
戦記 様
利用期間:小学3年生から小学5年生
SAPIX算数に強いのに基礎問題ができない謎、RISUで算数を総復習
RISUは時間を投資しても無駄になるリスクが少ない
RISUとの出会いを教えてください。
現在中3の娘ですが、2015年10月(年長)から公文式の学習を開始し、2016年4月(小1)に中学受験対策としてSAPIXへ通い始めました。小3時点でのSAPIXでは成績は良かったものの、SAPIXのような思考力問題ではない市販されている「トップクラス問題集 徹底理解編」(2023年に廃刊)のような古典的な算数基礎問題を解いたら解けない現実に直面し、おおいに慌てました。この課題を解決すべく情報収集している中で、小3の夏休み前にRISU算数をみつけました。
SAPIXができても基礎問題が「できない!」現実
当時小学校3年生で公文式である程度、先取り学習もできていて計算力がついていましたし、SAPIXでも困っていないのに、基礎的な問題が解けない時は正直驚きました。
計算はできるが、その計算をどのように解いているのか「概念」の理解が足りなかったことが原因だったと考えています。対応力をつけるために問題を「考える」=「論理的思考」が重要です。
なぜ論理的思考が必要と感じ、RISU算数を選んだのですか?
RISU算数の場合、単なる反復練習ではなく、論理的に問題を分解し、解法を導く力を養える点が大きかったですね。実際に手応えを感じ、再び学習が軌道に乗りました。
公文式は代数を扱うので日本語で記載される文章題に対応できる論理力は鍛えられませんし、SAPIXの思考力問題をいくら解いても、論理力そのものは鍛えられないと思います。解けば解くほど、パターン暗記してしまう罠に陥ることになります。
解法を知っていても、概念の理解ができていないと意味がないんですよね。例えば学校なんかでも、そもそも思考能力が弱いとまだ経験も浅いので先生の言ってる意味を理解できないってことも往々にしてありますよね。
中学受験に向けては特に、本質的に考えて解く「論理的思考」を鍛えるアプローチが必要であると実感しています。RISU算数は、論理的思考そのものを鍛えてくれる構成になっています。だから採用しました。
SAPIXと公文式の学習スタイルの違い
格闘技に例えるとわかりやすいんですが、公文式は筋トレで、反復練習で基礎体力をつけるようなイメージです。一方でSAPIXは総合格闘技と表現しましょう。
公文式の学習では、基本的な計算力やスピードが身につきます。これは筋トレと同じで、ほぼ確実に計算力が向上します。
しかし、SAPIXの学習では、さまざまな方向から予測不能な問題が出されるため、対応力が求められます。総合格闘技で例えると鍛えた筋肉をどのように使うのか、攻撃のパターンへ対応する力が必要です。
ここで、知らないパターンの攻撃がくると、基礎を応用する能力が必要となります。公文式とSAPIXをつなぐのが、RISU算数だったと振り返って思います。
学習も同じで、応用力が欠けると、問題が解けない壁にぶち当たります。ここで必要なのが、「論理的思考」です。
「公文式は筋トレ、SAPIXは総合格闘技」RISU算数の論理的思考力での変化
RISU算数は直球算数って感じなんですよね。日本語での文章題を含めて論理的思考力を鍛えるもので、再現性がすごく高いと実感しています。
さらに基礎力が鍛えられるため、時間を投資しても無駄になるリスクが低いと思います。一番時間が無駄になるのは、SAPIX算数の類似問題を探し出してきて、繰り返し解く行為ですね。単なるパターン学習になりがちですから。
筋トレ(公文式)で基礎力をつけ、総合格闘技(SAPIX)で実戦での対応力を鍛える。この両方が必要なのは間違いないですが、新たな相手や攻撃に備える真ん中のレイヤーである基礎を応用する力(論理的思考)が欠けていると、格闘技では勝ち続けられないですね。
RISU算数は、まさにその真ん中のレイヤーを埋めてくれる教材だと実感しました。単なる計算力や対応力を鍛えるだけではなく、論理的に問題を分解し、応用力を高めることができる。これが、他の教材にはない大きな特徴だと思います。
筋トレで鍛えて、総合格闘技の実践経験も積んでいるけど、それだけではダメ。そのベースを作った上でどう考えるか、次の一手を見極める論理的思考力が非常に重要ですね。
この構造に気づいたのは、正直、自分が初めてなんじゃないかなと思います。言語化している親って、あんまりいないですからね。
中学受験を見据えた学習時間の確保
教育において、時間とお金の投資は避けて通れません。限られたリソースをどこに使うかという優先順位が非常に重要だと思います。
時間は有限なので、無駄に使わないように意識することをおすすめします。特に小1から小3の低学年の時期は、学校の宿題も少なく、習い事もまだ本格的でないため、家庭学習にしっかりと時間を割くことができますよね。
低学年の時期に学習時間を確保することが、後の学びに大きく影響したと思います。特に算数は、低学年のうちに基礎をしっかり固めることが重要と考えています。
そして、「時間」は誰にでも平等に与えられる唯一のリソース。だからこそ、「時間」をどう使うかを見極めることが、最も重要な教育投資のポイントだと感じています。効率的な学びを実現するためには、無駄になるリスクが少なく、再現性の高い方法を選び、限られた時間を有効に使うことが大切です。
低学年のうちに基礎固めが重要
高学年になると、学習内容が一気に高度化し、応用問題が増えます。そのため、基礎的な内容に立ち戻る時間が取りづらくなり、基礎力の不足が壁となりやすいと感じます。
特に算数では、基礎的な計算力や概念理解を徹底することで、応用問題にも柔軟に対応できる力が身につきます。
「考えて解く力」を低学年のうちに身につけたことで、応用力が身につき、その後の学習が効率的に進み、受験対策にも大きな効果があったと実感しています。