最小公倍数を 使った 通分とは
分母がちがう分数を、大きさを変えずに同じ分母の分数にそろえることを「通分(つうぶん)」と言います。通分をすると、分数の大きさを比べたり、たし算やひき算をしたりできるようになります。分母同士をかけ算してそろえる方法もありますが、数が大きくなって計算が大変になることがあります。そこで、2つの分母の「最小公倍数」を通分する数に選ぶと、一番小さな数で分母をそろえることができ、その後の計算がとても楽になります。
計算の ルール
1. 最小公倍数を見つける
2つの分数の分母の「最小公倍数」を見つけます。
2. 分母にかける数を考える
新しい分母がその「最小公倍数」になるように、もとの分母に何をかければよいか考えます。
3. 分子にも同じ数をかける
分母にかけた数と「同じ数」を、分子にもかけます(分母と分子に同じ数をかけても分数の大きさは変わりません)。
例題
問1
と を 通分しましょう。分母の と の 最小公倍数を 見つけて 通分しましょう。
問2
と を 通分しましょう。
解説
問1
分母の と の最小公倍数は です。 は分母と分子に をかけて 、 は分母と分子に をかけて になります。
答え: と
問2
分母の と の最小公倍数は です。 は分母と分子に をかけて 、 は分母と分子に をかけて になります。
答え: と
練習問題
問1
次の 2つの 分数を 通分しましょう。
問2
次の 2つの 分数を 通分しましょう。
問3
と を 通分して、どちらが 大きいか 答えましょう。
応用問題
問1
、、 の「3つの 分数」を 一度に 通分して、分母を 同じ 数に そろえましょう。(ヒント:、、 の 3つの 数の 最小公倍数を 見つけます)
問2
Aの びんには 全体の 、Bの びんには 全体の の ジュースが 入って います。どちらの びんに より 多くの ジュースが 入って いますか。通分して 理由を 説明しましょう。
問3
はなこさんは、ある 2つの 分数を 通分して と に しました。これは 間違いでは ありませんが、もっと 小さな 分母で 通分する ことが できました。分母を いくつに すれば よかったですか。また、その ときの 2つの 分数を 答えましょう。
解答と解説
練習問題
問1
分母の と の最小公倍数は です。 は分母と分子に をかけて 、 は分母と分子に をかけて になります。
答え: と
問2
分母の と の最小公倍数は です。 は分母と分子に をかけて になり、 はそのままでそろいます。
答え: と
問3
分母の と の最小公倍数は なので、通分すると は 、 は になります。分子を比べると ()の方が大きいと言えます。
答え: のほうが大きい
応用問題
問1
分母の 、、 の最小公倍数は です。それぞれ通分すると、 は 、 は 、 は になります。
答え:、、
問2
分母の と の最小公倍数である で通分すると、Aは 、Bは になります。分子を比べると (Bのびん)の方が多いと言えます。
答え:Bのびん(理由の例:通分するとAは 、Bは となり、Bのほうが多いため)
問3
と は、どちらも分子と分母を で割ると と に約分できます。これ以上小さく通分できないため、分母は にすればよかったと分かります。
答え:分母 、2つの分数は と
