RISU 学び相談室

2025/07/25
ママ、パパからのご相談

小学生の子どもがカンニングをするのはなぜ?家庭でできる対応を解説

小学生の子どもが塾でテストでカンニングをしてしまいました。 こんなことをしても無駄なのに、なぜカンニングをしてしまうのでしょうか。親はどんな対応をすればいいのでしょうか。
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著者からの回答
お子さんが学校のテストでカンニングをしてしまったときは、以下の2点を意識して対応しましょう。

①じっくりお子さんの話を聞いて一緒に解決策を考える
②「成績」「結果」よりも「学びの過程」「頑張り」に目を向ける

カンニングしてしまう理由の多くは、お子さんなりにあるものですから、一方的に叱るのは逆効果です。
カンニングに拍車がかかる場合が考えられます。

そして普段からテストの点数や成績といった結果だけに注目するのではなく、お子さんの学びの過程に注目することが大切です。
「努力することはかっこいい」「ズルはかっこ悪い」に気付けるよう、お子さんの日々の頑張りを認めていきましょう。
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小学生がカンニングをする理由は?

カンニングをする理由はさまざまです。

ここではカンニングをする理由について解説します。

周囲に流される

「〇〇くんもやってた」「みんなでこっそり答えを見せ合った」など、友達同士の軽いノリに流されてしまうケースです。

とくにまだ小さい低学年のお子さんの場合、「みんなやってるから私もやろう」となりがちです。

カンニングがバレないことをゲームにしたり、カンニングのコツを教え合ったりするケースも見られます。

善悪の判断ができない

小学生の倫理観は発展途上で、善悪の判断がうまくできないケースもあります。

「バレなければカンニングしてもいい」という思考のお子さんや、「カンニング=ズルいこと、悪いこと」とわかっていても自分にストップをかけられずにやってしまうお子さんもいます。

学習につまずいている

学習した内容がわからない状況でテストを受けることは、お子さんにとってストレスが大きいです。

わからない状況は不安を搔き立てられます。

親御さんも経験したことがあるのではないでしょうか?

授業や家庭学習では「調べる」「人に聞く」でわからない状況に対応できますが、テストではそれらができません。

勉強につまずいてしまってもどうすればいいのか分からず、短絡的にカンニングに走ってしまうというケースは多くあります。

テストにプレッシャーがある

基本的に子どもはズルしてでも失敗を嫌がります。

「テストで良い点を取らなければ」「間違えたら怒られる」といったテストのプレッシャーを受けているお子さんもカンニングをしやすい傾向にあります。

勉強につまずきが少なく、学力が高いお子さんであっても、テストへのプレッシャーからカンニングしてしまうことは珍しくありません。

また、真面目なお子さんほど失敗を恐れる傾向がは強く、カンニングをする可能性は0ではありません。

親や学校からの期待が大きい

親御さんや先生から「あなたならできるよ」「100点取って当然」と期待を寄せられている場合もカンニングしやすい状況を生みだします。

お子さんは「できない自分を見せられない」と感じ、無理をしてカンニングするケースです。

カンニングはお子さん自身の問題だけではなく、周囲の環境が問題になっている場合もあるので、お子さんの話をていねいに聞く必要があります。

子どもがカンニングをしたときの対応

お子さんがカンニングをしたらどのように対応すればよいでしょうか?

ここでは、カンニングをしたときの対応を紹介します。

一方的に叱るのではなく、「理解・対話・支援」でお子さんを立て直す意識で対応しましょう。

感情的に叱らない

お子さんのカンニングを知った直後、おうちの方には「がっかり」「怒り」「不信感」などのさまざまな感情が出ると思います。

しかし、感情的にお子さんを叱ると、お子さんがが本音を話さなくなったり、おうちの方が伝えたいことがブレたりする可能性があります。

まずは、湧き出る感情を抑え、冷静に子どもと向き合うようにします。

子どもの話をじっくり聞く

お子さんにはカンニングをした理由が必ずあります。

「なぜカンニングをしたのか?」をていねいに聞いていきましょう。

聞くポイントは、「どうしてそんなことをしたの?」と問い詰める聞き方ではなく、「何か不安なことがあったのかな?」「話せることがあったら聞かせて」とお子さんの言葉を優しく促すことです。

すると、

「テストで良い点数を取りたかった」

「間違えたら叱られると思った」

「○○くんにカンニングをやれって言われた」

「勉強がわからなくて不安だった」

というように、お子さんが内に秘めていた思いをポツポツと話します。

「カンニングをしたこと」ではなく、「カンニングをしなければならなかった理由」に親御さんはしっかりと目を向けましょう。

一方通行ではなく、ていねいな対話でお子さんの話を聞く姿勢を見せ、安心感を与えることが大切です。

なぜカンニングをやってはいけないかを考える

「カンニングは悪いことです」「カンニングをやってはいけません」と伝えることは大事です。

しかし、これだけでは根本的な解決にならないことが多いです。

カンニングをやってはいけない理由がお子さんの中ではっきりしていないからです。

お子さんが二度とカンニングをしないためには、カンニングをやってはいけない理由をお子さんと一緒に考え、お子さんが「カンニングはやってはいけないこと」と理解することがポイントです。

お子さんと一緒に考える際には、「カンニングは自分の本当の力ではないこと」「人の答え(頑張り)を盗んだこと」に焦点を当てて話し合います。

時おり、カンニングをお金や物を盗む話などにたとえながら、考えやすくしましょう。

お子さんが高学年ならば試験の不正行為が及ぼす影響やリスクを交えて伝えると効果的です。

カンニングによって長期的に信頼を失うこと、盗みは犯罪の始まりであることなどを、実際に起こった試験の不正行為の事例を交えて、「なぜカンニングをしてはいけないか」を考えさせていくとよいでしょう。

カンニングをしないための対策

お子さんがカンニングをしないための対策は、「成績」「結果」よりも「学びの過程」「頑張り」に注目することがポイントです。

失敗しても大丈夫と思える雰囲気づくり

お子さんの失敗を責めてばかりいると、「テストで間違えたところを叱られた」「失敗したら怒られる」という心理が生まれ、カンニングをするきっかけを作ってしまいます。

たとえ何問か間違えて80点という結果でも、「そこから学べばいいよ」と伝えましょう。

「80点を100点にするためにはどうすればいいかな?」

「80点も取れた理由は何だろう?」

「次のテストで80点より高い点数にするために、これからどうしようか?」

これまでのお子さんの頑張りを振り返ったり、これからの行動を考えたりし、「失敗しても学びがあること」「失敗しても大丈夫なこと」をお子さんに気づかせていきましょう。

このような対話を重ねていくと、お子さんは「良い結果を出すには日ごろの頑張りが大切なんだ」「頑張ると良いことがある」ということを実感していきます。

努力のプロセスを認める言葉かけ

「100点すごい!」と結果だけを褒めると、「100点ならば怒られない(褒められる)」「何が何でも100点を取らなきゃだ」というプレッシャーが高まっていきます。

一歩間違えると、「どんな手を使ってでも100点を取る」「ズルしてでも100点を取る」という考えを生みかねません。

カンニングをしない(ズルをしない)子に育てていくためには、お子さんが「頑張ること自体に価値がある」と理解していくことが大切です。

親御さんは「前より計算が速くなったね」「コツコツ練習してたね」と、お子さんの学び過程や頑張りをしっかり見守り、努力のプロセスを認めていく言葉かけをしていきましょう。

苦手を早期にフォロー

宿題やテストなどから、お子さんのつまずきを確認している親御さんは多いかと思います。

つまずきを確認するだけではなく、お子さんの学習をしっかりフォローしましょう。

学習につまずいている状況はカンニングをする可能性を高めます。

つまずきを放置せずに、すぐに対応することがカンニングの防止策にもなります。

小さな「できた!」を積み重ね、ズルをしないで学ぶ力を育てていきましょう。

テストの目的は「自分の力を知ること」と伝える

親御さんからお子さんに、テストは「良い点を取るためのもの」ではなく「どこを理解できていて、どこがまだ難しいのかを知るためのもの」と、テストの目的をはっきりと伝えましょう。

「良い点数を取らなきゃ」「100点じゃないとダメ」というお子さんの心理的負担を少しでも軽減するだけで、カンニングをする可能性はグッと減ります。

親御さんも「今回のテストはしっかり勉強したから理解している」「つまずきが明確になったテストだった」と、テストをお子さんの力を知るものとして認識すると、むやみにお子さんにプレッシャーをかけることも無くなります。

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まとめ

今回はカンニングをする理由と対策について解説してきました。

お子さんがカンニングをする理由はさまざまです。

じっくりお子さんの話を聞き、お子さんが学習を楽しいと思える言葉かけ・環境づくりを意識していきましょう。

「カンニングは間違ったこと」であるとはっきりと教えつつ、「あなたは大切な存在だよ」「どんなときも味方だよ」と伝えることも大切です。

この記事で解説したように、お子さんの「学びの過程」「頑張り」に目を向けた対話を重ねていきましょう。

「失敗しても大丈夫」「一緒に考えよう」といった親御さんの言動が、お子さんに「大切にされている」「守られている」という安心感を与えます。

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