RISU塾
マネージャー 割ヶ谷 啓太

RISU塾のマネージャーをしている割ヶ谷啓太さん。
RISU に入社する前までは、ダンサーとしてのお仕事をされていました。
そこから教育ベンチャーに入った理由や、今後のRISU塾の展望をお伺いします。

RISU塾のマネージャーをしている割ヶ谷啓太さん。
RISU に入社する前までは、ダンサーとしてのお仕事をされていました。
そこから教育ベンチャーに入った理由や、今後のRISU塾の展望をお伺いします。

入ってすぐにリブランディング。
ベンチャーのスピード感を味わった

まずは割ヶ谷さんの自己紹介と経歴を教えてください。

RISU塾でマネージャーをしております割ヶ谷です。よろしくお願いいたします。

今は、RISU塾のマネジメントをしています。一部プレイヤーとして現場の授業や親御さんからの問い合わせの対応もしていますが、基本的にはRISU塾の運営管理をしています。

大学卒業後は一般企業に就職をして、その後は一般職というよりも、いわゆるダンサーとして活動していました。この会社に入社し、これまでの経験を活かして、塾という業態で働いています。

ダンサーの経歴もあるのですね。教育現場でも存分に活かされていることが社内でも噂になっています。転職の際に、RISUを選ばれた理由もお伺いしてもよろしいでしょうか?

元々教育業界はあまり考えてはなかったんですけれども、その当時にやっていたダンサーの経歴が現場で活かせるところはないかなっていうところが転職の軸としてありました。

そこで代表に声をかけていただいて、教育っていうところに改めて興味を持ってジョインしたって感じですね。

そうだったんですね。実際RISUに転職した際の第一印象はどのようなものでしたか?

そうですね。

元々僕が入社した時期は、今のような「中学受験」に向けたサービスをしているというよりも既存の通信教材である「RISU 算数※」を使った塾を展開していたので、一般的に想像していた塾と違って、アットホームな塾だなという印象があって、とてもユニークに感じていました。

※同社が提供しているタブレット型の通信教材サービス https://www.risu-japan.com/

そこからRISU塾は、現在の「中学受験」に向けた業態に変化していきましたが、その過渡期にご活躍されていましたよね。当時の大変だったことや楽しかったことをお伺いしてもよろしいでしょうか?

まずは旧RISU塾時代は「算数の先取り」をメインに支援していたサービスだったので、算数の先取り学習に重点的にコミットしていましたが、当時から生徒の半数ぐらいは中学受験に向けた生徒さんでしたね。やはり中学受験向けとなると、それ専用のカリキュラムが必要になるので、そこを作っていくのは楽しかったですね。

ただ、リブランディングしてサービスとして立ち上がるかどうかの検証の段階でもあったので、試行錯誤をしていた時間は大変でしたね。

ただ今振り返ってみると実際にサービスが立ち上がって、だんだん顧客も増えてきているので、そこをなんとか乗り切ってよかったなと思っています。

中学受験業界への違和感。
親目線ではなく子供目線で中学受験に挑むRISU塾

では、そのリブランディングしたRISU塾について教えてください。
RISU塾はどのような塾でしょうか?

RISU塾は、中学受験をメインに扱っています。
しかし最も大切にしているのは、一人ひとりの状況に合わせた教育を提供するということです。

それは、偏差値が高いから良いという1つの価値観だけではなく、お子様が行きたいところにいくためにサポートすることです。その答えが「高偏差値の学校に入りたい」でも良いですし、「〇〇部があるから入りたい」といったものでも良いと思っています。

それを社内では「親目線ではなく、子供目線の教育」と呼んでいて、それがRISU塾のメインの価値観になっていると思います。

その成果か、昨年(2025年度)では合格率100%を達成することができ、全生徒に満足いく結果を提供できたのではないかと思っています。

ありがとうございます。「親目線ではなく、子供目線の教育」はいい言葉ですね。
他に業態として他との違いを教えていただいてもよろしいでしょうか?

中学受験においては、塾に通うことがほぼ必須となっているのが現状です。塾の形態は大きく分けて2つあります。

1つは「大手集団塾」と呼ばれる、集団授業を中心とした塾です。ここでは、固定されたカリキュラムに沿って一方的に教えるスタイルを採用しており、学習の中に自然と競争を生み出す仕組みが組み込まれています。

もう1つは「個別指導塾」で、通常は1対1や1対2の形式で、生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドのカリキュラムと手厚いサポートが特徴です。ただし、その分費用が高くなる傾向がありますよね。

RISU塾では、この2つの中間に位置する「セミ個別指導」という形態を採用しています。完全な個別指導ではないものの、小規模な集団の中で授業を行うことで、先生と生徒の距離が近く、きめ細やかな指導が可能です。

RISU塾の最大の特徴は、個別指導並みの柔軟なカリキュラムと小集団ならではの適度な競争意識が共存している点にあります。人数の調整によって、集団と個別の“いいとこ取り”を実現しているのです。

さらに、この手厚さでありながら料金がリーズナブルというのも、RISU塾の大きな魅力です。個別指導並のクオリティを安価に届けることで、多くの保護者の方からもご好評をいただいています。

そのため、RISU塾にはもともと個別指導を希望されていたご家庭よりも、大手塾のスピードや雰囲気が合わなかったお子様が多く通ってきています。大手集団塾では、全員が同じカリキュラム・同じペースで進むため、「置いていかれてしまう」ことや「競争環境に疲れてしまう」ことも珍しくありません。

一方RISU塾では、ベースとなるカリキュラムはありつつも、お子様一人ひとりの進捗や理解度に応じて柔軟に調整しています。

割ヶ谷さんが教室を運営するうえで、特に大切にされている価値観は何でしょうか?

小学生が対象ですので、常に小学生の目線に立ってコミュニケーションを取ることを大切にしています。

指導する際にはメリハリも必要ですが、まずはアイスブレイクをしっかり行い、学校や普段の様子をヒアリングすることで、お子様たちが安心して学習に取り組めるように心がけています。

その上で、学習にはしっかりとメリハリをつけていくことを意識しています。

RISU塾で働いていて、特にやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?

現在は管理運営という立場ですので、生徒の成績向上や合格は引き続き大きな喜びですが、塾全体の在籍数や入塾数が増加するなど、数値的な成果が出た時にも大きなやりがいを感じます。

入社後、即成長。
バッターボックスに立つ機会が多い職場

ご自身がRISUに入社されてから、感じている成長はなにですか?

入社当初は、目の前の生徒一人ひとりに対して、どのようにコミュニケーションを取り、どのような指導をすれば効果的なのかということを中心に考えていました。経験を積む中で、子供たちに響く指導方法や、成績を上げるためのメソッドが自分なりに確立できてきたと感じています。

そして、そのメソッドを社員、スタッフにも共有し、塾全体として成果を上げていくにはどうすれば良いかを考え、実践してきた結果が、今の状況につながっていると感じています。

マネージャーになってから大変だったことを教えてください。

以前は、一人ひとりのスタッフに寄り添うことを意識していましたが、それだけでは組織としてうまく機能しないこともありました。時には厳しく指導することも必要だと学びました。

今は、一人ひとりの距離感を大切にしつつ、雑談なども交えながら、生徒の成長と塾の運営という共通の目標を常に意識してもらうように働きかけています。状況に応じて、必要な雰囲気や指示を考えながら、日々強弱をつけてコミュニケーションを取るように心がけています。

コンフォートゾーンに留まらず、常に成長の機会がある点には非常に驚きました。

現場の最前線からキャリアを積むことができるのは、RISU塾の魅力の一つだと思います。

現在はマネージャーという立場ですが、社員の方々の成長や学びをどのようにサポートされていますか?

RISU塾には、様々な経歴を持つ若手スタッフが多く在籍しています。

そのため、日々のコミュニケーションを密に取り、指示がしっかりと伝わっているかを確認することを意識しています。

また、若手だけでなく中堅のスタッフに対しては、新入社員やアルバイトの方々のフォローを積極的に行ってもらうように促し、メッセージの伝え方なども意識してもらうことで、組織全体の成長を目指しています。

RISU塾はどのような雰囲気の職場ですか?

総じて良い雰囲気だと思います。

仲が良いというだけでなく、仕事を進める上でのコミュニケーションが活発で、より良いものを目指して議論が白熱することもあります。

私自身は、そういった環境が組織の成長には不可欠だと考えており、それぞれのスタッフが物怖じせずに意見を出しやすい環境だと感じています。それは、マネージャーである私に対してだけでなく、先輩や上司、社員同士、アルバイトの方々に対しても同様で、風通しの良い、意見を議論できる雰囲気だと思います。

新規事業の多角化と既存事業の拡大両方を経験できるフェーズ

RISU塾として、今後挑戦していきたいことは何ですか?

ここ数年でリブランディングしたサービスがマーケットにフィットしてきたので、このサービスの拡大を目指して集客など拡大に向かっていきます。

それに加えて、中学受験を終えた後のフォローアップについても、少しずつ検討を始めています。せっかく中学受験を頑張った生徒たちが、そこで学習を終えてしまうのは残念ですので、その後も成長をサポートできるような、より広い視野を持った塾にしていきたいと考えています。

事業の拡大において、新規事業の立ち上げと既存事業の拡大という両局面を一気に味わうことができるフェーズなので、貴重だと感じています。

教育業界で働きたいと考えている方に向けて、RISU塾の良さやメッセージをお願いします。

教育業界は常に進化しており、IT化も進んでいます。もちろん、そういった技術を活用していくことは重要ですが、幼少期の学習においては、学習姿勢や目標達成のためのプロセスといった基礎が非常に重要だと考えています。

RISU塾では、データ分析も行いつつ、現場でのコミュニケーションを大切にし、子供たち一人ひとりに向き合った指導を行っています。一方通行の教育ではなく、お子様の状況をしっかりと見ながら、時代の変化にも対応したサポートができる点が、RISU塾の強みです。

子供たちの成長を間近で見ながら、自身のキャリアも築いていける環境で、私たちと一緒に新しい教育の形を作っていきませんか?