RISU 学び相談室

Q

小学生の子供の寝る時間が遅いことで、とても困っています。

Q RISU算数スタッフの回答

子供たちには日中、「友達と遊びたい」「好きなTVを観たい」といった誘惑がいっぱいで、こんな時間から?と思ってしまうような時間から宿題や勉強をすることも少なくないようです。 「勉強するのは良いけど、夜に勉強して睡眠時間が少なくなってしまわないかしら?」と心配されている親御さんは多いと思います。

勉強する習慣は大切ですが、夜遅い時間の勉強は子どもにとって一番大切な「睡眠時間」を削ってしまいます。睡眠不足は学習効果を著しく低下させるだけでなく、身体や心へ悪影響をもたらしてしまいます。

この記事では、なぜ睡眠が大切なのかを知っていただきたく、睡眠の役割、睡眠不足により発生する3つの問題と、それを防ぐための3つのコツをお伝えします。

睡眠の役割と睡眠不足で起こる問題

これから上記の点について詳しく説明していきます。

◎脳の休息

睡眠の目的は体の疲労をとるためだと思われがちですが、実は体の疲労をとるためだけなら睡眠よりも、ただ動かずに安静にした方がいいのです。なぜなら睡眠よりも安静にしているだけの方がエネルギーの消費量が少ないからです。

しかし脳は働き続けているので、起きている時間が続くと脳が疲弊して集中力が低下し、情緒も不安定になってしまいます。

研究によりますと、睡眠不足状態が5日間続くと、うつ病や統合失調症と似た脳機能の変化がみられ、不安を感じやすくなったり、突然精神状態が混乱したり、気分が落ち込んでまったりする傾向が強まることが明らかにされました。

参考サイト:『潜在的睡眠不足』の解消が内分泌機能の改善につながることを明らかに

◎成長ホルモンの分泌

子供の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌は、午後10時から午前2時までに最も多くなります。
成長期である子ども達にとって、この時間帯の睡眠は必要不可欠です。
夜10時を過ぎてから寝るような生活が続くと、成長ホルモンが活発に分泌されなくなってしまいます。

成長ホルモンは骨や筋肉に作用して体の発育を助けることだけがその働きではありません。
免疫力を高めて病気になりにくくしたり、脂肪を分解して肥満を防ぐといった働きも行っています。

つまり睡眠不足による成長ホルモンの不足は、子ども達の成長を妨げるだけでなく、健康な身体を整えることさえも出来なくなってしまう可能性があるのです。

◎記憶の整理と定着

睡眠には、日中に記憶したことを忘れないように整理して定着させる働きがあります。
これは一日の間に行ったこと全てであり、寝る直前に学んだことに限りません。
よく寝る前に勉強をすると記憶が定着すると思われがちですが、寝る時間が遅くなってしまっては意味がありません。

睡眠不足の状態が続くと、脳のパフォーマンスが下がり集中力も落ちてしまいます。
その結果、授業をしっかり受けることが出来なくなり、学力の低下の原因となってしまうのです。
このことから睡眠不足のまま勉強をしても、十分な学習効果は得られないことがわかります。

ではお子さんに十分な睡眠を取らせるにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは睡眠不足を防ぐコツを教えます。

睡眠不足を防ぐための3つのコツ

◎朝の時間を大切にする

寝る時間を一定に保つことは難しいですが、朝起きる時間を一定に保つのは比較的容易ではないでしょうか。
体内時計では、朝起きてから14~16時間後に眠くなると言われています。
週末でも朝の起床時間を一定にしたり、眠ろうと思っている時間から逆算して起きることで、夜は同じような時間に自然と眠くなり、寝る時間も一定にすることができます。

お子さんにとって、TVやゲームの誘惑に耐えることは難しいことですが、夜にやりたい気持ちをぐっとこらえて朝に回してみませんか。
朝起きて、学校に行くまでの時間までであれば自由にやってもよいというルールにすることで、お子さんは早く起きてくれるようになるかもしれません。

また、例えば朝にRISU算数に取り組むのもいいかもしれません。朝から勉強することで脳が活性化し、学校の授業を効果的に受けることができます。
こちらでは、毎朝決まった時間にわずか8分、RISU算数での学習を継続し、模試で優秀な成績を修められた早川君の保護者様の声をご紹介します。


早川君 小3(当時)
四谷大塚 全国統一小学生テスト 全国No.1

中学受験を考えており、2年生の春からRISUを始めて、1日8分、決まった朝の時間にコツコツと進めていました。
1年半ほどで6年生の内容まで進みました。3年生の2月より本格的に通塾が始まりますが、RISUのおかげで良いスタートラインに立つことが出来ました。ありがとうございました。

◎夜は光を避け、朝は光を活用する

実は夜に寝る準備は、もう朝から始まっているのです。
朝起きたらなるべく窓側に移動し、朝日を感じるようにしましょう。朝日を浴びた刺激により、眠気を誘発するメラトニンを抑制することができます。
朝にしっかりとメラトニンを抑制することで、夜にはしっかりと分泌され自然と眠くなるのです。

よりよく眠るために、夜は寝る少し前から照明を間接照明や暖色の柔らかい光にして、ブルーライト系(テレビ、スマホ、コンビニ)の強い光を避けましょう。
杏林大学医学部の古賀良彦教授によりますと、寝る前にブルーライトの光を浴びると、途中で目が覚め、継続して眠ることができなくなってしまうそうです。

参考サイト:ブルーライト研究会

RISU算数のタブレットなら、極限までブルーライトをカットしていますので夜の勉強も安心です。

タブレットで勉強をしたとしても、子どもたちの入眠を妨げないようなつくりになっています。

◎入眠儀式を決めておく

スポーツ選手が行っているルーティンが話題になりましたが、睡眠においても実はルーティンはとても重要です。
それは普段から行っている行動をすることで、リラックスした状態で、自然ともう寝る時間だと意識づけをすることができるからです。

お子さんなら寝る前に本を読むことはとても効果がありますが、親御さんが一緒に本を読んであげるとなると毎日行うのは難しいこともありますね。
しかしルーティンは難しく考える必要はありません。
ぬいぐるみを抱っこさせるとか、お水を少し飲んでからトイレに行くとか、寝る直前にパジャマに着替えるとか、どんなことでも構いません。
また、お子さんだけ先に寝るように言っても、親御さんが起きていて、部屋が明るかったりテレビがついていると、何か楽しいことがあるかもしれないと思ってなかなか眠れないお子さんもいるでしょう。
思い切って、ルーティンをお子さんと一緒に寝てしまうと決めるのはいかがでしょうか。家族全員が朝型となり、朝の時間の有効活用ができるかもしれません。

そんな毎日のルーティンの1つにRISU算数での学習を取り入れるのはいかがでしょうか。

RISU算数ではスモールステップで、1回の学習時間は数分で終了しますのですきま時間を活用して学習することが可能です。
入眠時間を決めておき、その時間までで効率よく学習を進めることができます。

続けることでそれがルーティンとなり、リラックス効果を与えてくれるのです。

まとめ

必要な睡眠時間は個人差があり、大人では2~4時間の睡眠で十分なショートスリーパーも存在しています。
ですが、成長段階にいる子ども達には睡眠は必要不可欠なものです。
アメリカのメジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手は小学生の時、9時には寝ていたそうです。さらには練習で疲れると、9時より前から寝て、起きずに朝を迎えることもあったそうです。

十分な睡眠時間を確保することは非常に重要ですが、塾などで忙しい現代のお子さんには難しいこともあるでしょう。
ですが、少なくとも成長ホルモンの分泌が盛んになる午後10時までには寝るようにしてあげたいものですね。

睡眠については人間の眠っている時間のことなのでわからないとされてきたのですが、今回ご紹介させていただいたように、睡眠に関する研究は多方面で進んでおり、しっかりとした科学的根拠に基づいています。
お子様にも正しく説明してあげたうえで、親子で一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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