RISU 学び相談室

2025/08/20
ママ、パパからのご相談

小学校受験模試のおすすめは?活用方法や注意点も教えてください

小学校受験を予定している年中の子どもがいます。小学校受験模試にはさまざまなものがありますが、どこがおすすめでしょうか?模試の活用方法や幼児がテストを受ける際の注意点も知りたいです。
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著者からの回答
小学校受験の模試には、
全統オープンのような大規模な統一模試や、各幼児教室が開催する中規模から小規模の模試があります。
効率の良い受験準備には、それぞれの模試の難易度や特徴を理解し、目的に合った模試を選択することが欠かせません。

本記事では、おすすめの模試・小学校受験における模試の活用方法・注意点を解説します。
小学校受験の準備をするなかで、どの模試を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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小学校受験のおすすめ模試

小学校受験模試は大きく分けて、

の3つがあります。

それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。

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小学校受験統一模試(みつめる21)

小学校受験統一模試は、年間のべ10,000人・各回2,000人前後が受験する、全国最大の小学校受験模試です。

300以上の幼児教室と教育図書21が共同主催しており、多くのプロの先生方によるアドバイスをもとに、さまざまな学校に対応した模試となっています。

小学校受験統一模試は、以下の方におすすめです。

大手の幼児教室に通塾し早期から受験準備を進めている子どもから、受験を考え始めたばかりの子どもまで、幅広い受験者が集うため、より実際の試験に近い環境を体感できます。

また、3〜8月に実施される年長児向け統一模試で成績上位者になると、9月の完全志望校別選抜模試の受験資格を得られます。

小学校受験者層全体の立ち位置のほか、レベルの高い集団の中での立ち位置も確認できるのが、小学校受験統一模試の特徴です。

さらに、模試の間、保護者は合同相談会や講演会など同時開催されるイベントに参加できます。情報収集の点でも小学校受験統一模試はおすすめです。

全統オープン

全統オープンは、株式会社理究エデュオが運営する全国模試です。

理英会・幼児教室めぇでる・体育指導のスタートラインの3団体が共催して実施されます。特に理英会は、小学校受験向け幼児教室として大手の一つであり、毎年多くの受験生を指導しています。

入試に関して豊富な情報を持つ教室が共催しているため、試験問題や出題傾向も実際の小学校入試に近い水準です。

全統オープンは、以下の方におすすめです。

全統オープンでは、独自の合格判定システムを採用しており、志望校ごとに採点係数が異なるため、判定において精度が高いといわれています。

志望校別順位が1位であっても判定がBとなるケースや、反対に順位が低くても判定がSとなるケースは少なくありません。偏差値や順位よりも、志望校合格に必要な実力があるかを知りたい方は、一度受けられると良いでしょう。

また、全統オープンは模試のほかに、国立小学校向けのゼミを多く開始しています。そのため、国立小学校志願者が選択しやすい模試です。

ジャック幼児教育研究所

小学校受験塾最大手であるジャック幼児教育研究所の模試は、塾開催ながら、受験者数が多く人気があります。

正会員・準会員・テスト会員・一般生で申込日や料金が異なります。特に学校別模擬試験は会員で満席となる可能性があるほど信頼が置かれる模試です。

ジャック幼児教育研究所の模試は、以下の方におすすめです。

難関校に対し圧倒的な合格実績を誇るジャック幼児教育研究所の模試は、試験中だけでなく、待ち時間や移動中の態度も評価されます。

実際の入試でも、試験の得点以外の部分が合否に関係するケースがあるため、より本番に近い合否判定を希望する場合はジャック幼児教育研究所の模試がおすすめです。

また、受験者の大半がジャック幼児教育研究所で受験対策をしている子ども達です。受験準備が万全な子ども達の中で、自分の子どもの立ち位置を知りたい方は、ジャック幼児教育研究所の模試を検討しましょう。

伸芽会

創立から半世紀が経つ大手幼児教室の伸芽会では、累積100万人が受験した実績ある模試を受けられます。

模試は3月や4月から実施する教室が多いですが、伸芽会では年中から毎月開催されるため、季節問わず受験できます。

伸芽会の模試は、以下の方におすすめです。

伸芽会は、希望者に対して模試後に個別面談を実施しています。小学校受験で老舗の伸芽会は、情報量も多く、今後の課題や受験に対して的確で有益なアドバイスをしてくれます。

模試を受けるだけではなく、結果をうまく活用したい方は伸芽会の模試がおすすめです。

こぐま会

こぐま会は、大手幼児教室の一つで、小学校受験の試験内容を熟知・研究を続けており、「ひとりでとっくん」シリーズなどの教材に定評があります。

こぐま会の模試は、以下の方におすすめです。

こぐま会は、私立女子校に強い幼児教室であるため、模試では男児の受験者が少ない傾向があります。

また、合格判定テストでは、月齢別での順位や平均点が開示されます。月齢考慮がある学校を志願する方はこぐま会の模試が参考になるでしょう。

さらに、こぐま会の模試では、一部の模擬テストを除いて、先生と1対1で実施する個別テストも実施されます。

試験中の行儀や細かな理解を丁寧に見てほしい場合は、こぐま会の模試がおすすめです。

スイング幼児教室

2011年に設立されたスイング幼児教室は、小規模ながら圧倒的な合格実績で有名になりました。

新興塾ですが、最難関校や高倍率校の分析に特化しており、ハイレベルな授業を展開しています。そんなスイング幼児教室では、差が付きやすい問題を意識した出題がされる、難易度の高い模試となっています。

スイング幼児教室の模試は、以下の方におすすめです。

通常の模試では、実施時期の平均的な発達段階に合わせた出題がされますが、スイング幼児教室では授業の進度が早いため、先取りした内容の模試となります。

難関校を目指し、難易度の高い模試を求めている方は、スイング幼児教室の模試を検討してみましょう。

小学校受験模試を受ける理由と目的

小学校受験模試をうまく活用するには、模試を受ける理由を明確にし、目的に合った試験を選ぶ必要があります。

ここでは、小学校受験模試を受ける主な理由や目的を解説します。

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試験慣れのため

受験本番に向け、模試を通して実際の試験の雰囲気を味わい環境に慣れることが重要です。

5・6歳の受験では、

などの失敗がよくあります。

「先にトイレに行っておこう」「隣の子に話しかけられたら、静かにしようねって言おう」「のりは試験中に落ちないよう立てて置く癖をつけよう」「本番と同じボールで練習しよう」と、細かな対策を立てるために、模試は必須です。

このように、試験の流れやトラブルに対応するため、本番に近い形の模試で試験慣れしておく必要があります。

立ち位置を確認するため

模試時点での子どもの完成度を評価し、今後の学習計画を立てるためにも、偏差値や順位による立ち位置確認は必要です。

また、面接や行動観察は正解がない試験であるため、他の受験生と比較されやすい試験科目です。受験集団において、我が子が第三者からどのように評価されるか知っておくとよいでしょう。

模試の種類や受験者層によって、同じお子さんでも成績の位置が変わることがあります。たとえば、A模試では上位でも、B模試では中位になることも珍しくありません。

立ち位置を確認したい場合には、規模や主催が異なる模試を数回受けると良いでしょう。

得意や苦手を発見するため

模試の結果には、普段の学習では気付きにくい子どもの得意や苦手が表れます。

このように、理解できているはずの単元で理解不足を発見したり、苦手そうだと感じていたものが高評価だったりと、意外な得意・苦手の傾向を掴めます。

成績を先生と保護者間で共有するため

模試の結果は、子どもの学習状況を先生と保護者で共有できる、貴重な資料です。

これまで見えなかった問題を、先生と保護者の共通課題とすることで、効率的な学習計画を立てられます。

試験項目が多岐にわたる小学校受験の準備では、計画的に取り組む必要があり、模試の結果や成績の推移の共有は欠かせません。

情報収集のため

模試中に開催されるセミナーや、模試結果に添付されている資料からは、受験に関するさまざまな情報を得られます。

模試中に実施されるセミナーや講演では、受験の最新動向や願書の書き方、各私立小学校の情報が得られます。

また、模試返却資料には、各学校の志望者数や過去合格者の平均点などが記載されているため、受験戦略のヒントとなる情報収集が可能です。

小学校受験模試の活用方法

小学校受験模試の結果は、「よかった・悪かった」で終わらせず、有効に活用しましょう。

間違った問題の復習をする

間違った問題をそのままにすると、似た問題で間違いを繰り返してしまうため、きちんと理解できるまで復習してください。

小学校受験の模試では、月齢によって子どもの発達段階が大きく異なるため、開催時期に合わせて難易度が調整されています。

その中で基礎的な問題を間違えてしまうと、月齢が進んで発展的な問題に取り組む際に、学習の定着や応用力に大きな影響を及ぼしかねません。

そのため、特に基礎問題については、一つひとつ確実に理解させ、しっかりと修正していきましょう。

結果を分析する

模試は結果そのものよりも、子どもの思考プロセスを分析することが大切です。

例えば、面接練習では問題なかったのに、面接の点数が低いケースを考えてみましょう。

この場合、普段から関係性がある先生の前では受け答えができても、知らない人や場所によっては人見知りをするのかもしれません。

同じように、ペーパー試験においても、正解しているからといって必ずしも十分に理解していない場合があります。実際に「どうしてそう答えたのか」を説明させてみると、理解があやふやで、偶然答えが合っていたというケースもあります。

点数や順位では分からない、裏側の行動や要因を見つけて、学習に活用しましょう。

志望校の判断材料にする

模試の結果は、志望校合格に向けた現在の到達度や適性を見定めるための重要な判断材料となります。

模試結果から、第一志望校を再検討したり、併願校の変更・追加を検討したりと、受験戦略を立てましょう。

小学校受験は、学校ごとに試験科目が異なります。たとえば、ペーパー試験を実施しない学校や、運動試験を課さない学校もあります。

絵画が苦手であれば、絵画試験のない学校を選択するなど、模試の結果を手がかりに志望校を判断しましょう。

小学校受験模試を受ける際の注意点

考えられるトラブルをあらかじめ避けられるよう、模試受験時の注意点をみていきましょう。

お手洗いを済ませておく

試験中にトイレに行ってしまうと、その間も試験は進むため、子どもの実力が模試の結果に正しく反映されません。

小学校受験では、基本的に文章題はなく、音声による発問です。そのため、大問の説明を聞き逃すと点数を大きく下げてしまいます。

模試会場に到着したらお手洗いは必ず済ませましょう。

また、トイレに行く子を見て自分も行ってしまうという失敗も、幼児ではよくあります。

お腹が痛いなどの緊急時以外は、なるべく席を立たないよう説明しておくと良いでしょう。

予備の着替えを持参する

小学校受験模試では、お茶をこぼす(こぼされる)、鼻血がでる、緊張によるトイレの失敗などがみられるため、予備の着替えは必ず持参しましょう。

雨の日などは、模試会場に到着するまでに足元が汚れるため、靴下の替えを持参することが望ましいです。

また、水筒の中身はお茶ではなくお水にしておくとシミにならず、着替えが必要になる可能性を減らせます。

子どもに合った声かけをする

模試で実力を発揮できるように、子どもに合った声かけを心がけましょう。

緊張して固まりやすい子には、「お試しだから失敗しても大丈夫。楽しんできてね」と安心させられるように話します。

反対に緊張感がない子には、「今日は本番のつもりで受ける大事な日だよ。お友達もみんな真剣だから、あなたも今の実力をしっかり試してみよう」と、いつもと違う場である点を意識させましょう。

模試前後に喧嘩をしない

模試当日における両親との関わりは、試験中の集中力や安定感に大きく影響します。

模試前に叱られたり、言い合いになると、不安や悲しい気持ちのまま試験に向かわざるを得ません。これでは、問題に集中できない、口頭試問で答えられないといったミスに繋がります。

また、模試後に試験はどうだったか聞き取るなかで、喧嘩になってしまうのもよくあるパターンです。

模試(試験)が嫌なもの、怒られる日と記憶されてしまうと、次回以降に影響する可能性があります。失敗してはいけないんだと緊張しすぎたり、やる気が出なかったりとマイナスに働くため、模試前後の喧嘩は控えましょう。

模試結果の受け止め方

模試を受験に役立てるためには、結果の受け止め方が重要です。

模試結果に対してどのように考えるべきか解説します。

点数で一喜一憂しない

模試で一喜一憂するのは自然なことですが、なるべく感情に左右されないようにしましょう。

幼児の能力は受験直前まで伸びるため、模試時点の結果が良い場合に油断するのは危険です。また、反対に結果が悪く落ち込んでばかりいても、プラスにはなりません。

結果を生かすためにも、一喜一憂して終わらないように注意しましょう。

模試は子どもの優劣を決めるものではない

順位は出るものの、模試は優劣を決めるものではない点を理解しておきましょう。模試は、子どもの一側面を評価しているにすぎず、子ども全体の評価ではありません。

「模試ができるから素晴らしい子」「模試ができないからダメな子」と決めつけてしまうと、本来の子どもの価値や可能性を見誤ります。

模試の結果は子どもの全人格や将来を占うものではないことを胸に留めておきましょう。

結果よりプロセスを重視する

模試の結果を今後の学習に活かすには、結果に至るまでの努力や工夫の積み重ねを重視することが重要です。

に焦点を当てると、結果には表れない成長の土台がみえてきます。結果そのものよりも、プロセスが大切であると考えて、学習を振り返りましょう。

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小学校受験模試まとめ

小学校受験の模試は、場慣れしたい場合は大規模な統一模試、能力を細かく分析したい場合は大手幼児教室の模試がおすすめです。

幼児は環境や出題の方法が少し違うだけで点を落としやすくなります。模試の結果に一喜一憂せず、模試中の様子や内容を分析して学習計画に生かしましょう。

模試は、子ども自身だけでなく、保護者も情報収集ができたり、身だしなみや持ちものなど試験本番の予行練習ができます。タイプの違う模試を複数活用して、受験に役立てましょう。

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