倍数と公倍数の意味

倍数と 公倍数とは

ある数を1倍、2倍、3倍…と掛け算してできる数を、その数の「倍数(ばいすう)」と言います。倍数は無限に続きます。また、2つ以上の数に共通している倍数を「公倍数(こうばいすう)」と言います。公倍数を見つけるときは、それぞれの数の倍数を順に書き出し、両方に共通している数を探します。

計算の ルール

1. 倍数の見つけ方

九九のように、その数に 1、2、3 …と順番に掛け算をしていきます。

2. 公倍数の見つけ方

2つの数の倍数をそれぞれ小さい順に書き出し、両方にある(共通の)数を見つけます。

3. 最小公倍数

公倍数の中で一番小さい数を「最小公倍数(さいしょうこうばいすう)」と言います。公倍数には、最小公倍数の倍数になっているという性質があります。

例題

問1

3の 倍数を、小さい 方から 順番に 3つ 書きましょう。

問2

2と 3の 公倍数を、小さい 方から 順番に 2つ 書きましょう。

解説

問1

3 に 1、2、3 …を順に掛けていくと、3×1=3、3×2=6、3×3=9 となります。

答え:3、6、9

問2

2の倍数は 2、4、6、8、10、12、14⋯ です。3の倍数は 3、6、9、12、15⋯ です。2つの倍数をそれぞれ書き出すと、両方にある(共通の)数は 6、12 と分かります。

答え:6、12

練習問題

問1

4の 倍数を、小さい 方から 順番に 5つ 書きましょう。

問2

3と 4の 公倍数を、小さい 方から 順番に 3つ 書きましょう。

問3

たてが 2cm、横が 3cm の 長方形の タイルを ならべて、一番 小さな 正方形を 作ります。正方形の 1辺の 長さは 何cmに なりますか。公倍数を 使って 考えましょう。

応用問題

問1

3と 4の 公倍数を 小さい 方から 3つ(12、24、36)書き出しました。これらの 公倍数の 並び方には、どのような きまりが ありますか。

問2

100までに、「8の 倍数」は いくつ ありますか。(ヒント:わり算を 使って 考えます)

問3

たろう君は 3日ごとに、はなこさんは 4日ごとに 図書館に 行きます。今日、2人が いっしょに 図書館に 行きました。次に いっしょに 行くのは 何日後 ですか。

解答と解説

練習問題

問1

4 に 1、2、3 …を順に掛けていくと、4×1=4、4×2=8、4×3=12、4×4=16、4×5=20 となります。

答え:4、8、12、16、20

問2

3の倍数は 3、6、9、12、15、18、21、24、27、30、33、36⋯ です。4の倍数は 4、8、12、16、20、24、28、32、36⋯ です。2つの倍数をそれぞれ書き出すと、両方にある(共通の)数は 12、24、36 と分かります。

答え:12、24、36

問3

タイルを並べたときのたての長さは2の倍数(2cm、4cm、6cm⋯)、横の長さは3の倍数(3cm、6cm、9cm⋯)になります。正方形はたてと横の長さが等しい形なので、2と3の共通する倍数(公倍数)を探します。一番小さな正方形の一辺の長さは、一番小さい公倍数の 6cm になります。

答え:6cm

タイルを並べて正方形を作っている図

応用問題

問1

公倍数を小さい順に並べると、一番小さい公倍数(12)の1倍(12)、2倍(24)、3倍(36)というように、12 ずつ増えて並んでいきます。このように、公倍数は最小公倍数の倍数になっているというきまりがあります。

答え:最小公倍数である「12」の倍数になっている

問2

100 の中に 8 がいくつ入っているかを調べるため、100÷8 のわり算をします。100÷8=12 あまり 4 となり、商が 12 なので、100までに8の倍数は12個あると分かります。

答え:12個

問3

たろう君が次に図書館に行く日は3の倍数(3日後、6日後、9日後、12日後 ⋯)、はなこさんが次に行く日は4の倍数(4日後、8日後、12日後 ⋯)になります。2人が次にいっしょに行く日は、2つの倍数の中で一番小さい共通の数(12)になるため、12日後になります。

答え:12日後

※1:各塾・団体主催の公開テスト・模試での成績(2018〜2025年当社調べ) ※2:過年度の累計(2018年〜2025年)