RISU 学び相談室

2026/01/28
ママ、パパからのご相談

東京学芸大学附属竹早小学校に受かる子の特徴や試験内容を教えてください

保育園に通う子どもの国立小学校の受験を考えています。東京学芸大学附属竹早小学校に受かるのはどんな子ですか?学芸大学附属の他の小学校や他の国立小学校と比べてどんの特徴がありますか?
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著者からの回答
東京学芸大学附属竹早小学校は、東京都文京区にある人気の高い国立小学校です。
そのため、「どんな子が受かるのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。

竹早小学校はペーパーテストをおこなわず、行動観察や親子活動、面接を通して子どもと家庭の様子を総合的にみていく学校です。
いわゆる「できる子」かどうかよりも、日頃の関わりや集団の中での自然な姿が評価される傾向があります。

本記事では、竹早小学校に受かる子や家庭の特徴から、試験内容、他の国立小学校との違い、卒業後の進路について解説します。
竹早小学校の受験を検討する方は、ぜひ参考にしてください。
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東京学芸大学附属竹早小学校に合格する子・家庭の3つの特徴

東京学芸大学附属竹早小学校の入試では、試験内容や学校の教育方針から、以下のような子ども・家庭が評価されやすいとされています。

それぞれ解説します。

バランスのとれた主体性のある子

東京学芸大学附属竹早小学校に合格する子の特徴は、主体性があることです。

ここでいう主体性とは、無理に自分の主張を通したり、目立つ行動を取ったりすることではありません。
置かれた環境や条件の中で、自分なりの考えや感性を大切にし、それを素直に表現できる姿勢を指します。

竹早小学校では、通知表の代わりに自己評価を実施したり、好きなことに取り組む「たけのこタイム」があったりと、自ら考えて行動する場面が多く設けられています。

指示通りにこなすタイプの子どもよりも、子どもらしい主体性と柔軟性をもった子が評価されやすい傾向です。

お互いを尊重し合えるコミュニケーション力がある子

東京学芸大学附属竹早小学校の受験で重視されるのは、誰よりも目立つことや積極的に発言することではなく、お互いを尊重し合うコミュニケーション力です。

試験では、相手の考えや気持ちに耳を傾け、その場の状況に応じた関わり方ができるかどうかが問われます。
たとえばグループ活動では、リーダータイプの子だけでなく、周囲の様子を見ながら自然に役割を引き受けたり、友だちを気遣いながら行動したりする姿が評価されます。

場の雰囲気を和らげ、集団が円滑に進むように関わることも、大切なポイントです。

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安定した親子関係を築いている家庭

東京学芸大学附属竹早小学校の入試では、小学校受験では珍しく「親子活動」があり、家庭における親子関係の安定感や関わり方を重視しています。

竹早小学校では、「まず子どもありき」の姿勢を大切にしているため、指示や先回りが多い家庭よりも、子どもを一人の主体として信頼し、見守る姿勢を持つ家庭が好まれやすい傾向があります。

日常的に親子の対話があり、子どもが安心して自分の考えを表現できる関係性が、竹早の考査で好印象につながる「安定した親子関係」といえるでしょう。

学校の使命や教育方針を深く理解している家庭

東京学芸大学付属竹早小学校の使命や教育方針を理解している家庭が選ばれやすい傾向があります。

竹早小学校は、東京学芸大学の附属研究校として、教育実践や研究活動を重ねてきた学校です。
私立小学校のような手厚い環境とは違うため、子どもや保護者にとって「思っていた学校生活と違う」となり、学校生活が親子で苦しくなるケースは少なくありません。

そのため、入試では保護者アンケートや面接を通して、学校に対する保護者の理解度や協力が可能かを確認されます。

東京学芸大学附属竹早小学校の試験内容と対策

東京学芸大学附属竹早小学校の入学試験にはペーパーテストがなく、以下の項目で実施されます。

ここからは、試験内容の概要と対策の考え方を解説していきます。

保護者アンケート

東京学芸大学附属竹早小学校の入学試験では、保護者アンケートが実施されます。

記入時間はおよそ20分程度で、回答は保護者面接でも使用されます。

設問例をみていきましょう。

このように、テーマに沿った項目を2〜3個記入したうえで、それぞれについて具体的なエピソードや考えを書く形式になっています。

アンケートでは特別なエピソードを書く必要はありません。日常的な躾や子どもへの対応を、簡潔かつ一貫性のある形でまとめることが重要です。

行動観察

東京学芸大学附属竹早小学校の行動観察では、4〜5人で一つのグループとなってお手玉を使ったリレーや簡単なクイズなど、協力しながら取り組む活動がおこなわれます。

指示を正確に聞こうとしているか、友だちの様子に気づいて行動できているか、困った場面で大人の話を聞き直そうとする姿勢があるかなど、学習の土台となる姿勢が大切です。

完成度の高い動きより、「場の状況を理解し、その中でどう振る舞おうとしているか」という姿勢が評価の軸になっているといえるでしょう。

受験生面接・保護者面接

東京学芸大学附属竹早小学校の入学試験では、受験生本人と保護者それぞれに対して個別の面接がおこなわれます。

受験生面接

受験生面接での質問例をみていきましょう。

受験生面接では、名前などの基本事項に加え、普段の生活に関する身近な質問が中心となります。

質問の意味を理解し、相手とやり取りをしようとする姿勢が重視されており、短い言葉であっても自分なりに考えて答えることがポイントです。

保護者面接

続いて、保護者面接での質問例をみていきましょう。

保護者面接では学校への理解や、最初に記入したアンケートに沿った質問があります。

東京学芸大学附属小学校の使命や役割に対する家庭の理解と、日頃の子どもとの関わり方を確認する面接といえるでしょう。

親子活動

親子活動は、親子の関わり方を通して家庭での関係性をみる、竹早小学校の試験の大きな特徴の一つです。

お話作りやリズム遊び、電車ごっこ、積み木や滑り台などの遊具遊びといった活動を親子で取り組みます。

ここで注意したいのが、竹早小学校の基本姿勢が「はじめに子どもありき」である点です。
大人が先回りしたり指示したりして遊ぶのではなく、子ども自身の考えを尊重した関わりが大切です。

東京学芸大学附属竹早小学校の受験概要

ここからは、学芸大学附属竹早小学校の倍率や受験スケジュールなど受験に関する情報を解説します。

募集人員・出願数・倍率

竹早小学校は、東京学芸大学附属小学校の中でも特に志願者が多く、高い倍率で知られています。

募集人数・出願状況の目安は以下のとおりです。

また、試験は三段階で実施され、それぞれの段階で大きく人数が絞られます。

試験回合格者通過率・倍率
1次選抜(抽選)男女各270名前後約25%
2次選抜男女各32名前後約8倍
3次選抜(抽選)男女各20~22名約60%

1次選抜による抽選通過率が低いうえに、2次選抜も高い競争率となっており、合格難易度の高さがうかがえます。

出願から合格発表までのスケジュール

東京学芸大学附属竹早小学校の入学試験は、例年9月から11月下旬にかけて実施されます。

参考までに、2025年実施の入学試験スケジュールをみていきましょう。

項目日程
募集要項頒布(web)2025年9月12日(金)〜9月26日(金)
第1次選抜 Web出願2025年9月22日(月)〜9月26日(金)
第1次選抜(抽選)2025年10月18日(土)
第2次選抜男子:2025年11月26日(水)女子:2025年11月27日(木)
第2次選抜 合格者発表2025年11月28日(金)
第3次選抜(抽選)2025年11月29日(土)

年度によって細かな日付変更はあるものの、「9月に出願開始・10月に1次選抜(抽選)・11月後半に2次選抜および3次選抜(抽選)」という流れは例年共通しています。

受験を検討している場合は、この時期感を目安に準備を進めるとよいでしょう。

通学区域・居住条件

東京学芸大学附属竹早小学校を受験するにあたっては、通学区域および居住条件について以下の条件があります。

受験のための一時的な寄留は認められておらず、2次選抜時に住民票の提出が求められるほど厳格な条件である点を理解しておきましょう。

また、入学後に東京都23区外へ転居した場合は、原則として退学となります。

保護者の転勤などやむを得ない事情がある場合には、一時的な休学および復学の制度が設けられていますが、対象学年や年数の条件があります。

幼児教室や塾に通う必要性

東京学芸大学付属竹早小学校の入試は、幼児教室で鍛えることを前提とした試験ではないため、子どもによっては幼児教室に通わず家庭で対策できるケースがあります。

竹早小学校の試験ではペーパーテストがなく、日常の延長にある行動が評価されやすい内容です。

そのため、日々の生活の中で、初めて出会う子どもと仲良く遊べたり、指示を聞いて行動したり、親子で楽しく遊べたりする子どもは、試験をスムーズにこなせる可能性が高いといえます。

しかし、いきなり本番を迎えるよりも、実際の試験に近い形で面接や行動観察の練習をした方が安心できるのも事実です。

不安な方は国立小学校向けの直前講習(幼児教室主催)を利用するとよいでしょう。

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竹早小学校を受験する前に知っておきたい4つのポイント

東京学芸大学附属竹早小学校を受験する前に、あらかじめ理解しておきたいポイントを解説します。

①教育実習の場であること

東京学芸大学附属竹早小学校は、東京学芸大学教育学部の学生に対して、教育実地研究(教育実習)の場を提供する学校です。

年間を通して合計約2か月程度が実習期間にあたり、この期間中は実習生が授業の補助や指導案に基づいた授業実践などを行います。

担任教員のもとで進められるため、通常の学校運営から大きく逸脱するものではありませんが、落ち着いた環境で授業を受けたいと考える家庭にとって負担に感じる場合があります。

②初等教育の実験・実証の場であること

東京学芸大学附属竹早小学校は、初等教育に関する研究を実験・実証する場としての役割があります。

一般的な小学校と比べて、授業内容や進め方、学校生活に新しい試みが導入されやすいという点は、あらかじめ理解しておきたいポイントです。

③保護者の負担があること

東京学芸大学附属竹早小学校は、家庭の協力が必要な学校です。

このように、登下校や学校生活、経済的な面において保護者の負担がある程度発生します。

また、学童保育は設置されていないため、放課後の過ごし方については、家庭での対応や外部サービスの利用の検討が必要です。

④通知表がないこと

東京学芸大学附属竹早小学校では、一般的な小学校で用いられるような通知表はありません。

知表の代わりに「生活の記録」が用いられ、子どもが自分自身を振り返りながら評価する仕組みとなっています。

子ども同士を安易に比較せず、「どのように取り組み、どう変化してきたか」という学びのプロセスを大切にしており、過去の自分と比べてどのくらい成長したかを子ども自身が実感できます。

一方で、保護者の立場からすると、学習面で遅れや、子どもの立ち位置が分かりにくいと感じるかもしれません。

評価が数値として見えにくいため、子どもの成長を学校任せにせず、家庭学習や日常の声かけなどを通して、子どもの学びを補完する意識も必要です。

東京学芸大学附属竹早小学校卒業後の進路

東京学芸大学附属竹早小学校を検討するうえで、卒業後にどのような進路があるのかは、多くの家庭が気になるポイントです。

ここでは、竹早中学校への内部進学と、中学受験という選択について解説します。

竹早中学校に内部進学

東京学芸大学附属竹早小学校を卒業した児童のうち、約85〜90%が東京学芸大学附属竹早中学校へ内部進学します。

その後の進路となる東京学芸大学附属高等学校については、大泉・小金井・世田谷を含む系列4校全体で合格者数が決められており、全員が進学できるわけではありません。

竹早中学校から東京学芸大学附属高等学校へ進学する割合は、約50%となっています。

少数の子が中学受験で外部に出て、高校受験で半数が外部に出る傾向があり、多くの生徒が高校受験を見据えた学習を進めています。

竹早小学校から中学受験は可能か

東京学芸大学附属竹早小学校では、早期からの受験準備には否定的な姿勢をとっていますが、高校受験を避ける目的で中学受験を選択する児童も少なくありません。

中学受験を見据えた場合は、3年生ごろから通塾を始めるケースが多いようです。

中学受験をしない場合であっても、東京学芸大学附属竹早中学校や東京学芸大学附属高等学校への進学を考えると、一定の学力を意識した学校生活にならざるを得ない側面があります。

例えば、家庭で学習できるタブレット教材(RISUなど)や通信教育を活用すると、学校の方針を尊重しながら、基礎学力の定着や思考力の向上を目指せます。

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都内国立小との違い

東京学芸大学附属竹早小学校を検討する際、あわせて比較されやすいのが他の国立小学校です。

ここでは、文京エリアにある筑波大学附属小学校・お茶の水女子大学附属小学校との違い、そして東京学芸大学附属校(大泉・小金井・世田谷)との違いをみていきましょう。

筑波大学附属小学校・お茶の水女子大学附属小学校との違い

東京学芸大学附属竹早小学校は、筑波大学附属小学校お茶の水女子大学附属小学校とともに、同じ文京エリア(茗荷谷駅周辺)に位置する国立小学校です。

同じ国立小学校であっても、母体である大学の方針や研究分野によって、校風や教育の考え方には明確な違いがあります。

校名母体大学の強み校風と児童の特徴
東京学芸大学附属竹早小学校教員養成の最高峰家庭的な雰囲気の学校明るくのびのびとした子
筑波大学附属小学校教育学に強み教育研究が盛んな学校知的好奇心が強く快活な子
お茶の水女子大学附属小学校発達心理学や社会学に強み人間形成を重視した学校考えることが好きな子

このように、文京エリアにある国立3校は、立地や制度が似ている一方で、校風や教育の方向性にははっきりとした違いがあります。

東京学芸大学附属小学校(大泉・小金井・世田谷)との違い

東京学芸大学附属竹早小学校は、同じ東京学芸大学附属校である大泉・小金井・世田谷小学校と比較されることも多い学校です。

それぞれの学校の特徴や進学先をみていきましょう。

校名特徴進学先
竹早小学校幼・小・中連携を重視し家庭的な雰囲気倍率55倍東京学芸大学附属竹早中学校へ85%が進学
大泉小学校国際バカロレア(IB)認定校倍率20倍東京学芸大学附属国際中等教育学校へ50%が進学
小金井小学校2~5泊の集団宿泊生活で心身ともに成長倍率10倍東京学芸大学附属小金井中学校へ75%が進学
世田谷小学校学びを自分でデザインし自主性を重視倍率10倍東京学芸大学附属世田谷中学校へ80%が進学

同じ東京学芸大学附属であっても、学校によって方針や校風には大きな違いがあります。

たとえば大泉小学校は国際バカロレア認定校であり、家庭的な雰囲気を持つ竹早小学校と比べると、よりグローバルな視点を持った家庭が集まる傾向があります。

国立小学校という枠だけで選ぶのではなく、子どもの性格や家庭の方針を踏まえた学校選びが大切です。

東京学芸大学附属竹早小学校の受験でよくある質問

東京学芸大学附属竹早小学校の受験でよくある質問をみていきましょう。

東京学芸大学附属竹早小学校の倍率は?

東京学芸大学附属竹早小学校は、都内国立小学校の中でも倍率が高い学校として知られており、出願倍率はおよそ55倍です。

竹早小学校と筑波・お茶の水・東京学芸附属校(大泉・小金井・世田谷)との併願はできますか?

筑波大学附属小学校およびお茶の水女子大学附属小学校は、試験日程が違うため東京学芸大学附属竹早小学校との併願が可能です。

東京学芸大学附属小学校4校(竹早・大泉・小金井・世田谷)は、出願の工夫次第で2校併願が可能です。

各校とも試験日は同日ですが、出願順に受験番号が割り振られ、試験時間帯が午前・午後に分かれます。

そのため、たとえば竹早小学校に早めに出願して午前の試験とし、もう1校を遅めに出願することで午後の試験となり、2校の受験が可能になるケースがあります。

東京学芸大学附属竹早小学校の受験内容は?

試験の内容は以下の通りです。

ペーパー試験はなく、日常の生活に根付いた試験項目が特徴です。

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東京学芸大学附属竹早小学校受かる子まとめ

東京学芸大学附属竹早小学校の入試は、日常の姿勢や親子の関係性を見る試験である点が大きな特徴です。

また、倍率は約55倍と高く、抽選が2回実施されることから、実力に加えて運の要素も必要です。

競争よりも協調を重んじるのびのびとした家庭的な雰囲気の校風のため、他者を思いやり集団の中で自分の役割を考えられる子どもが選ばれやすいといえます。

竹早小学校は、結果だけでなく過程を大切にし、子どもの成長を長い目で見守りたい家庭に向いた学校といえるでしょう。

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