割増の計算(定価の1.2倍など)

割増しとはなにか

もとのねだん(定価)や人数に、さらにいくらかを足すことを「割増し(わりまし)」といいます。たとえば、「定価の20%増し」は、もとのねだん(100%)に20%分のねだんを足すということです。これは、もとのねだんの120%(1.2倍)になることと同じ意味です。消費税(しょうひぜい)も、もとのねだんに税金を足すので割増しの計算になります。

割増しのルール

1. 増えた分を足す方法

もとの量に割合をかけて「増えた分」を計算し、それをもとの量に足します。(例:1000円の20%増し →1000×0.2=200。1000+200=1200円)

2. 全体の割合をかけて一気に求める方法

もとの量を1(100%)として、それに増える分の割合を足した数をもとの量にかけます。(例:1000円の20%増し →1+0.2=1.2。1000×1.2=1200円)

例題

問1

500円の品物を、2割増しのねだんで売ります。売るねだんはいくらですか。

問2

1000円の品物を、30%増しのねだんで売ります。ねだんはいくらですか。

解説

問1

2割増しは、全体の10割(1)に2割(0.2)を足した「12割(1.2倍)」のねだんになるということです。500×1.2=600円になります。(※500×0.2=100円増えるので、500+100=600円と計算しても正解です!)

答え:600円

問2

30%増しは、全体の100%(1)に30%(0.3)を足した「130%(1.3倍)」のねだんになるということです。1000×1.3=1300円になります。

答え:1300円

練習問題

問1

去年のしゅうかく量は200kgでした。今年は去年より3割増えました。今年のしゅうかく量は何kgですか。

問2

ある町の人口は5000人でしたが、20%増えました。今の人口は何人ですか。

問3

400円の品物を1.5倍のねだんで売ります。これは何%増しですか。

応用問題

問1

定価の2割増しのねだんが1200円でした。もとの定価はいくらでしたか。(ヒント:□×1.2=1200と考えます)

問2

100円のアイスが、120円に値上がりしました。これは何%増しですか。(ヒント:いくら増えたかを考えてから割合を求めます)

問3

400円の品物を、25%増しのねだんにしました。その後、さらにそのねだんから1割増しにしました。今のねだんはいくらですか。

解答と解説

練習問題

問1

3割増えたので、もとの量(1)に0.3を足して「1.3倍」になります。200×1.3=260kgになります。

答え:260kg

問2

20%増えたので、もとの人数(1)に0.2を足して「1.2倍」になります。5000×1.2=6000人になります。

答え:6000人

問3

定価の1.5倍で売るということは、もとのねだん「1」に「0.5」が足されているということです。0.5は50%(5割)なので、答えは50%増しになります。

答え:50%増し(または5割増し)

応用問題

問1

2割増しは、定価の「1.2倍」のねだんということです。ヒントのように「もとの定価×1.2=1200円」という式になるので、逆算して、1200÷1.2=1000になります。もとの定価は1000円です。

答え:1000円

問2

まず、いくら増えたかを計算します。120–100=20円増えています。この増えた20円が、もとの100円のどれだけの割合かを求めます。20÷100=0.2となり、0.2は20%なので、答えは20%増しです。

答え:20%増し

問3

順番に計算して確かめましょう。まず、400円を25%増し(1.25倍)にするので、400×1.25=500円になります。さらに、この「500円」を1割増し(1.1倍)にするので、500×1.1=550円になります。

答え:550円

※1:各塾・団体主催の公開テスト・模試での成績(2018〜2025年当社調べ) ※2:過年度の累計(2018年〜2025年)