最小公倍数の 見つけ方(すだれ算)とは
公倍数の中で一番小さい数を「最小公倍数(さいしょうこうばいすう)」と言います。公倍数は、最小公倍数の倍数になっているという重要な性質があります。数が大きくなると倍数を書き出して見つけるのが大変になるため、「すだれ算(連除法)」という計算方法を使います。2つの数を並べて共通に割れる数で割っていくことで、簡単に最小公倍数を求めることができます。
計算の ルール
1. 2つの数を横に並べる
2つの数を横に並べて書き、わり算の筆算を逆さまにしたような線を引きます。
2. 共通に割れる数で割る
2つの数を両方ともわり切れる一番小さな数( や や など)で割って、商(答え)を下に書きます。
3. 割り切れなくなるまで繰り返す
2つの数を両方ともわり切れる数がなくなるまで、わり算を繰り返します。
4. すべて掛け算する
わり切れなくなったら、左側に並んだ数と、一番下にある数をすべて掛け算します。その答えが最小公倍数です。
例題
問1
12と 18の 最小公倍数を 求めましょう。
問2
6と 8の 最小公倍数は です。では、6と 8の 公倍数を 小さい 方から 3つ 書きましょう。
解説
問1
すだれ算をして、左側に並んだ数と一番下の数をすべて掛けると、 になります。
答え:36
問2
公倍数は最小公倍数の倍数になっているというきまりがあります。最小公倍数の に 、、 …を順に掛けると、、、 となります。
答え:24、48、72
練習問題
問1
14と 21の 最小公倍数を 求めましょう。
問2
4と 10の 最小公倍数を 求めましょう。また、その 最小公倍数を 使って、公倍数を 小さい 方から 3つ 書きましょう。
問3
最小公倍数が「」に なるような 2つの 数の 組み合わせを、1つ 考えて 書きましょう。
応用問題
問1
3つの 数「4、6、8」の 最小公倍数を、すだれ算を 使って 求めて みましょう。
問2
1周 の トラックを、A君は 1周につき 80秒、B君は 1周につき 100秒で 走ります。同時に スタートした とき、次に 2人が スタート地点で 出会うのは 何秒後 ですか。
問3
ある 数を 6で 割っても、8で 割っても、あまりが に なります。この ような 数の 中で、一番 小さい 数は いくつ ですか。(ヒント:最小公倍数に を 足します)
解答と解説
練習問題
問1
すだれ算をして、左側に並んだ数と一番下の数をすべて掛けると、 になります。したがって、最小公倍数は です。
答え:42
問2
すだれ算をして、左側に並んだ数と一番下の数をすべて掛けると となり、最小公倍数は です。公倍数は最小公倍数の倍数になるので、 に 、、 …を掛けた 、、 になります。
答え:最小公倍数は20、公倍数は20、40、60
問3
すだれ算をして、左側の数と一番下の数を掛け合わせた答えが「」になる2つの数の組み合わせを考えます。共通して割れる数が「」しかない「」と「」を並べると、 となり、最小公倍数が になります。
答え:5と6(「6と10」や「10と15」なども正解です)
応用問題
問1
すだれ算をして、左側に並んだ数と一番下の数をすべて掛けると、 になります。3つの数のすだれ算では、3つの数全部をわり切れなくても、2つの数を割り切れる数があれば計算を続けます。その場合、割れない数はそのまま下に下ろします。
答え:24
問2
A君がスタート地点に戻ってくる時間は80秒の倍数(80秒後、160秒後 )、B君が戻ってくる時間は100秒の倍数(100秒後、200秒後 )です。したがって、次に同時に出会う時間は80と100の最小公倍数になります。すだれ算をすると、 になるため、答えは400秒後です。
答え:400秒後
問3
あまりの「」を引いて考えると、その数は「6でも8でも割り切れる数(6と8の公倍数)」と言えます。6と8ですだれ算をして、最小公倍数を求めると になります。あまりが になるように を足すと、 です。
答え:25
