日能研で成績を伸ばすためには、家庭での学習習慣が非常に重要になってきます。日能研では、授業を受け、自宅で復習し、テストを受けるというサイクルが週単位で繰り返されます。そのため、学習習慣がついていないお子様は、日能研のカリキュラムについていけず成績を伸ばすことができません。高学年で入塾し、日能研の指導方針に慣れていないお子様は注意が必要です。
難関校を受験する場合も、テストは全て難問ばかりではありません。正答率の高い基本的な問題、差をつける応用問題、正答率の低い問題など、様々なレベルの問題が含まれています。日能研のテキストでも、様々なレベルの問題が掲載されています。基礎が身についていないにも関わらず、難しい問題の学習に長時間かけて、学習がはかどらないお子様がいらっしゃいます。同様にテストでも、時間配分がうまくできておらず、点数が伸びないケースがあります。
日能研で成績を伸ばすには、日能研の学習スタイルに合わせてリズムにのることが大切です。1つのペースメーカーとして、カリキュラムテストがあります。学習習慣がついていないお子様は、カリキュラムテストで良い点数をとることができません。カリキュラムテストに復習を間に合わせることを1つの目安として、学習に取り組むことが大切です。しかし、お子様によっては授業についていけなかったり、課題が多すぎたりと、何らかの問題があり、家庭学習がうまくできていない場合があります。家庭で授業内容の理解を深められるよう環境を整えたり、課題の取捨選択を行ったりし、スムーズに学習できるようサポートすることが大切です。
算数が苦手なお子様や、最下位クラスのお子様は、基本的な問題を確実に正解できるようにすることが大切です。入試で出題される問題も応用問題ばかりではありません。基本的な問題でしっかり点数をとることが合格につながります。理解不十分な箇所を把握し、重点的に演習する必要があります。また、ケアレスミスの多いお子様は、限られた時間で正確に解けるよう、途中過程をしっかり意識して演習するなど、トレーニングする必要があります。基礎がしっかり身につくと、最下位クラスから上がれる可能性があります。