計算の結果の見積もりとは
買い物に行くときや、大きな数の計算が合っているか確かめるとき、正確な答えではなく「だいたいどれくらいか」が分かれば十分なことがあります。このように、数をキリの良い「およその数(概数)」にしてから計算し、だいたいの答えを予測することを「結果の見積もり」と言います。見積もりを活用することで、「」を「」のように頭の中で素早く計算でき、計算間違い(桁のズレなど)にもすぐに気づくことができるようになります。
見積もりの ルール
1. 概数(およその数)にする
計算する前に、それぞれの数を「上から1ケタ」や「上から2ケタ」などの概数にします。基本的には、一番大きい位の1つ下の位を「四捨五入(ししゃごにゅう)」します。(例: 十の位の「9」を切り上げて 。 百の位の「1」を切り捨てて )
2. 計算する
キリの良い数になったら、たし算やひき算をします。
3. 「約」をつける
見積もった答えには、だいたいの数であることを表す「約」をつけて答えます。(例:約 )
例題
問1
円の りんごと、 円の ぶどうを 買います。代金は だいたい 何円に なりますか。それぞれ 上から 1ケタの 概数に して 見積もりましょう。
問2
円を 持って 買い物に 行き、 円の ケーキを 買います。お釣りは だいたい 何円に なりますか。 を 百の位までの 概数に して 見積もりましょう。
解説
問1
りんごの値段を四捨五入すると十の位の を切り上げて 円になります。ぶどうの値段を四捨五入すると十の位の を切り捨てて 円になります。りんごとぶどうを合わせた代金を求めるので、 をして答えは 円になります。
答え:約800円、
問2
を百の位までの概数にするために四捨五入すると十の位の を切り上げて になります。 円からケーキの値段を引いたお釣りを求めるので、 をして答えは 円になります。
答え:約500円、
練習問題
問1
次の 計算の 答えは だいたい どれくらいに なりますか。それぞれ 千の位までの 概数に して 見積もりましょう。
問2
次の 計算の 答えは だいたい どれくらいに なりますか。それぞれ 上から 1ケタの 概数に して 見積もりましょう。
問3
「」を 見積もる ために「」という 式を 作りました。これは、どの位で 四捨五入 しましたか。
応用問題
問1
Aさんは、「」の 計算を して「」という 答えを 出しました。この 答えが 間違って いることを、見積もりを 使って 説明しましょう。
問2
円を 持って います。 円の お菓子、 円の ジュース、 円の パンを 全部 買う ことは できますか。それぞれ 上から 1ケタの 概数に して 見積もり、理由も あわせて 書きましょう。
問3
「」を 見積もります。①千の位までの 概数(上から1ケタ)に して 計算しましょう。②百の位までの 概数(上から2ケタ)に して 計算しましょう。実際の 答え()に 近く なるのは、①と②の どちら ですか。
解答と解説
練習問題
問1
を千の位までの概数にすると百の位の を切り上げて になります。 を千の位までの概数にすると百の位の を切り捨てて になります。 をすると、答えは になります。
答え:約7000、
問2
を上から1ケタの概数にすると十の位の を切り捨てて になります。 を上から1ケタの概数にすると十の位の を切り上げて になります。 をすると、答えは になります。
答え:約400、
問3
と が四捨五入で と という上から1ケタの概数になっているので、上から2ケタ目の十の位で四捨五入したことが分かります。
答え:十の位
応用問題
問1
を上から1桁の概数にして計算すると、 をして答えは になります。このとき四捨五入する前のたし算が 以上になることはないので、 という答えは間違っていることが分かります。
答え:上から1ケタの概数に四捨五入して計算すると800になるから間違っている、
問2
お菓子とジュースとパンの値段をそれぞれ上から1桁の概数にすると 円、 円、 円になります。この3つの値段を足し合わせると 円になります。このとき実際の値段の合計が 円以上になることはないので、 円持っていると買うことができると分かります。
答え:上から1ケタの概数にしてお菓子とジュースとパンの値段を足し合わせると800円になるので買うことができる、
問3
まず、千の位までの概数にして計算すると、式は となって答えは になります。次に、百の位までの概数にして計算すると、式は となって答えは になります。二つの答えを比べると両方同じ数になっていることが分かります。
答え:両方同じ数になる、
