円周の長さと直径の逆算

円周から直径・半径を求める計算とはなにか

円周率を使うと、円の直径から円周の長さを計算することができます。また、これとは逆に、円周の長さが分かっていれば、わり算を使って元の直径や半径の長さを求める(逆算する)こともできます。身の回りにある丸いもののまわりの長さをはかれば、切り開かなくてもその直径が分かるという便利な計算です。ここでは円周率は 3.14 として計算します。

逆算の計算ルール

1. 円周を求める公式

円周=直径 ×3.14

2. 直径を逆算する公式

直径=円周 ÷3.14

3. 半径を逆算する公式

円周から求めた直径を、さらに 2 でわります。(半径=直径÷2)

例題

問1

直径が 5cmの円の、円周の長さを求めましょう。

問2

円周の長さが 31.4cmの円があります。この円の直径は何cmですか。

解説

問1

円周は「直径 ×3.14」で求められます。公式に当てはめて、5×3.14=15.7 になります。

答え:15.7cm

問2

円周から直径を逆算するには、「円周 ÷3.14」を計算します。31.4÷3.14=10 になります。

答え:10cm

練習問題

問1

半径が 5cmの円の、円周の長さを求めましょう。

問2

丸い木の幹のまわりの長さをはかると、62.8cmでした。この木の幹の直径はおよそ何cmですか。

問3

まわりの長さが 157cmの丸いフラフープがあります。このフラフープの半径は何cmですか。

応用問題

問1

直径が 10cmの半円があります。この図形のまわりの長さは全部で何cmですか。

半円

問2

直径が 60cmの自転車のタイヤがあります。このタイヤが 10 回転すると、自転車は何m進みますか。

問3

ある円のまわりにひもをぴったりと 3 周まいたところ、ひもの長さは 94.2cmになりました。この円の半径は何cmですか。

解答と解説

練習問題

問1

公式で使うのは「直径」ですが、問題で分かっているのは「半径」です。まずは直径を求めましょう。半径が 5cmなので、直径は 5×2=10cmです。これを公式に当てはめて、10×3.14=31.4 になります。

答え:31.4cm

問2

木の幹のまわりの長さ(円周)から直径を逆算します。「円周 ÷3.14」なので、62.8÷3.14=20 になります。

答え:およそ20cm

問3

まずは円周から直径を逆算します。157÷3.14=50 となり、直径は 50cmだと分かります。聞かれているのは「半径」なので、求めた直径をさらに 2 でわります。50÷2=25 になります。

答え:25cm

応用問題

問1

半円のまわりの長さは、「カーブしている部分(円周の半分)」と「まっすぐな部分(直径)」を足して求めます。カーブしている部分は、10×3.14÷2=15.7cmです。まっすぐな部分は直径と同じ 10cmです。これを足し合わせて、15.7+10=25.7 になります。

答え:25.7cm

問2

タイヤが 1 回転して進む距離は、タイヤの円周と同じ長さになります。まずは円周を求めると、60×3.14=188.4cmになります。10 回転するとその 10 倍進むので、188.4×10=1884cm進みます。答えは「何mですか」と聞かれているので、単位を直して 18.84mになります。

答え:18.84m

問3

ひも 3 周分が 94.2cmなので、1 周分(円周)は 94.2÷3=31.4cmになります。円周が分かったので直径を逆算すると、31.4÷3.14=10cmです。聞かれているのは「半径」なので、10÷2=5 になります。

答え:5cm

※1:各塾・団体主催の公開テスト・模試での成績(2018〜2025年当社調べ) ※2:過年度の累計(2018年〜2025年)