RISU 学び相談室

2026/02/06
ママ、パパからのご相談

学芸大学附属大泉小学校に受かる子の特徴は?試験内容や注意点も教えてください

小学校受験で、学芸大学附属大泉小学校の受験を考えています。国際教育に力を入れていると聞きますが、どんな子や家庭が受かるのでしょうか?学校の特徴や試験内容、附属中学や高校への進学についても教えてください。
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著者からの回答
東京学芸大学附属大泉小学校は、国立小学校で初めて国際バカロレア校として認定された学校です。

国際教育に強い学校であることから、大泉小学校の入学試験では、
他者を尊重しつつ自分の意見も発信できるコミュニケーション能力
が重視されると考えられます。

本記事では、大泉小学校に受かる子の特徴や、試験内容、学校の特色を解説します。
大泉小学校の受験を検討しているご家庭はぜひ参考にしてください。

なお、本記事では、一般的な検索語に合わせて「受験」「試験」という表現を用いていますが、国立小学校では「受検」「調査」「検定」と呼ばれることが一般的です。
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東京学芸大学附属大泉小学校に受かる子ども・家庭の特徴

東京学芸大学附属大泉小学校に受かる子どもや家庭には、いくつかの特徴があります。

順番にみていきましょう。

自分の考えを素直に話せる子

東京学芸大学附属大泉小学校に合格する子の特徴として挙げられるのが、自分の考えをもち、それを素直に言葉で伝えられることです。

大泉小学校では、1年生から探究的な学びが行われ、調べたことを発表したり、話し合ったりする機会が多く設けられています。

そのため入試においても、「〇〇のとき、あなたはどうしますか」といった仮定の質問を通して、正解を答える力ではなく、自分なりに考え、言葉にしようとする姿勢がみられます。

日常の出来事について自分なりの考えを持ち、それを大人に伝える経験を自然と積んでいる子は、大泉小学校の入学試験で力を発揮しやすいでしょう。

話をよく聞き諦めずに取り組める子

東京学芸大学附属大泉小学校に合格するためには、話をよく聞き、最後までやり遂げようとする姿勢が大切です。

大泉小学校の入学試験では、毎年のようにダンスが出題されます。

ダンスは、指示や動きをよく見たり聞いたりしているか、うまくいかない場面でも途中で投げ出さず、最後まで取り組む姿勢があるかを評価する試験です。

大泉小学校は探究的な学びを教育の軸としているため、入学時点から、他者の話をよく聞き、与えられた課題に粘り強く向き合える力を重視していると考えられます。

子どもを子ども扱いしない関わりをしている家庭

東京学芸大学附属大泉小学校に合格する子どもが育つ家庭は、子どもを必要以上に「子ども扱いしない」関わり方をしています。

たとえば、食事をこぼしたときにすぐに手を出すのではなく自分で拭かせる、困っている場面でもすぐに答えを示さず「どうしたらいいと思う?」と考えさせるなど、日常の中で主体的に行動する機会を大切にしている家庭です。

また、子どもを一人の人として尊重し、考えや感じ方に耳を傾ける姿勢も特徴的です。

個を尊重する関わり方は、大泉小学校が大切にする国際的な教育観とも親和性が高いため、受験時の評価につながっているといえるでしょう。

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東京学芸大学附属大泉小学校の受験概要

東京学芸大学附属大泉小学校の倍率、通学区域、受験スケジュールなど受験に関する情報を解説します。

募集人員・出願者数・倍率

まずは募集人員や出願数、倍率をみていきましょう。

また、東京学芸大学附属大泉小学校の試験では、抽選による1次選考と試験による2次選考に分けられます。

それぞれの抽選通過率や倍率はこちらです。

国立小学校の場合、抽選があるため運が必要とされますが、大泉小学校の抽選通過率は高く、多くの家庭にチャンスがあります。

しかし2次選考の倍率はかなり高く、試験による選考が厳しい学校です。

出願資格と通学区域

通学区域は以下の通りです。

練馬区、豊島区、板橋区、文京区、新宿区、中野区、杉並区、北区、西東京市、東久留米市、清瀬市、武蔵野市、東村山市、三鷹市、小平市、和光市、新座市、朝霞市、所沢市

これまで住所の指定はなく通学時間40分以内とされていましたが、2024年に通学制限に変更があり、実質的に通学区域が広がりました。

また、合格後に学区内に転居する誓約書を提出することで、学区外からの受験も可能となっています。

受験スケジュール

次に、2025年実施の日程をもとに、受験スケジュールについてみていきましょう。

項目日程
学校説明会2025年9月2日(火)~9月12日(金)(Web説明会)
募集要項購入2025年9月5日(金)~10月3日(金)
出願期間2025年9月12日(金)~10月3日(金)
第1次選考(抽選)2025年10月10日(金)
第2次選考2025年11月26日(水)・27日(木)
第2次選考結果発表(合格発表)2025年11月29日(土)

例年9月頃に説明会が開催され、まもなく出願開始となります。

1次選考(抽選)から2次選考までは、1ヵ月半もの期間があるため、この期間にしっかり準備しましょう。

東京学芸大学附属大泉小学校の試験内容と対策

東京学芸大学附属大泉小学校の試験内容は以下のとおりです。

それぞれどのような内容なのか、確認していきましょう。

ペーパー試験

ペーパー試験があるものの、全部で2枚(表裏印刷で1枚)と比較的ボリュームは少なく、内容も基礎的です。

といった分野からバランスよく出題されます。

基礎的な問題であれば簡単かというと、決してそうではありません。

小学校受験問題に慣れている子どもはすぐに解けても、ペーパーに初めて挑戦する子どもにとっては難しく感じられる場合があります。

過去問題や小学校受験の基礎問題集を使用するなどして対策しましょう。

運動試験(ダンス)

東京学芸大学附属大泉小学校では、毎年ダンスが出題されます。

自由に踊るケースもありますが、基本的には先生のお手本を見て真似する模倣ダンスです。

曲はパプリカやジャンボリミッキーといった近年話題の曲が採用される傾向があるため、子どもは曲が流れるとつい興奮してしまうかもしれません。

盛り上がるなかでも、以下の点に注意する必要があります。

ダンスの上手さを競う試験ではないため、完璧に踊れなくとも問題はありません。

隣の子どもとぶつかってしまった際には声をかけるなど周囲に気を配りながら、楽しんで踊りましょう。

その他、ケンケンパなどの簡単な運動課題が出題されるケースもあります。

行動観察

行動観察では、2〜4人のグループとなって以下のようなゲームを行います。

ダンスと同様に盛り上がりやすいゲーム内容で、日頃の子どもの様子をみる試験です。

ルールや指示を守れるかどうかに加え、グループの仲間を尊重した行動ができるか待っている間の態度はどうかといった点がポイントです。

リーダーシップをとることよりも、相手の意見を聞いたり応援したりといった協調性が大切です。

面接・口頭試問

学芸大学附属大泉小学校の面接は、自分でその場で考え答える内容となっています。

といったように、特定の状況を想定して自分はどうするかを問い、子どもの答えによって質問を発展させていく点が特徴です。

例をみていきましょう。

面接官「公園のブランコに乗ろうとしたらお友達が使っていました。あなたはどうしますか?」

子ども「60までかぞえながら、順番を待ちます。」

面接官「それはどうしてですか?」

子ども「ブランコは楽しいので、お友だちもたくさん乗りたいと思うからです。」

面接官「待っていても変わってくれなかったらどうしますか?」

子ども「交代してくれる?と聞いて、だめだったら他の遊びをしながら空くのを待ちます」

このように、そう考えるに至った理由や、自分の考えがうまくいかなかった場合にどうするかといった追加の質問をされるケースが多いようです。

大泉小学校は、子どもに正しい答えを求めているわけではありません。

ゆっくりでもいいので、自分なりに考え、言葉にできるように練習しましょう。

作業・生活課題

面接・口頭試問内で、以下のような作業をおこないます。

巧緻性(手先の器用さ)をみる試験というより、日常の生活体験を評価する項目です。

作業のきれいさや素早さを競うのではなく、ゆっくりでも片付けまで丁寧さを意識したり、粘り強く取り組んだりする様子をみています。

東京学芸大学附属大泉小学校の特色と知っておきたいポイント

東京学芸大学附属大泉小学校を受験する前に知っておきたいポイントをみていきましょう。

国際バカロレア認定校

東京学芸大学附属大泉小学校は、2022年に国立小学校として初めて国際バカロレア認定校となりました。

国際バカロレアとは、国際的に通用する大学入学資格につながる教育課程を提供する、世界共通の教育プログラムです。

多様な文化や価値観を尊重し、平和でより良い社会の実現に貢献できる人材の育成を使命としています。

大泉小学校は、昭和期から国際理解や国際協力をテーマとした研究を続けてきました。

こうした背景から、学校の教育方針と親和性が高いとして、国際バカロレアの導入に至っています。

充実した探究プログラム

東京学芸大学附属大泉小学校では、国際バカロレア初等教育プログラム(PYP)で定められた6つのテーマに沿って、1年生から探究的な学びを実践しています。

例えば、「私たちは誰なのか」をテーマに、自分のよいところを友達や両親、祖父母、先生に聞くなどして、自分の取扱説明書をつくるといった取り組みです。

知識を一方的に教え込むのではなく、「なぜだろう」と主体的に問い、調べ、考え、表現するプロセスを重視した授業が多い点が大泉小学校の特徴です。

生活団活動による異学年交流

東京学芸大学附属大泉小学校では、1年生から6年生までで構成される第2のクラス(生活団)があり、清掃活動をはじめ、運動会や全校遠足、野菜作りなど、さまざまな活動に取り組んでいます。

6年生は1年生と、5年生は2年生と、4年生は3年生とペアになって活動するなかで、下級生は上級生から学び、上級生はリーダーシップを学べる仕組みです。

大泉小学校の家庭的な雰囲気は、生活団の活動を通した学年を超えた交流によって育まれているといえるでしょう。

保護者・家庭の負担

東京学芸大学附属大泉小学校は、他の国立小と同様に保護者の協力が欠かせない学校です。

アフタースクールや学童が併設されていないため、共働き家庭の場合は放課後の居場所を探しておく必要があります。

また、学習面では、探究プログラムの実施に伴い、各教科の授業時間が一部削減されています。

探究によって思考力が育ちやすいものの、国語や算数などの基礎的な学習内容については、家庭での学習フォローが大切です。

東京学芸大学附属大泉小学校は塾・幼児教室なしで受かる?

東京学芸大学附属大泉小学校は、塾や幼児教室に通わなくても、家庭での準備次第で合格を目指せる学校です。

ペーパーテストは基礎的な内容が中心であるため、市販の小学校受験向け問題集や過去問を使って対策しましょう。

一方で、注意したいのが口頭試問や面接です。

大泉小学校では、「どう考えたか」「なぜそう思ったか」を自分の言葉で伝える力が重視されるため、面接の難易度は高いといわれています。

家庭でも、「こんなときはどうする?」と問いかけながら、考えを言葉にする練習はできますが、保護者の前では話せても、初対面の大人を前にすると緊張してしまう子は少なくありません。

そのため、完全に通塾が必須というわけではないものの、必要に応じて幼児教室の大泉小学校対策講座などを取り入れると、親子ともに安心して本番に臨めるでしょう。

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東京学芸大学附属大泉小学校の進路

東京学芸大学附属大泉小学校は、以下の4校への連絡進学が可能です。

東京学芸大学附属小学校のなかでも、4校から進学先を選べるのは大泉小学校だけとなっています。

国際中等教育学校へは、例年およそ50%の児童が進学します。

国際中等教育学校は、6年一貫の国際バカロレア(IB)認定校で、探究型の学びを軸に、海外大学への進学実績も豊富です。

大泉小学校から一貫してバカロレアの教育を受けさせたいと考える家庭や、グローバル志向をもつ家庭が国際中等教育学校を選ぶ傾向があります。

一方、学芸大学附属高校への進学や国内大学進学を主軸に考える家庭は、附属竹早・小金井・世田谷中学校への進学もしくは外部の中学校を受験します。

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他の国立大学付属校との違い

東京学芸大学附属大泉小学校を検討する際、あわせて比較されやすいのが他の国立小学校です。

ここでは、併願されやすい筑波大学附属小学校・お茶の水女子大学附属小学校との違い、そして東京学芸大学附属校(竹早・小金井・世田谷)との違いをみていきましょう。

筑波大学附属小学校・お茶の水女子大学附属小学校との違い

東京学芸大学附属大泉小学校と、筑波大学附属小学校・お茶の水女子大学附属小学校はそれぞれ受験日程が違うため、国立志向の家庭が併願しやすい3校です。

しかし、同じ国立小学校でも校風や教育の考え方には大きな違いがあります。

校名学校・母体大学の強み校風と児童の特徴
東京学芸大学附属大泉小学校教員養成の最高峰国際教育の伝統があるグローバルな視野を育てる学校粘り強く主体的に取り組む子
筑波大学附属小学校教育学に強み教育研究が盛んな学校知的好奇心が強く快活な子
お茶の水女子大学附属小学校発達心理学や社会学に強み人間形成を重視した学校考えることが好きな子

このように、いずれも国立小学校ではありますが、重視している教育の方向性や児童の特徴は大きく異なります。

家庭の教育観や、子どもの性格・伸ばしたい力に合った学校を選ぶことが大切です。

東京学芸大学附属校(竹早・小金井・世田谷)との違い

次に、同じ東京学芸大学附属校である竹早小学校・小金井小学校・世田谷小学校の違いをみていきましょう。

校名特徴進学先
竹早小学校(文京区)幼・小・中連携を重視し家庭的な雰囲気倍率55倍東京学芸大学附属竹早中学校へ85%が進学
大泉小学校(練馬区)国際バカロレア(IB)認定校倍率20倍東京学芸大学附属国際中等教育学校へ50%が進学(竹早・小金井・世田谷への進学も可能)
小金井小学校(小金井市)2~5泊の集団宿泊生活で心身ともに成長倍率10倍東京学芸大学附属小金井中学校へ75%が進学
世田谷小学校(世田谷区)学びを自分でデザインし自主性を重視倍率10倍東京学芸大学附属世田谷中学校へ80%が進学

東京学芸大学附属校のなかでも、国際バカロレア認定を受けているのは大泉小学校のみであるほか、進学面でも他の3校とは異なり自由度が高い特徴があります。

国立志向の家庭のなかでも、国際人としての素養や多様な価値観を育てたいと考える家庭が、大泉小学校を選択しやすいといえるでしょう。

東京学芸大学附属大泉小学校の受験でよくある質問

東京学芸大学附属大泉小学校の受験でよくある質問をみていきましょう。

大泉小学校はどんな子に向いていますか?

東京学芸大学附属大泉小学校は、「探究する学び」を教育の軸にしているため、以下の特徴を持つ子どもに向いているといえます。

また、結果や正解を急がず、子どもの思考過程を大切にする家庭環境も重要です。

学芸大附属大泉小学校の難易度は?

東京学芸大学附属大泉小学校は、倍率がおよそ20倍と、国立小学校の中でも難関校の一つです。

ペーパー試験や作業課題そのものは、特別に難問が出るわけではなく、基礎的な内容が中心です。

一方で、口頭試問(面接)の難易度は国立小学校の中でも非常に高いといわれています。

学芸大学附属大泉小学校の抽選倍率は?

東京学芸大学附属大泉小学校の抽選倍率は、例年1.2〜1.4倍程度で推移しており、およそ7〜8割の子どもが2次試験にすすみます。

抽選は1次のみで、他の国立小学校のように複数回の実施はありません。

そのため、比較的多くの子どもに実際の試験へ進むチャンスがある点が特徴です。

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東京学芸大学附属大泉小学校に受かる子まとめ

東京学芸大学附属大泉小学校は、国際バカロレア(PYP)認定校として、国際人としての基礎となる価値観や広い視野を育てる学校です。

こうした教育環境から、試験では知識量よりも、言葉で考えを伝える力、話をよく聞いて挑戦し続ける姿勢、自立した態度といった内面の力が重視されます。

また、国際中・竹早・小金井・世田谷の4校へ連絡進学できる点や、転居を条件に受験が可能な点も、大泉小学校ならではの特徴です。

国際的な視点を大切にしながら、子どもの考えや感じ方を尊重して育てたい家庭にとって、

大泉小学校は相性のよい学校といえるでしょう。

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