2ケタ×2ケタの筆算(かけられる数、かける数が何十)

「何十」の かけ算とは

30×24」や「23×40」のように、どちらかの数が「何十」になっている計算の工夫を学びます。このような計算では、いったん「0」を無視して数字の部分だけでかけ算を行い、最後に「0」をつけたせば簡単に答えが出ます。筆算で書くときも、この「0」を右にはみ出させて書き、そのまま下に下ろす書き方をすると、計算間違いを減らすことができます。

計算の ルール

1. 「0」を いったん省く

かけられる数、または かける数が「何十」のときは、まずは「0」を省いた数字だけで かけ算をします。(例:30×43×4=12

2. 最後に「0」をつけたす

最後に、省いていた「0」を 答えの 右側に つけたします。(例:120 をつけて 120

例題

問1

筆算で 30×24 を 計算しましょう。3×24 を計算して、答えに 0 をつけると 楽です。

問2

筆算で 23×40 を 計算しましょう。

解説

問1

問題文にあるように、まずは 3×24 を筆算で計算してみましょう。かけられる数の 3 とかける数の一の位の 4 をかけると 12 なので、一の位に 2 を書いて 1 を繰り上げます。続いて、かけられる数の 3 とかける数の十の位 2 をかけると 6 なので、繰り上がりの 1 を足した 7 を十の位に書きます。これで 3×24 の答えが 72 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 720 となります。

答え:720

30×24=720

  3
×24
 12
 6 
 72

問2

かける数が「何十」になっているので、まずは 23×4 を筆算で計算してみましょう。一の位から計算すると、3×412 なので、一の位に 2 を書いて 1 を繰り上げます。続いて、十の位は 2×48 なので、繰り上がりの 1 を足した 9 を十の位に書きます。これで 23×4 の答えが 92 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 920 となります。

答え:920

23×40=920

 23
× 4
 92

練習問題

問1

次の 計算を 筆算で しましょう。

20×34=
50×18=

問2

次の 計算を 筆算で しましょう。

14×30=
45×20=

問3

1まい 50 円の 切手を 40まい 買います。代金は いくらに なりますか。

応用問題

問1

たろう君は 45×20 の計算を間違えて、答えを90としてしまいました。正しい答えを求めましょう。

問2

50×60=300」という計算は間違っています。正しい答えはいくつですか。

問3

1時間で 40km 走る車が、24時間 走り続けました。走った 道のりは 全部で 何kmですか。

解答と解説

練習問題

問1

①かけられる数が「何十」になっているので、まずは 2×34 を計算してみましょう。かけられる数の 2 とかける数の一の位の 4 をかけると 8 なので、一の位に 8 を書きます。続いて、かけられる数の 2 とかける数の十の位の 3 をかけると 6 なので、十の位に 6 を書きます。これで 2×34 の答えが 68 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 680 となります。

②かけられる数が「何十」になっているので、まずは 5×18 を計算してみましょう。かけられる数の 5 とかける数の一の位の 8 をかけると 40 なので、一の位に 0 を書いて、4 を繰り上げます。続いて、かけられる数の 5 とかける数の十の位の 1 をかけると 5 なので、繰り上がりの 4 を足した 9 を十の位に書きます。これで 5×18 の答えが 90 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 900 となります。

答え:①680、②900

20×34=68050×18=900

 34
× 2
 68
 18
× 5
 90

問2

①かける数が「何十」になっているので、まずは 14×3 を筆算で計算してみましょう。一の位から計算すると、4×312 なので、一の位に 2 を書いて 1 を繰り上げます。続いて、十の位は 1×33 なので、繰り上がりの 1 を足した 4 を十の位に書きます。これで 14×3 の答えが 42 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 420 となります。

②かける数が「何十」になっているので、まずは 45×2 を筆算で計算してみましょう。一の位から計算すると、5×210 なので、一の位に 0 を書いて 1 を繰り上げます。続いて、十の位は 4×28 なので、繰り上がりの 1 を足した 9 を十の位に書きます。これで 45×2 の答えが 90 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 900 となります。

答え:①420、②900

14×30=42045×20=900

 14
× 3
 42
 45
× 2
 90

問3

1枚 50 円の切手を 40 枚買うので、代金は 50×40 で求められます。50×40 はかける数もかけられる数も「何十」になっていますね。色々な解き方ができますが、今回はまず、かける数の 0 をいったん無視した「50×4」を筆算で計算してみましょう。一の位から計算すると、0×40 なので、一の位に 0 を書きます。続いて、十の位は 5×420 なので、百の位に 2、十の位に 0 を書きます。これで 50×4 の答えが 200 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 2000 となります。ちなみに、かけられる数、かける数の両方の 0 をいったん無視して「5×4=20」を計算し、最後に 0 を2つつけて答えは 2000 というような、筆算を使わない解き方も可能です。

答え:2000円

50×40=2000

  50
×  4
 200

応用問題

問1

45×20 はかける数が「何十」になっているので、まずは 45×2 を筆算で計算すれば良さそうですね。これは計算すると 90 になります。ただ、この 90 はまだ答えではありませんね。45×2 は、かける数の 0 をいったん無視して計算していたものですので、最後に 0 をつけて 900 にしなければいけません。ということで、最後に 0 をたし忘れていたのが間違いで、正しい答えは 900 です。

答え:0をつけたし忘れている、正しい答えは900

45×20=900

 45
× 2
 90

問2

50×60 はかける数もかけられる数も「何十」になっていますね。色々な解き方ができますが、今回はまず、かける数の 0 をいったん無視した「50×6」を筆算で計算してみましょう。一の位から計算すると、0×60 なので、一の位に 0 を書きます。続いて、十の位は 5×630 なので、百の位に 3、十の位に 0 を書きます。これで 50×6 の答えが 300 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 3000 となります。「50×60=300」という計算は、最後に 0 をつけ忘れたときの間違った答えですね。

答え:3000

50×60=3000

  50
×  6
 300

問3

「道のり」は「速さ」×「走った時間」で求めることができます。速さは「1時間で 40km」、時間は「24 時間」なので、走った道のりは「40×24」で求めることができます。40×24 は、かけられる数が「何十」になっているので、まずは「4×24」を筆算で計算してみましょう。かけられる数の 4 とかける数の一の位の 4 をかけると 16 なので、一の位に 6 を書いて、1 を繰り上げます。続いて、かけられる数の 4 とかける数の十の位の 2 をかけると 8 なので、繰り上がりの 1 を足した 9 を十の位に書きます。これで 4×24 の答えが 96 と分かったので、最後にこれに 0 をつけて、答えは 960km となります。

答え:960km

40×24=960
 24
× 4
 96

※1:各塾・団体主催の公開テスト・模試での成績(2018〜2025年当社調べ) ※2:過年度の累計(2018年〜2025年)