RISU 学び相談室

2024/09/18

小学生の子どもの寝る時間が遅くて心配。早寝早起きのポイントは?

小学生の子供の夜寝る時間が遅くて心配です。集中力がなくイライラしやすくなったのは睡眠不足のせいでしょうか?どうすれば規則正しく早寝早起きできるようになりますか?
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RISU算数スタッフの回答
忙しい毎日の中で、どうしても子どもの寝る時間が遅くなってしまうと心配されている親御さんは多いでしょう。

早寝するためのポイントは、大きく分けての次の2つです。

夕方から夜を効率よく過ごす
朝時間を有効に活用する

本記事では、夜寝る時間が遅いお子の生活習慣を立て直し、しっかりと学習習慣を身につける方法を解説しています。
小学生のお子さんの寝る時間が遅くて困っているおうちの方は、ぜひ最後までお読みください。
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小学生に必要な睡眠時間は10時間

睡眠は子どもの健全な成長に欠かせません。
多くの研究から小学生に必要な睡眠時間は10時間~12時間と言われています。

低学年であれば、最低でも10時間は睡眠時間を確保したいところ。

参考サイト:健康づくりのための睡眠ガイド 2023(厚生労働省)

特に高学年になると寝る時間の遅い小学生が増えます。
その結果、睡眠不足によるイライラが「反抗期」と混同され、対策されずにいる可能性があります。
成長過程の表れと思って改善せずに放置すると、時間が経っても改善どころかますますトラブルが悪化するかもしれません。

現代の子供たちは慢性的な睡眠不足

小学生の就寝時刻の平均は21:36。
小1の平均21:17からどんどん遅くなっていき、小6の平均は21:59です。

また22時以降に就寝する子供の割合は、小学生全体の約3割。
小1では12.6%ですが、小6になると約5割にも及びます。

一方、小学生の平均起床時刻は、平均6:38。
学年による大きな違いはありません。

学校の始業時刻は変わりませんから、学年が上がるにしたがって睡眠時間だけが短くなっていきます。

参考:「小学生の日常生活・学習に関する調査」学研教育総合研究所 小学生白書web版

日本人の小学生の睡眠時間は平均すると9時間弱。
最低でも必要とされる10時間に及ばないことが分かります。

睡眠不足の原因

小学生たちの寝る時間が遅くなってしまう原因は主に次の3つです。

それぞれについて解説します。

原因1:親も子も帰宅時間が遅い

現在多くを占める共働き家庭。
親が帰宅してから食事やお風呂の支度をするとなると、どうしても寝る時間が後ろ倒しになってしまいます。
「特に平日は帰宅してから寝るまでホッと息つく間も無い」
という保護者の方は多いのではないでしょうか。

また子ども自身も、放課後に習い事へ通う割合が増加。
8割前後の小学生が1つ以上の習い事をしていることが各調査で明らかになっています。

一般的に高学年になるほど習い事の開始終了時刻も遅くなります。
すると子どもの帰宅時間が遅くなるため、寝る時間も遅くなっていると考えられます。

参考:「小学生の日常生活・学習に関する調査」学研教育総合研究所 小学生白書web版

原因2:勉強時間が長い

10年ごとの学習指導要領改訂によって、小・中学生の学習量が増えています。

以前ならもっと上の学年で学習していた学習単元が前倒しされている上、英語(外国語活動)やプログラミングといった新たな教科も追加されています。

小学校で扱う教科書(小1〜小6全教科)の平均ページ数は、平成17年度の4857ページから、令和6年では8647ページと、実に178%増加しています。

参考サイト:「教科書発行の現状と課題 2024年度版」一般社団法人教科書協会

また都市部を中心に人気を集めている中学受験。
通塾開始の低年齢化や入試問題の難化が進んでおり、塾の宿題量も膨大なため、受験勉強の負担は増す一方です。

また地方でも公立中高一貫校の設置が進む流れによって、RISU会員の中でも、各地域で中学受験に挑戦されるご家庭が増えています。

【RISU算数で中学受験】入塾前から志望校合格までリアルな体験談&口コミをご紹介

原因3:寝付けない

小学生でスマートフォンを持つ割合は年々増加。
内閣府の「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、インターネットを利用している小学生のうち、約4割が自分専用のスマートフォンを持っていることが明らかになっています。
タブレット・スマホなど、モニターの強い光を寝る前に浴びると、脳が夜を昼間と勘違いし、寝つきが悪くなります。

そのほか、高学年で増える塾通いやゲームなどによる運動不足も、寝つきの悪さにつながります。

また平日の睡眠不足を解消しようと、大人もついやりがちな「休日の寝だめ」。
実は、睡眠は貯めることができません。
むしろ睡眠不足と寝過ぎを繰り返すことで、常に時差ボケしている状態(社会的時差ボケ)を作り出し、体内時計の乱れを引き起こします。
その結果ますます寝つきが悪くなってしまいます。

早く寝るための方法

夜更かしによる子供への影響として挙げられるのが、次の4つです。

大人でも睡眠不足が続くと、イライラしやすくなったり、体重増加が気になり出したり、仕事中の集中力が下がったり、あるいは「こんな生活している自分はダメだ」と自己嫌悪に陥ってしまう、といった覚えがあるのではないでしょうか。
成長期の子供にとっても、睡眠不足は同じようなトラブルを引き起こします。

では、小学生の子が早く寝るために、おうちでできる工夫はどのようなものがあるのでしょうか?
5つご紹介していきます。

方法1:夕飯の準備は20分以内

夕飯は寝る3時間前までに済ませるのが理想。
実際にはなかなか難しいかもしれませんが、少しでも早く夕飯を済ませるには、食事の準備時間をできるだけ短縮する必要があります。

例えば、

などはすぐにできる方法です。
週の前半は作り置きを消費、木曜や金曜はお惣菜やミールキット、などいくつかの方法を組み合わせて食事準備の負担をなるべく軽くしましょう。

また夕飯を軽めのメニューにするのもおすすめです。

元々日本人の胃は欧米人と比べてるとあまり強くありません。
揚げ物やお肉など油の多い豪華な料理は消化に負担がかかってしまいます。
こうした消化負担の重い夕食を食べると、夜寝ている間も内臓を休めることができないため、翌朝疲れが抜けず、すっきり目覚められなくなるそうです。

夕飯を軽めにすることで、食事の準備も消化の負担も軽くすることができます。

方法2:入浴は就寝2時間前までに

寝る時に体の深部体温が下がると寝つきが良くなります。
寝る1〜2時間前までに入浴して体を温めておくと、ちょうど寝る時に体を冷ますことができます。

食事と入浴のどちらを先にするかは、各ご家庭の実情によって異なるでしょう。
家族の人数が多かったり、大人と一緒に入る小さいお子さんがいれば、食事の前後で交代で入る必要もあるはずです。
家族で協力し合って、寝る時間から逆算し、夕飯の支度とお風呂を効率よく済ませましょう。

方法3:スマホ・タブレット・テレビは就寝2時間前まで

もし「21時に寝る」を目指すなら、テレビやスマホは19時まで。

ここまで読んでみて「夜テレビやスマホを見る時間はほぼ無い」と気づいたご家庭も多いのではないでしょうか。

早く寝ることを最優先にするなら「平日夜はテレビやスマホを見ない」と潔く決めるのもおすすめです。
どうしても見たいテレビ番組は録画して週末にまとめて観る、など睡眠の優先順位を家族でブレずに意識しましょう。

もちろんお子さんだけにルールを守らせると「ずるい」となってしまうでしょう。
ぜひご家族皆さんで協力し合ってくださいね。

方法4:朝学習で効率よく勉強

夜に勉強をまとめてやろうとすると、つい寝る時間をダラダラ延ばしてしまいまうもの。

朝学習で取り組むことを予め決めておくと、夜寝る時間が遅くならずおすすめです。
朝であれば、登校前の限られた時間を意識するので、集中して効率よく進められます。

朝は自主学習、夕方に学校の宿題、などやるべきことを決めておくといいですね。

朝勉強してから登校すると、お子さんは「いい一日をスタートできた!」と学校での授業にも前向きに取り組めるはずです。

朝学習については、こちらの記事で詳しく解説しています。
朝学習は本当に効果的?朝学習のメリットと習慣化するコツを知りたい。

RISU算数なら朝学習におすすめ

朝学習を習慣化するなら、算数専用タブレット教材の「RISU算数」がおすすめです。

RISU算数が朝学習にぴったりな3つの特長をご紹介します。

特長1:1日約10分の問題設計

RISU算数は1回が10分前後の問題設計。
朝起きて朝食までの時間や、登校前の学習にぴったりです。
ちょっとした隙間時間でコツコツできるから、無理なく毎日取り組むことができます。

毎朝学校に出かける準備を済ませてRISU算数を3項目勉強したら、15分ゲームをやってもいいというルールを作りました。ゲームをする時間を確保しつつ、学校に遅れないように早起きして、ほぼ毎日進んで朝学習をやっています。
(東京都 小4 TRさん)

特長2:タブレット一台で手軽に勉強

「毎朝頑張ろう」と思っても結局挫折してしまうのは、始めるハードルの高さが原因。

折角のやる気が萎んでしまわないためには、勉強に向かうハードルをとことん下げるのがポイントです。

RISU算数なら、問題集・ノート・筆記用具といった道具は一切不要。
朝起きたらタブレットを開くだけで問題をスタートできます。

またWiFi環境があれば外出先でもOK。
夏休みなど旅行先や帰省中でも朝学習を続けられるので、学習習慣がしっかり定着します。

毎朝数分ですが、RISUで勉強することが日課になっています。先取り学習ですが、順序通り進んでいけば、少しずつ身についているのが実感できます。新しいステージに進めるようになると子どもは『次はどんなのかな?』と、とても興味を持っています。公開模試の結果が今回も良かったので、これからも活用させて頂きたいです。
(大阪府 小2 NHさん)

特長3:分かりやすい解説動画

RISU算数の解説動画はとても分かりやすいと評判。
分からない問題はお子さんが自分で解説動画を確認し疑問を解決でるので、忙しい朝もおうちの方は付きっきりならずにOK。
お子さんは無理なく自立的に朝学習を続けられます。

RISU算数は動画での解説が非常に分かりやすく、テストを通じて自分の理解度を確認できます。間違えた問題は動画を繰り返し見ることで理解を深めることができますし、毎日の10分の学習が楽しく感じられます。RISU算数に取り組むことで、子どもは算数が好きになりました。
(東京都 小3 NKさん)


他にも、RISU算数には学習へのモチベーションアップに役立つ機能が充実。
ステージクリアや問題に苦戦している様子を検知すると、トップ大学生による応援メッセージが送られたり、問題を解くことでプレゼントと交換できるポイントアップシステムなどがあります。
ポイントで交換できる「スペシャル問題」はゲーム感覚で思考力が育つと大人気です。

以前はドリルを何冊か買ってやっていましたが、最後までやりきることもなく途中で飽きてしまっていました。
RISU算数を始めてからは、朝の登校前や、夕方の食事前など、自分の空いたタイミングをみつけてはサッと開いて取り組んでいます。チューターの先生からの動画も楽しそうに見ています。ポイントを貯める事もモチベーションアップに繋がっています。RISU算数のおかげで、自発的に楽しみながら勉強に取り組む事が出来ています。日々の積み重ねで、レベルの高い問題でもスラスラと解けるようになっていくのが不思議です!分かりやすく楽しく勉強する機会を与えてくださりありがとうございます!
(宮城県 小1 AHさん)

まとめ:「夜は早く寝る」が最優先!しっかり寝て健康な心身を育てよう

早く寝る習慣は、子どもの成長にとって非常に大切。
規則正しい生活によって育つ健康な心身は、お子さんにとって一生の宝物となるはずです。
朝学習を上手く取り入れながら、規則正しい生活を習慣化していきましょう。

また十分な睡眠時間は子どもだけでなく大人にも欠かせません。
おうちの方も忙しいと思いますが、お子さんと一緒に「早く寝る習慣」を作っていき、ご家族皆さんが元気に楽しく過ごせる毎日を目指してくださいね。


RISU公式ブログでは、朝学習でRISU算数に取り組んで成績アップ、RISU算数を活用して中学受験で志望校合格、RISU算数での先取り学習、など体験談を多数ご紹介しています。
ぜひ覗いてみてくださいね。

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