5年生後半になって、成績が一気に落ちるお子様がいらっしゃいます。実はサピックスでは、5年生後半になると、入試に向けて実戦的な問題をどんどん解くようになります。さらに、テストでも応用問題が多く出題されます。ですので、今までに習った内容が曖昧なお子様は、これらの実践的な問題や応用問題に対応できず、成績が下がります。一方、基礎学力のあるお子様は、演習問題に取り組む事で急激に成績が上がる可能性がありますが、基礎が身についていないお子様は、入試直前、成績が伸びず苦労する場合が多いです。入試直前で苦労しないためには、サビックスに通いながら合間を縫って、基礎学力を身に付けていかなければいけません。基礎学力を身に付けるためには、基本問題を集めた問題集を購入し繰り返し解くのが一番です。問題を解くときは、ノートに問題を写して解いて採点しましょう。そして解説を見ながらどこで間違ったのかを書き残しておきましょう。そうすることで、次回、似たような問題に挑戦する時に気を付けて解くことができ、それを繰り返すことで、正しい基礎知識を身に付けさせることができますよ!
サピックスで使用しているテキストには、表と裏に全く同じ問題がのっており、授業前に自分の力だけで解き、授業後、正しい解答になるように解き直すことが求められています。このようになっている目的は、授業の理解度を図るためです。しかし、難しい問題が多いため、よく解き方を理解できないままとりあえず解法を丸暗記しているお子様がいらっしゃいます。このような学習方法では全く身についていないので意味がありません。ですので本来は、その公式を使った問題を数問解かせる必要があります。それに加えて、応用問題を解かせて完全に定着させなければいけません。にもかかわらず、そのような学習でも、直近のテストでは対応できる場合があります。しかし、先ほども述べたように解き方の本質を理解せず、丸暗記のような学習を続けていると、範囲が定められていないテストでは点数がとれず、成績が下がります。ですので、丸暗記の癖がついてしまっている場合は、一刻も早く癖を治さなければいけません。癖を治すには、解答欄を切り離して解答を預かって自力で解かせるようにしましょう。最初は怒るかもしれませんが、慣れてくれば自分なりの解き方を見つけ出してどんな問題が出題されても,とけるよになってくれるはずですよ!
小学生で習う算数の内容はかなり膨大であり、その上、暗記教科ではないので理解が必要です。そのため、習ったその日からできるようになるといった即効性がありません。そのため、早めに基礎固めをしておく必要があります。受験勉強で必須なのは、応用力ではなく基礎学力です。実際に受験勉強を本格的にする際、基礎学力のあるお子様は、演習次第で成績がどんどん上がります。しかし、基礎が曖昧なお子様は受験直前に成績が下がる可能性が高いです。もし、受験直前に成績が下がってしまったら、それまでの模試で志望校を射程圏内におさめていたとしても、合格できない可能性が高いです。ですが、サピックスは、授業でレベルの高い問題を扱う場合が多く、基礎的事項が不十分になりがちです。ですが、順調に成績を伸ばすためには早めに基礎固めをしておく必要があります。
サピックスでは、クラス分けに直結するテストが頻繁に行われます。クラス落ちする不安から、一夜漬けで丸暗記に頼った学習をするお子様がいらっしゃいますが、そのような勉強方法では本質を理解できていないため、全く身についていないのです。そのような効率の悪い解き方をしている場合もあります。算数の成績を上げるためには、解き方の過程をしっかり理解することが、成績を上げるうえでとても大切です。ですが、サピックスでは、お子様1人1人に細やかなサポートが行き届いていない場合が多いです。ですので、お子様が間違った勉強方法をしていたり、間違った解き方を覚えていたりする場合、第三者が指摘しなくては気づきません。しかし、お子様にまかせっきりにしていて誰も間違いを指摘してくれない状況が続くと間違った解き方が癖になってしまう危険性があります。間違った解き方が癖になってしまうと、受験直前に成績が落ちる場合があるので早めの対策が必要です。とはいえ、一度ついた癖を短期間で治すのは、至難の業ですので、RISU偏差値リカバリーの力を借りる事をお勧めします。