


偏差値45をどう考えますか?一般的に偏差値50が平均なので、平均よりも低い数字です。分かりやすくするために100人中の順位で表すと、だいたい65~70位くらいです。志望校合格を目指し、サピックスを利用しているのに、なかなか45から上がらず焦っている方が多いのではないでしょうか。まずは偏差値50を目指しましょう!偏差値が45から上がらない理由は必ずあります!ですので、まずは上がらない原因を突き止めて、正しい対策することが大切です。実は、偏差値45レベルでは基本的なことが抜け落ちていて何から手をつければよいか分からなくなっている可能性がありますが、偏差値45くらいのこどもは勉強しているのに伸び悩んでいるこどもがほとんどです。ですので、勉強方法を見直せばのばせます!
サピックスでの平均的な学力が身についていない偏差値45くらいのこどもは、中途半端に理解している場合があります。本質を理解しないまま、なんとなく答えを出している可能性があります。そのような勉強の仕方では、本質が理解できていないため勉強する意味が全く意味がありません。そのように理解が中途半端な理由は、復習がしっかりできていないことが考えられます。サピックスは難関校受験用の授業、テキストとなっているため、レベルが高く、テキストの量や課題も多くなっています。よって、課題をこなすだけで精一杯になってしまい、やりっぱなしになっている可能性があります。それだけでなく、基本問題にはほとんど、触れないために算数が苦手なお子様にとってはかなり厳しいのです。ですので、まずはお子様の状況をきちんと把握して、基礎固めが必要と判断した場合は、教材とは別に中学受験対策の算数の基礎編を購入し、繰り返し解かせて基本問題で確実に点数を取れるようにしておきましょう。そのためには、公式を完璧に定着させましょう。公式を定着させるには、ノートに繰り返し解くのが一番ですが、アルファベットを使って覚えようとしても、実際の問題を解くときに結びつきにくいので、好きな数字を適当に入れて何度も書いてみましょう。そうする事で定着しやすくなりますよ!一方、得意な部分は、複数問題を解くことで身に付き答えを導くことができるようになりますが、苦手な部分はやりっぱなしの状態では身につかず抜け落ちてしまいます。中途半端な理解の状態のまま受験期を迎えると、伸び悩み、焦りにつながります。ですので、早い段階で、お子様がどこでつまずいているのかをしっかり把握して、細かく分析して克服させるようにしましょう。
サピックスではクラス分けのテストが頻繁に行われます。ですので、中途半端に理解しているこどもは、学力に波があり、クラスがころころと変わる可能性があります。そのように学力が安定しないと固定した先生から授業がうけられず、こどもが慣れないため勉強しにくい環境になります。それだけでなく、先生の方もお子様の学習状況を把握できないため、どんどん置いてけぼりになってしまいます。それだけでなく、人見知りのお子様は、先生に質問することがなかなかできないため、苦手分野を克服することが難しいのです。また、がんばっているのにクラス落ちしてしまうことに対して傷ついてしまい、モチベーションが下がるこどももいます。モチベーションが下がってしまうとネガティブ思考になりやすいので、受験をやめたいと言い出してしまう可能性が高くなります。ですので、まずは、お子様の自信を取り戻すためにもまずは安定した平均的な学力をつけることが大切です。そのためには、テストの出題傾向を知り、どのような問題が出やすいのかを把握しましょう。そしてそこで使われている公式や計算方法を重点的に覚えていきましょう。そうする事で、学習の効率がぐんと上がり合格へ近づくことができます。
今、偏差値が45でそこから上がらないという理由で、目標を下げてしまうとこどもの伸びる可能性をなくしてしまうことにつながります。また、競争心もなくなり、意欲的に取り組めなくなります。ですので、お子様の学力よりも少し高めの志望校を設定してお子様のモチベーションを保つように心がけましょう。最初は勉強したがらないかも知れませんので、成績が良かった頃の話をしてみて下さい。そうする事で、楽しかった記憶が蘇り、やる気を出してくれる可能性が高いですよ!
学力が不安定な原因の1つとして、やりっぱなしになっていることがあげられます。教材や課題の量が多すぎてこなすだけで精一杯になっていたり、手がまわらない状況になっているケースがあります。基礎力をつけるためには、いろいろな問題に手をつけて中途半端な状態で数をこなすよりも、確実な知識をつけることの方が大切です。膨大な課題に追われ、とりあえず数をこなしているお子様にとって、今何を優先して学べばよいかをしっかり見極めることが大切です。しかし、サピックスの授業では、2週間で1単元という速いスピードですすみ、苦手な分野をゆっくり教えてくれるような授業ではありません。やりっぱなしの状態では、苦手な部分はいつまでも身につかない状態になります。苦手な部分や中途半端に理解している部分は自宅でしっかりフォローすることが大切です。それによって、授業の理解が深まり、お子様の負担が軽くなり、成績アップにつながります。
偏差値45のお子様は、苦手分野をつぶせるようフォローすれば成績は上がります。逆に中途半端な状態で進むと、がんばっても成績が下がる可能性があります。ですので、しっかりと自宅学習でフォローしましょう、もし、適切なフォローしなければ、クラスが下がったり、がんばっても上がらないことが続くとこどもは自信をなくし、モチベーションが下がります。また、頻繁なクラス替えは、担当の先生の変更が激しく慣れなかったり、精神的な負担になったりするため、お子様にとって集中できる環境ではなくなる可能性があります。サピックスの授業はただ行くだけでは成績を上げることはできません。自宅でのフォローが必要です。特に偏差値が45くらいで、全体の平均に学力が届いていないお子様は1人ではサピックスのレベルの高い授業と、膨大な課題をこなすことはできません。こなしているように見えてもやりっぱなしでほとんど身についていない可能性があります。ですので定期的に課題を確認し、きちんと理解できてるかどうかを把握しておきましょう。
サピックスは難関校を目指すお子様にレベルを合わせた授業を行っています。偏差値が45くらいなので志望校を偏差値45程度の学校に下げるとサピックスの授業を最大限に活かすことはできません。偏差値45で今伸び悩んでいるのお子様も、自宅でのフォロー次第で成績を上げることができます。お子様の可能性を信じましょう。