早稲アカでは、四谷大塚の「予習シリーズ」という問題集と、早稲アカ独自の教材を組み合わせて授業をすすめています。予習シリーズは様々なレベルの問題がのっており、解説も詳しく書かれています。お子様が自分の苦手分野やレベルを把握できておらず、どのレベルの問題を中心に解けばよいか、どの部分の解説をしっかり読めばよいか分かっていないことが多いです。とりあえず全部しようとすると、中途半端になり、大切なことが身につきません。
早稲アカの先生は、体育会系の先生が多く、熱血指導で有名です。お子様によっては、モチベーションが上がり積極的に学習に取り組めます。しかし、相性の悪いお子様は、近づきにくいと感じる場合があります。また、厳しい先生が多く、中には怒鳴る先生もいらっしゃいます。そのため、ストレスを感じ、学習に意欲的に取り組めなくなることがあります。
サピックスは合格実績を上げる必要があるため、どうしても上位のクラスに力をいれます。下位のクラスの雰囲気はどうでしょうか。もしかするとお子様がクラスの雰囲気に馴染むことができていないこともあるかもしれません。算数ができない、下位のクラスになる、先生やクラスの雰囲気が合わずに成績が下がるという悪循環で成績が伸び悩んでいるケースがあります。
自分のレベルより低い問題を繰り返し解いても、高い問題に時間をかけすぎても、成績は伸びません。早稲アカは演習量を確保することを重視し、大量の課題を与えます。しかし、全てをこなすことは不可能なので、苦手な箇所を中心に、レベルに合った問題で勉強する必要があります。偏差値45のお子様は、自分のレベルや苦手分野を把握できていないことがほとんどです。そのような状態では、効率よく学習することはできません。まずは、苦手な分野をピックアップし、優先的に勉強できるようフォローする必要があります。
順調に成績を伸ばすためには、分からないことを放置せず、しっかり解決したうえで次に進むことが大切です。早稲アカでは、先生の熱血指導に圧倒され、自分から質問できないお子様が多くいらっしゃいます。また、頭の整理ができておらず、分からないことを伝えきれないお子様もいらっしゃいます。お子様の解き方を近くで見て、必要なときは教えてくれる人がいるとお子様は安心して学習できます。また、基礎がしっかり身につくため、成績が伸びる可能性が高いです。算数は各単元が関連しているため、分からないことを放置して次に進むと、次の単元も理解できなくなることが多いです。早めに対策する必要があります。