RISU 学び相談室

2026/03/04
ママ、パパからのご相談

東京学芸大学附属小金井小学校の試験対策は?倍率や受かる子の特徴も教えて

東京学芸大学附属小金井小学校の受験を予定しています。試験対策のポイントはどのような点でしょうか?塾に通う必要はありますか?倍率や受かる子の特徴も教えてください。
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著者からの回答
東京学芸大学附属小金井小学校は、国立大学の附属校として独自の教育をおこなっている小学校です。

入学試験では、ペーパーテスト・運動・巧緻性・個別テスト・行動観察と幅広く出題されるため、「どんな子が受かるのか」と不安を感じる保護者も少なくありません。

この記事では、小金井小学校の教育の特色や試験内容、受かる子の特徴などを解説します。

受験を検討するうえでの判断材料として、ぜひ参考にしてください。
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東京学芸大学附属小金井小学校の特色

東京学芸大学附属小金井小学校は国立小学校としての使命を持ちながら、「明るく思いやりのある子」「強くたくましい子」「深く考える子」の3つを教育目標として掲げています。

校章はなでしこの花を模しており、気品を持ちつつ厳しい環境に耐える様子が、同校の教育方針の象徴となっています。

こういった教育方針を持つ小金井小学校の特色をみていきましょう。

国立小学校として教員養成に取り組んでいる

東京学芸大学附属小金井小学校は、教員養成を主な目的とした国立の小学校であるため教育実習生の受け入れをおこなっています。

毎年9〜10月と2月に総勢170名が教育実習に参加し、各学級に数名ずつ配属されます。

子どもたちは多くの大人と接し、さまざまな学びや関わり方に触れられる一方で、時期によっては授業の進め方やクラス内の雰囲気に違いが生じる可能性も少なくありません。

こうした国立大学附属校ならではの特性を理解したうえで受験を検討する必要があります。

国立小学校として研究に取り組んでいる

東京学芸大学附属小金井小学校で、教員養成の使命と並んで大切にされているのが教育研究です。

小金井小学校は「学びを創る(ひとりひとりが本質を味わう授業づくり)」をテーマとして、教科学習の本質を吟味し子どもの学びを追求しています。

たとえば算数科では、数学的概念(図形・数・量など)の理解を算数教育の本質として捉え、学習を進めています。

研究授業も多く新しい取り組みで学べる一方で、カリキュラムが安定しない可能性には注意が必要です。

トータル21泊の宿泊合宿を実施する

東京学芸大学附属小金井小学校の大きな特徴が、卒業までに合計21泊もの宿泊合宿を実施する点です。

学年・時期内容
3年生(7月)2泊3日(至楽荘)浜遊び・磯観察
4年生(6月)3泊4日(一字荘)探究活動・火起こし体験
5年生(5月)4泊5日(一字荘)登山
5年生(7月)4泊5日(至楽荘)遠泳
6年生(7月)4泊5日(至楽荘)遠泳
6年生(9月)4泊5日(一字荘)登山・飯盒炊さん

3年生から毎年、5・6年生になると年2回の宿泊合宿があり、至楽荘(千葉)と一字荘(長野)の2つの荘を利用して実施されます。

磯観察・遠泳・登山・自炊などの自然体験が多く、心身ともに鍛えられ、子ども同士の思いやりも育つ小金井小学校の伝統行事です。

ICTを積極的に活用している

東京学芸大学附属小金井小学校では授業だけでなく、学校運営や事務業務の面でもICT(情報通信技術)を積極的に活用しています。

タブレット端末やデジタル教材を用いた学習に加え、Microsoft Teamsを使用し職員会議やいじめ・トラブルの情報共有をおこなっています。

ICTを単なる学習ツールとして使うのではなく、子どもたちが安心して学校生活を送るための仕組みとして活用している点も、同校ならではの特徴です。

宿泊合宿などの伝統的な行事を大切にする一方で、社会情勢に合った新しい取り組みにも挑戦する学校といえるでしょう。

東京学芸大学附属小金井小学校の受験概要

それでは、東京学芸大学附属小金井小学校の受験概要をみていきましょう。

出願数・倍率

定員は105名(35名×3学級)で、出願数の多い性別を53名、もう一方の性別を52名とする男女別定員が設けられています。

出願倍率は10倍と高水準ですが、国立小学校の特性上、試験当日に欠席する受験者も一定数いるのが実情です。

また、合格後に私立小学校へ進学先を変更する家庭も多く、繰り上げ合格が発生しやすい傾向にあります。

こうした点を踏まえると、実質的な倍率は出願倍率よりもやや低くなると考えられるでしょう。

受験スケジュール

2025年に実施された入学試験をもとに、受験スケジュールをみていきましょう。

項目時期
web説明会9月6日~9月12日
募集要項頒布9月6日(土)~9月21日(日)※ネット・2,000円
出願期間9月16日(火)~9月26日(金)※ネットで申し込み、住民票を送付する
入学試験11月26日(水) ・11月27日(木) ※2日とも来校
合格候補者発表11月28日(金)
抽選11月29日(土)
入学手続き12月8日(月)・9日(火)

東京学学芸大学附属小金井小学校は、例年9月に出願開始となり、11月下旬に入学試験があります。

入学試験は1日目にペーパーテスト・巧緻性、2日目に運動・行動観察・面接が実施されるため、両日とも来校する必要があります。

出願から入学試験までは期間が2ヵ月と空くため、しっかりと準備しましょう。

通学区域

東京学芸大学附属小金井小学校の通学区域は以下のとおりです。

全域昭島市、国立市、小金井市、国分寺市、小平市、立川市、調布市、西東京市、東久留米市、東村山市、 日野市、府中市、三鷹市、武蔵野市、杉並区、中野区
一部地域稲城市、清瀬市、八王子市、東大和市、福生市、世田谷区、練馬区、新宿区

通学時間は原則として40分以内が望ましいとされていますが、指定の通学区域には40分を超える地域も含まれています。

その場合は、登下校の安全性についても十分に検討しましょう。

東京学芸大学附属小金井小学校の試験内容と対策

東京学芸大学附属小金井小学校の試験内容は以下の通りです。

それぞれ詳しくみていきましょう。

ペーパーテスト

ペーパーテストは、A4サイズの用紙2枚に合計8問程度が出題されます。

このように出題の範囲は広く、小学校受験の問題としては基礎的ではあるものの、初見では解きにくい内容となっています。

また、東京学芸大学附属小学校のなかで「絵の記憶」が出題されるのは小金井小学校のみです。

「絵の記憶」では、絵を数秒間見たあとに設問に合った答えに丸をつけます。

そのため、視野の広さや観察力、集中力に加え、ただ眺めるのではなく、見ながら考える力が求められます。

ほかにも、空間認識力や思考力も問われるため、小学校受験教材での対策が必要です。

作業・巧緻性

作業・巧緻性では以下のような取り組みがおこなわれます。

このように、折る・張る・ちぎる・結ぶ・紐通し・ねじるといった基本的な巧緻性が必要な課題となっています。

いくつかの巧緻性作業を組み合わせた課題のため、制限時間に間に合わない子どもは少なくありません。

時間内に終えることが重要ではなく、落ち着いてひとつひとつ取り組む姿勢が大切です。

また、近年では生活巧緻性が課題となる場合もあり、ゼッケンを畳んで片づける・縄跳びを結んで片づけるといった、制作とは違う取り組みが実施されるケースもあります。

日々のなかで、お手伝いしたり、自立心を持って生活するとよいでしょう。

運動

運動の試験では、川をジャンプで飛び越えるという設定の立ち幅跳びが出題されます。

80cm・100cm・120cmの3つのラインが用意されており、目安としては100cmのラインを超えられるよう、事前に練習しておくと安心です。

立ち幅跳びでは、記録だけが重要なのではなく、スタート時や終了後の指示を守れているか、順番を待つ間の姿勢なども評価の対象となります。

この立ち幅跳びは、東京学芸大学附属小金井小学校の伝統的な試験の一つです。

毎年のように出題されるため、事前に経験しておくことで、本番でも落ち着いて取り組みやすくなります。

なお、立ち幅跳びのほかにも、体操やケンケン、ケンパーなどの運動課題が実施されます。

行動観察

行動観察は、4〜6人のグループになって活動する様子を観察する試験です。

過去には以下のような出題がありました。

ゲームの勝ち負けで合否を決めているのではなく、楽しい活動のなかで見える子どもの性格やふるまいを観察しています。

自分からお友達に声をかけたり、笑顔で行動したり、ルールを守ることが大切です。

個別テスト

個別テストでは、口頭試問と簡単な生活課題が出題されます。

口頭試問では、簡単な問いかけへの受け答えに加え、「どうしてそう思ったのか」「もう少し詳しく説明してみよう」といった発展的な質問が重ねられます。

そのため、答えだけでなく、理由や考えを自分の言葉で説明する練習が大切です。

また、口頭試問の後に、使った道具を重ならないよう箱に片づけるといった生活課題が出題された例もあります。

個別テストでは日頃の生活習慣や所作が表れやすいため、普段から落ち着いた行動を意識しておきましょう。

東京学芸大学附属小金井小学校に受かる子・向いている子の特徴

東京学芸大学附属小金井小学校の特色や試験内容から、受かる子や向いている子の特徴を解説します。

体を動かすことが好きな子

東京学芸大学附属小金井小学校に合格しやすいのは、チャレンジ精神があり体を動かすことが好きな子どもです。

同校は教育方針に「強くたくましい子」を掲げ、宿泊合宿や登山、遠泳など、心身を鍛える体験的な活動を数多く取り入れています。

入学試験の立ち幅跳びにも小金井小学校の校風はよく表れているといえるでしょう。

立ち幅跳びでは、腕の振り・屈伸・跳ぶタイミングを連動させる必要があり、ジャンプ力だけでなく、体を思い通りにコントロールする力が求められます。

こうした課題からは、普段から体を動かし、身体感覚を養ってきたかどうかが自然と伝わります。

日頃から外遊びや運動に親しみ、体を動かすことに前向きな子は、小金井小学校の教育と相性がよいといえるでしょう。

集中力がある子

東京学芸大学附属小金井小学校に合格しやすいのは、集中力があり、最後までしっかりと取り組める子どもです。

入学試験のペーパーでは、お話の記憶、絵の記憶、図形、四方観察など、情報を正確に捉える集中力が求められる問題が多く出題されます。

また、巧緻性作業などでは、モニターで見本を見たあとに実施する形式が取られており、ただ眺めるのではなく、手順を覚え、「自分がやるならどう動くか」という意識が必要です。

ひとつひとつの指示を丁寧に受け取り、集中を切らさず取り組める姿勢は、小金井小学校の試験や日常の学びと相性のよい力といえるでしょう。

生活体験を積み重ねている子

東京学芸大学附属小金井小学校に合格しやすい子は、日常生活の中でさまざまな体験を積み重ねてきた子どもです。

入学試験の制作・巧緻性では、ねじる・結ぶなど複数の工程を組み合わせた課題が出題され、巧緻性の総合力が見られます。

また、使った道具を元に戻す、ゼッケンを畳むといった、日常生活に根ざした課題も重視する傾向があります。

家庭での日常生活そのものが力になりやすい課題といえるでしょう。

宿泊合宿の多い小金井小学校では、身近な生活体験をコツコツ積み重ねてきた習慣や経験が、学校生活につながる力として重視されていると考えられます。

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東京学芸大学附属小金井小学校は幼児教室・塾なしで合格できる?

東京学芸大学附属小金井小学校は、通塾せず合格するのはやや難易度が高いといえるでしょう。

小金井小学校は一次抽選がなく、受験者全員が試験に進むため、試験での出来がそのまま結果に影響します。

また、ペーパー試験は高難易度ではありませんが、図形や四方観察など初見では難しい問題が少なくありません。

巧緻性では、ちぎる・ねじる・結ぶといった動作を手際よくきれいにこなす力が必要であり、作業自体への慣れや出題傾向に対する対策が必要でしょう。

小金井小学校の試験では、各課題そのものだけでなく、待ち時間の姿勢や細かな指示を守れるかといった点も丁寧に見られます。

そのため、完全な独学よりも、小金井小学校の試験傾向やデータを持つ幼児教室に通ったり、短期講座を活用したりして、客観的なアドバイスを受けながら準備するほうが安心です。

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東京学芸大学附属小金井小学校の進路

東京学芸大学附属小金井小学校の卒業後は、約8割が東京学芸大学附属小金井中学校へ進学し、残る2割ほどが中学受験して外部の中学校へと進みます。

また、小金井中学校から学芸大学附属高校へ進学する割合は約3割とされており、この数字には中学受験で小金井中学校に入学した生徒も含まれます。

そのため、小金井小学校から学芸大学附属高校まで進む子どもは限られており、基本的には高校受験が必要です。

そうした背景から、学校の学びと両立しやすい家庭学習ツールを活用する家庭も少なくありません。

たとえば、算数の理解度に応じて進められるRISU算数のような教材は、日々の学習手段として取り入れやすいでしょう。

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東京学芸大学附属小学校(大泉・世田谷・竹早)との比較

東京学芸大学附属小金井小学校と、同じく東京学芸大学附属校である大泉小学校・世田谷小学校・竹早小学校との違いをみていきましょう。

校名学校の特徴進路
小金井小学校(小金井市)トータル21泊の宿泊合宿で心身ともに成長倍率10倍附属小金井中学校へ75%が進学
大泉小学校(練馬区)国際バカロレア(IB)認定校倍率20倍一次抽選あり附属国際中等教育学校へ50%が進学(竹早・小金井・世田谷への進学も可能)
世田谷小学校(世田谷区)学びを自分でデザインし自主性を重視倍率10倍附属世田谷中学校へ80%が進学

竹早小学校(文京区)
幼・小・中連携を重視し家庭的な雰囲気倍率55倍一次抽選あり附属竹早中学校へ85%が進学

各校で教育の特色は大きく違いますが、なかでも小金井小学校は多くの宿泊合宿で心も体もたくましく成長できる学校です。

世田谷小学校と同様に、試験前の抽選がなく、倍率もやや低めであるため、附属4校の中でも比較的チャレンジしやすい学校といえるでしょう。

東京学芸大学附属小金井小学校の受験でよくある質問

東京学芸大学附属小金井小学校の受験でよくある質問に回答します。

学芸大学附属小金井の学費はいくらですか?

国立のため、授業料や入学金は無料です。

しかし、以下の費用で初年度は50万円程度が必要となります。

3年生からは宿泊行事に伴い3〜6万円程度の費用がかかります。

授業料はかからないものの、学校生活を支えるための費用の負担は発生するため、全くの無料ではない点に注意が必要です。

学芸大小金井小学校の合格発表はいつですか?

合格発表は例年11月の終わりごろで、2025年は11月29日(土)でした。

繰り上げ合格の期限は2月上旬までとされており、それ以降に辞退者が出た場合でも、追加の繰り上げ合格は行われません。

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東京学芸大学附属小金井小学校の受験まとめ

東京学芸大学附属小金井小学校は、教科の本質を大切にする学びと、遠泳や登山を含む宿泊合宿を通して、知・心・体をバランスよく育てる学校です。

倍率は10倍前後と高水準ですが、欠席や入学辞退も一定数あるため、実質的な競争率はやや落ち着く傾向があります。

一次抽選もないため、都内の国立小学校のなかでは比較的受験しやすいものの、試験はペーパーの出題範囲が広く、巧緻性や運動課題にもある程度の完成度が求められます。

小金井小学校を受験する場合は、試験の特徴を理解して、しっかりと対策しましょう。

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