早くから中学受験対策をスタートしてお子さんでも、小4でクラス落ちをしてしまうことは珍しくありません。
成績を回復し上のクラスを目指すためのポイントは次の2点です
・学習の量ではなく質にこだわる
・既習範囲を復習する
ただし、SS・SB・SAのどのクラス帯かによって具体的な学習法や注意点は異なります。
この記事では、早稲田アカデミーでクラス落ちしてしまった場合の原因と対策を詳しく解説しています。
クラス分けテストで上位クラスを目指す方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
早稲田アカデミーのクラス分け概要

早稲田アカデミーは四谷大塚のカリキュラムに準拠する「YTnet」に加盟しています。
そのため「予習シリーズ」をメイン教材とし、四谷大塚が毎月実施する「公開組分けテスト(以下「組み分けテスト」)」の結果に基づいて、早稲アカのクラス分けも行われます。
成績上位からSS・SB・SAの3つのクラスに大別され、校舎の規模によってSS1、SS2と言った形でさらに細かくクラスに分けられます。
クラスの種類とレベル感
どのクラスも予習シリーズがメイン教材として使用されます。
しかしクラスによって授業や宿題で扱う問題の範囲が変わり、週テストやカリキュラムテストの問題レベル(範囲は同じ)も異なります。
SSクラス
偏差値56以上が目安。
難関校以上を目指す受験生が多く在籍します。
四谷大塚でのSコースとCコースが混在しており、特に最上位層であるSS1クラスは別格で御三家をはじめとする最難関校の合格者を多く輩出します。
授業スピードが速く、予習シリーズの「発展問題」まで網羅することが求められます。
SBクラス
偏差値目安:46〜55前後。
中堅〜上位校合格を目指す、いわゆるボリュームゾーンと呼ばれる学力帯です。
基礎問題で確実に得点できるようにしつつ、応用問題への得点力強化を目指していきます。
SAクラス
偏差値目安:46以下。
中学受験の勉強を始めたばかりのお子さんも多く、中堅校合格を目指し、まずは基礎知識の定着や基本問題での得点力向上に取り組みます。
クラス分けの仕組み
四谷大塚が毎月実施する組み分けテストの結果に基づきクラスが決定されます。
テストの得点(偏差値)から、S・C・B・Aのいずれかのコースに判定され、SとCはSSクラス、BはSBクラス、AはSAクラスといった形で、早稲田アカデミーのクラス分けに適用されます。
最終的なクラス分けは、各校舎の在籍状況などによって変わるため、詳細は各校舎へ確認が必要です。
クラス落ちの基準
早稲田アカデミーでは「基準を2回連続で下回ってしまった場合にクラス落ち」という仕組みです。
他塾のように「クラス分けの成績が落ちてしまったら直ちにクラス落ちするわけではありません。
一回テストでガクッと成績が落ちてしまっても、気を引き締め直して次回のテストで挽回すれば、クラスをキープ(あるいはアップ)することが可能です。
【小4】 クラス落ちの主な原因
小4は本格的な受験勉強がスタートする時期。
中学受験塾に通い始める受験生が多くなり、授業カリキュラムが大きく変わるため成績も不安定になりやすいです。
この時期に早稲田アカデミーでクラス落ちしてしまう原因は、主に次の3つが考えられます。
- 受験者数の増加
- 4教科でのクラス分け判定がスタート
- 学習の質・量の変化
母集団の増加
小4からクラス分けで利用されるテストの種類と母集団が変わります。
早稲田アカデミーの小3は、2か月に1回実施されるマンスリーテストでクラス分けがされます(小1・2はジャンプアップテスト)。
しかし小4からは四谷大塚が主催する「公開組分けテスト」がクラス判定基準となります。
四谷大塚や準拠塾など全国の優秀層も加わることで、それまでの好成績から偏差値が下がりクラス落ちが発生する可能性があります。
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4教科でのクラス判定がスタート
小4からは、算数・国語・理科・社会の4教科の成績でクラスが決まります。
それまでの算国2教科での判定に、理科・社会が加わることで、各教科の学習スケジュールのバランスや、一教科ごとの完成度(定着度)を維持するのが難しくなります。
また、組分けテストは算数200点、国語150点、理科100点、社会100点、と傾斜配点になっているのも特徴。
算数の得点がクラス判定に大きく影響するため、算数が苦手なお子さんの場合、小4から一気に算数が足を引っ張るようになります。
塾の学習スタイルの変化
小4は教科が増えるだけでなく、学習の質も変化します。
低学年コースの授業は基本的に1回で完結するのに対し、小4以降は授業内容が連動し徐々にレベルアップしていく「スパイラル学習」が本格化します。
授業→家庭学習→確認テスト→家庭学習→クラス分けテスト
という本格的な中学受験対策の学習サイクルの確立が遅れてしまうと、クラス落ちになる可能性が高まります。
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【小5】クラス落ちの主な原因
小5になると、学習の質と宿題量が一気にアップします。
この時期のクラス落ちは、主に次の3つが要因となります。
- 通塾日の増加
- 学習内容の抽象化
- 答えの丸写し
通塾日の増加
早稲田アカデミーの小5では、多くの塾で通塾日数が週2日から週3日へ増えます。
帰宅時間も遅くなるため、どうしても家庭学習の時間が削られてしまいます。
復習が追いつかないことで徐々に知識の穴が増えていく恐れがあり、早期に立て直せない場合はクラス落ちのリスクが高まります。
学習内容の抽象化
小5のカリキュラムでは、算数の「割合」「比」「速さ」といった、抽象的な概念を扱う単元が続きます。
国語も語彙レベルの抽象化が進み文章が難化し、さらに長文化します。
理科や社会でも、小4で習った身近な現象から、小5では天体や物理、歴史といった高度な内容を扱うようになります。
全教科に渡って一気に抽象化が進むため、これまでセンスで解けていたお子さんの成績が低迷しやすいのがこの時期。
図を書き出す、条件を整理する、言葉の意味を確認する、といった地道な作業力が身につかないままだと、クラス落ちのリスクが一気に高まります。
答えの丸写し
早アカの宿題量が多いことで有名ですが、小5以降はさらに宿題が増えます。
宿題チェックも他塾と比べ厳しいため、真面目な子ほど「終わらせること」を優先してしまいがちです。
そこで問題となるのが、解答解説の丸写し。
解答解説を見ること自体は悪ではありませんが、宿題の目的は「自力で解けるようになること」です。
解説を読んで「分かったつもり」で終わらせてしまうことが続くと、宿題をこなしていても学力に繋がらず、クラス落ちの原因となります。
早稲田アカデミーの組分けテストのポイント
早稲田アカデミーでクラス落ちとなった場合、次のクラス分けに向けて戦略的に学習を進めることが重要です。
特に配点の高い算数を中心に解説します。
SAからSBへ:基礎に絞って徹底反復
まずは基礎をしっかりと固めることが最優先です。
宿題は思い切って取捨選択し、その分反復する回数を増やしましょう。
算数
SAクラスからSBクラスへアップするためには、まず全体平均である偏差値50が目安です。
組分けテストの算数は、大問1から大問8までの構成。
SAクラスからSBクラスへのクラスアップを目指す場合には、大問1の計算、大問2の小問集合、大問3(予習シリーズの基本問題に相当)でしっかり得点することが重要です。
後半の応用問題に気を取られることなく、「誰もが取れる問題」での失点を無くしましょう。
ただし計算や一行問題にも1問程度正答率が極端に低い難問が含まれます。
臨機応変に見切りをつけ「できる問題」の見直しに時間を充てるという戦略も必要です。
国語
国語では漢字や知識問題でしっかり得点できるようにします。
その上で記述問題を白紙にしないように心がけましょう。
記述問題は配点が高く、加点方式で採点されるため、完璧でなくても必要なキーワードがあり、日本語として文が崩れていなければ部分点をもらえます。
理科・社会
理科社会では、用語の意味を曖昧にせず正しく理解しましょう。
何となく字面だけを追ってしまうと、知識として定着しないだけでなく、資料問題などで角度を変えて問われた時に対応できなくなってしまいます。
SBからSSへ:処理速度と思考力を同時に強化
SBからSSへ上がるには、基礎を隙間なく埋めた上で、「スピード」と「思考力」を同時に高める必要があります。
算数
SSへのクラスアップを目指すためには、組み分けテストの前半をパーフェクトに取るのが前提。
その上で、大問4・5・6(予習シリーズの練習問題に相当)での正答率を高めていくことが重要です。
後半にいくほど負荷のかかる問題になるので、基本問題での処理速度を上げ、後半の応用問題に多くの時間を確保しましょう。
SSクラスの中でもさらに上位を目指す場合には、大問7・8(一部最難関問題集に相当)での正解も狙います。
家庭学習では、分からない問題にぶつかった時はすぐに解説を読むのではなく、5分〜10分は手を動かして試行錯誤を重ね、粘り強さや思考力を養いましょう。
国語
漢字・知識事項は完璧かつ効率よく仕上げます。
その上で文章読解の選択肢の選び方や抜き出し部分の見つけ方など、いわゆる読解テクニックも使いこなせるようにしましょう。
余裕があれば読書習慣も取り入れ、幅広いテーマを読みこなせるよう、教養を育てることも大切です。
理科・社会
理科の実験・観察の予測、グラフの読み取り、社会の資料問題といった、知識の単純暗記だけでは正解できない問題への対応力が重要です。
塾で学習したことについて日頃から「なぜ」「どのように」にこだわって、他者に言葉で説明できるように意識しましょう。
クラス落ちした時の注意点
クラス落ちという現実に直面すると動揺してしまうかもしれません。
そこで冷静さを失い闇雲に学習量を増やしてしまうと「頑張っているのに成績が上がらない」という悪循環に陥ってしまいます。
ここでは家庭学習での注意点を解説します。
無理にテキストの全範囲を解こうとしない
クラス落ちをしたということは、お子さんの解ける問題範囲が狭くなった、ということです。
例えば、基本問題までをしっかり取れていたお子さんが、基本問題を半分しか取れなくなり計算ミスも増えた、など。
まずはそれまで取れていた問題範囲の正答率を回復し、その上でさらに上のレベルの問題への対応力を養うことが大切です。
闇雲に全部の問題を解こうとせず、計算の正答率とスピードを上げる、基本問題までを3周するなど、学習の質にこだわるようにしましょう。
既習範囲を復習する
極端に理解が遅い学習単元は、それ以前の内容につまずきがある可能性があります。
とくに算数は積み上げの教科なので、分数、小数、図形など、基礎がぐらついてしまうと、その先が積み上がりません。
また計算スピードが極端に低い場合も、授業理解が追いつかなかったり、計算に手一杯で粘り強く考え抜けなかったりする原因になります。
必要に応じて学年を遡っての復習も行い、理解の穴を徹底的に潰しましょう。
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(小5 A.Oさんの保護者様)
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まとめ:クラス落ちは勉強の質を見直すチャンス
競争の激しい早稲田アカデミーでクラス落ちをしてしまうと、挽回するのは厳しいのではと不安になるかもしれません。
しかし中学受験の本番はまだまだこれから。
クラス落ちは成長のチャンスと捉え、学習の質を見直し本当に必要な内容を見極める機会にしましょう。
RISU利用者レビューでは、RISU算数をご利用いただいている保護者様の声をご紹介しています。
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