3ケタの くり下がりのある 引き算の ひっ算とは
3桁の数から、1桁または2桁の数を引く筆算です。「一の位が引けなくて十の位から借りる」場合と、「十の位が引けなくて百の位から借りる」場合があります。どちらの場合も、足し算や2桁の引き算のときと同じように「位を縦にそろえる」「すぐ左隣の位から10のまとまりを1つ借りてくる」というルールは変わりません。どこから借りたのか、斜線で消して数字を書き直すメモの作業を丁寧に行い、位の書き間違い(引く数を左に寄せてしまうなど)を防ぐことが目標です。
ひっ算のルール
1. 位をそろえて書く
3桁と1桁・2桁でも、右側の「一の位」を縦にピッタリそろえて書きます。
2. 引けない位で借りる
一の位が引けない時は十の位から、十の位が引けない時は百の位から、それぞれ「10」を借りてきます。借りた位の数字は斜線で消して1つ減らします。
3. 右から順番に計算する
一の位、十の位の順番に引き算をします。引く数がない位は、残った数をそのまま下におろします。
例題
問1
ひっ算を 見て 計算しましょう。
問2
ひっ算を 見て 計算しましょう。
解説
問1
を計算してみましょう。まずはそれぞれの数を右に揃えます。そして一の位から考えていきます。今回は引かれる数の一の位が引く数の一の位よりも小さいですね。この場合は隣の十の位から「10」を借りて、十の位の引かれる数に斜線を引き、1つ減らした数を上に書いておきましょう。すると一の位の計算は となるので一の位の答えに を書きます。次に十の位について計算します。先ほど一の位に「10」を貸したので、引かれる数は となります。今回は引く数が1ケタなので、十の位はそのまま となります。最後に百の位について考えていきます。百の位も引く数が1ケタなのでそのまま引かれる数の百の位をおろして となります。よって答えは となります。
答え:117
問2
を計算してみましょう。まずはそれぞれの数を右に揃えます。そして一の位から考えていきます。 より一の位の答えは となります。次に十の位を考えていきましょう。今回は引かれる数の十の位が引く数の十の位よりも小さいので、隣の百の位から「10」を借りてきて、百の位の引かれる数に斜線を引き、1つ減らした数を上に書いておきましょう。すると十の位の計算は となるので十の位の答えに を書きます。次に百の位について計算します。先ほど十の位に「10」を貸したので、引かれる数は となります。よって百の位の答えは となるので、全体の答えは となります。
答え:81
練習問題
問1
ひっ算で 計算しましょう。
問2
ひっ算で 計算しましょう。
問3
お店に りんごが 125こ ありました。午前中に 42こ 売れました。のこりは 何こ ですか。
応用問題
問1
100円 もって 買いものに 行きました。85円の アイスを 買うと、おつりは 何円 ですか。
問2
学校の 2年生は ぜんぶで 114人 います。男の子は 52人 です。女の子は 何人 いますか。
問3
この ひっ算は「」を 計算しようとしています。どこが まちがって いますか。正しい ひっ算を 書いて、答えを 出しましょう。
解答と解説
練習問題
問1
を計算してみましょう。まずはそれぞれの数を右に揃えます。そして一の位から考えていきます。今回は引かれる数の一の位が引く数の一の位よりも小さいですね。この場合は隣の十の位から「10」を借りて、十の位の引かれる数に斜線を引き、1つ減らした数を上に書いておきましょう。すると一の位の計算は となるので一の位の答えに を書きます。次に十の位について計算します。先ほど一の位に「10」を貸したので、引かれる数は となります。今回は引く数が1ケタなので、十の位はそのまま となります。最後に百の位について考えていきます。百の位も引く数が1ケタなのでそのまま引かれる数の百の位をおろして となります。よって答えは となります。
答え:137
問2
を計算してみましょう。まずはそれぞれの数を右に揃えます。そして一の位から考えていきます。今回は引かれる数の一の位が引く数の一の位よりも小さいですね。この場合は隣の十の位から「10」を借りて、十の位の引かれる数に斜線を引き、1つ減らした数を上に書いておきましょう。すると一の位の計算は となるので一の位の答えに を書きます。次に十の位について計算します。先ほど一の位に「10」を貸したので、引かれる数は となります。よって十の位の計算は となるので、十の位の答えに を書きます。最後に百の位について考えていきます。今回は引く数が2ケタなので、そのまま引かれる数の百の位をおろして となります。よって答えは となります。
答え:126
問3
残りの数を求めたいので を計算してみましょう。まずはそれぞれの数を右に揃えます。そして一の位から考えていきます。 より一の位の答えは となります。次に十の位を考えていきましょう。今回は引かれる数の十の位が引く数の十の位よりも小さいので、隣の百の位から「10」を借りてきて、百の位の引かれる数に斜線を引き、1つ減らした数を上に書いておきましょう。すると十の位の計算は となるので十の位の答えに を書きます。次に百の位について計算します。先ほど十の位に「10」を貸したので、引かれる数は となります。よって百の位の答えは となるので、全体の答えは となります。つまり残りのりんごの数は こです。
答え:83こ
応用問題
問1
お釣りを求めたいので を計算してみましょう。まずはそれぞれの数を右に揃えます。そして一の位から考えていきます。今回は引かれる数の一の位が引く数の一の位よりも小さいですね。この場合、本来は十の位から「10」を借りる必要があります。しかし、今回は引かれる数の十の位も「0」であることが分かっています。よって百の位から一度「10」を借りてみましょう。すると十の位が「10」になるので、さらに一の位に「10」を貸して を計算します。すると一の位の答えは であることが分かります。次に十の位を考えてみましょう。先ほど一の位に「10」を貸したので、引かれる数は となります。よって十の位の計算は となるので、十の位の答えに を書きます。最後に百の位について考えていきましょう。百の位も「10」を貸したので、引かれる数は となります。よって全体の答えは となり、 円であると分かります。
答え:15円
問2
女の子の人数を求めるには2年生の全体の人数から男の子の人数を引けばいいことが分かりますね。よって引き算をしてみましょう。 を計算してみます。まずはそれぞれの数を右に揃えます。そして一の位から考えていきます。 より一の位の答えは となります。次に十の位を考えていきましょう。今回は引かれる数の十の位が引く数の十の位よりも小さいので、隣の百の位から「10」を借りてきて、百の位の引かれる数に斜線を引き、1つ減らした数を上に書いておきましょう。すると十の位の計算は となるので十の位の答えに を書きます。次に百の位について計算します。先ほど十の位に「10」を貸したので、引かれる数は となります。よって百の位の答えは となるので、全体の答えは となります。つまり女の子の人数は 人と分かります。
答え:62人
問3
この筆算はどこが間違っているのでしょうか。くり下がりのある筆算について思い出してみましょう。筆算を行う時はまず引かれる数と引く数を右に揃えるのでしたね。しかし今回は引く数の「5」が十の位にあります。これによって答えが間違ってしまっています。「5」を右端に揃えて計算をすると となり、答えが であると分かります。
答え:引く数の「5」の位置が間違っている。127
