸びません。また、時間の限られたテストの中では集中して取り組む必要があるため日頃から意識することが大切です。
実際の入試では、途中式や考え方を記述する問題が良く出題されます。慣れていないお子様は、思うように点数がとれない可能性があります。記述問題は難しく考えず、式をしっかり書いたり、少し言葉を付け加えたりとできる範囲から始めることが大切です。また、お子様に任せっきりでは、間違った解き方をしていても改善されません。日能研で下のクラスの場合、指導が行き届いていないこともあるので、家庭での対策が必要です。
大切なことは、多くの教材に手をつけることではありません。基礎を固めることが重要です。どれだけ基礎が固まっているかで、成績の伸びが大きく違ってきます。日能研では、学年が上がるにつれて、多くの教材が与えられます。全てをこなすことは不可能です。がむしゃらに目の前にある問題を解く勉強は効率が悪く、やりっぱなし状態になるため、必要なことが身につきません。理解できていない部分を優先的に勉強することで、効率よく基礎固めできます。やるべきことと、そうでないことを区別して勉強できている子供は大きく成績アップすることが期待できます。
もちろん、発展問題に対応するためには、いきなり挑むのではなく、必要な基礎力を身に着けることが大切ですが、今のレベルにとどまるのではなく、目標をもつことが大切です。また、上位のクラスは比較的人数が少なくなっています。下位のクラスは人数が多いため、課題のチェックなど指導が行き届かないことが多いですが、上位のクラスはきめ細かな指導が受けられるというメリットもあります。
勉強時間を確保しているのに、クラス落ちしてしまうと子供は自信をなくし、やる気もなくなります。あきらめかけている子供もいます。カリキュラムテストには、クラスによって基本問題+共通問題のテストと、共通問題+発展問題のテストがあります。難関校を目指している子供は、共通問題+発展問題のテストに対応できる実力をつける必要があります。今のクラスと志望校のレベルにギャップがないかを確認する必要があります。
算数の苦手を克服しようと、多くのオプション講座に手をつけている方は注意が必要です。オプション講座は、クラスの人数も多く、1人1人に合わせたフォローはできない場合が多いです。そのため、苦手な分野はオプション講座にもついていけず、さらに苦手意識を強めてしまう可能性があります。また、オプション講座に時間をとられ、自宅での学習時間が確保できず、他の教材に関してもやりっぱなし状態になるケースがあります。子供1人1人、必要な学習内容は違います。家庭学習を効率よくできるようになると、成績は大幅に上がる可能性があります。
学習習慣をつけるためには、お子様のやる気を引き出すことが大切です。間違えた部分のみを指摘するのではなく、できるようになったことに気づきしっかり褒め、お子様のやる気を引き出すことが大切です。また、時間を決めて集中して学習することが大切です。限られた時間の中で正確に解く練習をしたり、思考力を養うためじっくり考える時間を確保したりと効率よく学習する必要があります。学習習慣がしっかりついているお子様は、受験勉強がスムーズに進みます。早いうちから、習慣づけることが大切です。
成績が伸びずクラス落ちするお子様や、ケアレスミスの多いお子様は途中過程をしっかり残すことを意識することが大切です。途中式や考え方を記述することで、お子様が理解不十分な部分を把握しやすいです。また、頭の整理をすることにもつながります。実際の入試でも、普段記述することに慣れているお子様は、落ち着いて解くことができます。記述問題はすぐにはできるようにならないため、早めに取り組む必要があります。
家庭学習をお子様だけに任せることは、とても危険です。小学生の中で、正しい勉強方法を身に着けているお子様はほとんどいらっしゃいません。お子様に任せてしまうと、いざ本格的に受験勉強する際伸び悩む原因になります。また、学年が上がってクラス落ちする原因にもなります。家庭でフォローする必要があります。しかし、家庭で何をさせればよいか分からなかったり、なかなか成績が上がらなかったりと悩んでいる方が多いと思われます。RISU偏差値リカバリーは、家庭学習で悩んでいるお子様のサポートをします。成績を最大限伸ばせるよう、早めに対策しましょう。