等しい比(比を簡単にする)

比をかんたんにするとはなにか

分数の約分や通分と同じように、比の両方の数に「同じ数をかける」または「同じ数でわる」ことをしても、比の大きさ(わり合)は変わりません。これを「等しい比」といいます。

比を比べやすくするために、両方の数を同じ数でわって、できるだけ小さな整数の比にすることを「比をかんたんにする」といいます。小数や分数の比も、等しい比の性質を使って整数の比に直すことができます。

比をかんたんにするルール

1. 整数の比をかんたんにする

両方の数を、それらの最大公約数でわります。

2. 小数の比をかんたんにする

両方の数に 10 や 100 をかけて整数にしてから、公約数でわります。

3. 分数の比をかんたんにする

両方の数に分母の最小公倍数をかけて整数にしてから、かんたんにします。

例題

問1

次の比を、できるだけ小さな整数の比にしましょう(かんたんにしましょう)。

12:18

問2

次の小数の比をかんたんにしましょう。

1.5:2.5

解説

問1

12 と 18 の最大公約数は 6 です。両方の数を 6 でわると、(12÷6):(18÷6)=2:3 になります。

答え:2:3

問2

小数第一位までの数なので、まずは両方に 10 をかけて整数の比(15:25)にします。次に 15 と 25 の最大公約数である 5 で両方をわると、(15÷5):(25÷5)=3:5 になります。(最初から両方に 2 をかけて、3:5 と一発で出しても正解です!)

答え:3:5

練習問題

問1

次の比をかんたんにしましょう。

40:100

問2

次の比をかんたんにしましょう。

0.25:0.75

問3

次の比をかんたんにしましょう。

34:56

応用問題

問1

次の分数と小数がまざった比をかんたんにしましょう。

12:0.8

問2

次の3つの数の比をかんたんにしましょう。3つとも同じ数でわります。

12:18:30

問3

「10:15」と「14:21」は等しい比ですか。両方の比をかんたんにして調べましょう。

解答と解説

練習問題

問1

40 と 100 の最大公約数は 20 です。両方の数を 20 でわると、(40÷20):(100÷20)=2:5 になります。(まずは 10 でわって 4:10 にしてから、さらに 2 でわって 2:5 にしても正解です!)

答え:2:5

問2

小数第二位までの数なので、まずは両方に 100 をかけて整数の比(25:75)にします。次に 25 と 75 の最大公約数である 25 で両方をわると、(25÷25):(75÷25)=1:3 になります。(最初から両方に 4 をかけて、1:3 と一発で出しても正解です!)

答え:1:3

問3

分母の 4 と 6 の最小公倍数は 12 です。両方の数に 12 をかけて整数の比にすると、(34×12):(56×12)=9:10 になります。9 と 10 は 1 以外に同じ数でわれないので、これが答えになります。

答え:9:10

応用問題

問1

分数と小数が混ざっているときは、形をそろえます。12 を小数に直すと 0.5 になるので、0.5:0.8 の比を考えます。両方に 10 をかけて整数の比にすると 5:8 になります。(※分数のまま 12:810 に直してから、両方に 10 をかけて整数の比にしても正解です!)

答え:5:8

問2

3つの数の最大公約数を見つけます。12 と 18 と 30 の最大公約数は 6 です。3つの数をすべて 6 でわると、(12÷6):(18÷6):(30÷6)=2:3:5 になります。

答え:2:3:5

問3

それぞれの比をかんたんにして比べます。10:15 は両方を 5 でわると 2:3 になります。14:21 は両方を 7 でわると 2:3 になります。どちらも 2:3 になるため、この 2 つは等しい比であると分かります。

答え:等しい比である

※1:各塾・団体主催の公開テスト・模試での成績(2018〜2025年当社調べ) ※2:過年度の累計(2018年〜2025年)