四谷大塚は、普段の授業で予習シリーズというテキストを使用します。お子様は予習をして授業に参加するようになっています。予習できるよう、説明は詳しく書かれています。しかし、どんなに解説が詳しくても、新たな内容を子供が1人でよんで理解するのは大変難しいです。ポイントがつかめないこどももいます。また、偏差値45のこどもは、今までに習った内容が理解できていなかったり、忘れていたりするため、新しく習う内容を理解しづらい可能性があります。また、四谷大塚は週単位で授業が進み、毎週理解度テストが行われます。予習、授業、復習のサイクルにうまくのる必要があります。自宅で勉強する力がなかったり、何をすればよいか分からなかったりするお子様にとっては、うまく活かしきれない可能性があります。
四谷大塚は、1クラスの生徒数が30人程度と多くなっています。そのため、こども1人1人に細かな指導を行き届貸せることは難しいことも。また、自分から質問できないこどもはついていけなくなることが多いです。また、課題のチェックも行き届かず、モチベーションを保てないこどもは勉強をさぼりがちになることがあります。偏差値40のお子様は、何が分からないかが分からず質問できなかったり、何から手をつければよいか分からず家庭学習がうまくできていなかったりということが多いです。
四谷大塚では1クラスの人数が多いため、先生の方から個別に教えにくる機会は少なくなっています。意欲的に質問にいけるこどもはよいですが、モチベーションの低い生徒は分からないところの質問もできず放置されて次に進みがちです。そのような状態が積み重なると、何から手をつければよいか分からないくらい算数が苦手になります。偏差値45から上がれないこどもは、苦手な部分を放置したまま進んでいることが多いです。特に算数は各単元が関連しているため、ずるずると理解できなくなってしまいます。
四谷大塚で成績を伸ばすためには、自宅での勉強の習慣がとても大切です。まず家庭で事前に予習をしてから授業に参加し、自分で復習してテストをうけます。これが毎週くりかえされます。自宅での勉強の習慣がついていないこどもはおいて行かれてしまいます。成績を伸ばせるかはこどものやる気にかかっているといっても過言ではありません。しかし、モチベーションを保つことはとても難しいです。偏差値45の子供は、算数の各単元で理解が不十分な部分があり、テストで点数をとれていないケースが多いです。勉強しても成績がのびなかったり、クラスが上がらなかったりすると、子供は苦手意識をもち、やる気をなくしてしまいます。その結果家庭学習をさぼりがちになります。
算数は、人から教えてもらって一時的に理解できたとしても、十分に演習をしなければ定着しません。説明をきいて分かったつもりになっているだけのお子様は、実際に問題を出された際、対応することができない場合があります。また、板書をきれいにうつしているお子様も注意が必要です。よく理解できていないまま、何も考えずに作業的にうつしているだけの場合があります。お子様が本当に理解できており、必要な学習内容が身についているか確認する必要があります。
まずは、お子様が四谷大塚のカリキュラムについていけているかを確認することが大切です。理解できていないところが多いと、事前に1人で予習をして授業を受けることはできませんし、毎週のテスト勉強にも苦労してしまいます。四谷大塚は、5年生までで中学受験の内容を全て終え、6年生では復習や演習に時間をあてるシステムになっています。授業についていけてなく、理解があいまいな状態で進んでいると、6年生で受験勉強をする際、対応できなくなる可能性があります。理解できていないところは早めにキャッチアップし、フォローする必要があります。
四谷大塚では、お子様1人1人に細かな指導は行き届いていません。自宅で、お子様のレベルにあった課題を与えたり、できていない部分を丁寧に教える必要があります。普段使用している予習シリーズは詳しく説明が書いてありますが、今まで習った内容を復習しようとすると、どこから手をつけてよいか分からないことが多いです。四科のまとめという復習用のテキストもありますが、量が多いので全てをこなすのは難しいです。お子様のレベルや理解度にあわせて、やるべきことを優先順位をつけて提示する必要があります。お子様だけに復習を任せると、解けずに挫折したり、時間がかかりすぎて勉強がはかどらなかったりする原因になります。四谷大塚で成績を上げるには、お子様が積極的に勉強に取り組めるように促すことが大切です。お子様に合わせたレベル・内容の問題を与え、問題が解ける喜びを感じさせることで、モチベーションがアップし意欲的に学習にとりくめるようになります。
小学生は多くのことを習います。そして、全てが初めてのことです。そのため、説明をきいただけではなかなか自力で解けるようにはなりません。慣れることがとても大切です。公式など必要な知識をしっかり覚えても、使いこなせないお子様が多くいらっしゃいます。また、よく理解しないまま、適当に数字を当てはめて答えを出している場合もあります。そのような状態では、受験勉強を本格的に始める際成績が伸び悩むため、注意が必要です。インプットした知識をしっかりアウトプットできるかが最も問われるのは図形問題です。図形分野では、暗記すべき公式や定理がたくさんあります。問題を解く際は、必要な知識を組み合わせる必要があります。本質を理解できておらずただ暗記している場合や、頭の中が整理できていない場合は、持っている知識をアウトプットすることができません。また、難関校の入試では、文章問題や複合問題が多く出題されます。それらの問題は、一つの単元で完結することは少なく、いくつかの分野の知識をうまく使って解くことになります。小学生は、単元別に学習するため、掛け算を習っているときは掛け算を使ったり、相似の図形を習っているときは相似の知識を使ったりと、あまり考えずに問題を解いている場合があります。しかし実際の入試では、6年間の学習内容から何が必要かを考えなければなりません。様々なパターンの問題に当たったり、普段演習する際、知識の整理をしたりするなどして、身につけた知識をアウトプットできるようになる必要があります。小学生の学習内容は非常に多く、対策に時間がかかります。スタートが遅れると間に合わなくなる可能性があるため、早めに対策する必要があります。