ある日突然、お子様がサビックスをやめたいと言い出して、理由が思い当たらずパニックになってしまったという経験をお持ちの方も少なくないかもしれませんね。でも何とか説得して今も通わせているという方もいらっしゃるでしょう。実はサビックスは算数が苦手なお子さんにとっては非常にストレスがかかる塾なのです。ですので、その理由を知ってお子様が無理なく受験勉強を続けられるような工夫をしてあげる必要があります。
サピックスでは6年生の夏休みに、志望校の過去問を解く課題が与えられます。また、6年生後半に学校別のオープンテストが実施されます。各学校の出題傾向に合った内容のテストが受けられるメリットはありますが、全く点数がとれず、焦りを感じるお子様がいらっしゃいます。このような状態に陥ると、モチベーションが急激に低下してしまい、勉強しなくなるかもしれません。そのようなお子様の自信を取り戻すためには得意分野を中心に解かせて「できる問題もある。」という意識を持たせることが大切です。なお、苦手分野に関しては、どこでつまずいているのかを明確にして、そこを重点的に克服するようにすれば点数が取れるようになりますよ!ですのでまずは苦手なところを克服させるようにしましょう。
サピックスでは、5年生後半から、今までの学習内容を組み合わせた複合問題がテストで多く出題されるようになります。複合問題は、全ての単元の公式をきちんと理解していなければ解けないので、それまでの内容で抜けのあるお子様は対応できずに、成績が下がる可能性があります。それだけなく、理解不十分な箇所が把握できていないお子様が多いため、復習するにも何から手をつければよいかわからない場合が多いです。そのため、成績を伸ばすことができずクラス落ちするお子様が多くいらっしゃいます。クラス落ちしないためには、どこが理解できていないのかを把握し、正しく修正する必要があります。ですので、お子様の勉強の様子をしっかり観察し、どこが理解できていないかを見抜く事から始めましょう。
サピックスは難関校の入試で求められるような、思考力を高める問題に力を入れています。そのため、基礎的事項の学習が不足しているお子様が多いです。ですが、算数が苦手なお子様は、基本が出来ていないことがほとんどです。ですので、基礎をよく理解していないまま応用問題に取り組んでいる方が大勢いいらっしゃいます。しかし、基礎が曖昧な状態で応用問題ばかりに手をつけても成績は伸びません。それだけでなく、受験勉強を本格的に始める際、最初の段階で対応できない場合が多いです。サピックスでは志望校への合格率を上げるために6年生の夏休みに、学校数を指定されいくつかの過去問を解くことを課題として与えられます。そのときに、基礎学力が身についていないために全く太刀打ちできず挫折してしまうお子様がいらっしゃいます。その一方で、基礎がしっかりしているお子様は、演習次第で合格圏内の点数を確実に取れるできるようになりますが、基礎が曖昧なお子様は、逆に手遅れになる場合が多いです。お子様は、今までに習った内容で抜けている部分はないでしょうか。早めに確認し、対策しておく必要があります。対策方法としては、講師に相談するか、苦手分野を重点的に指導してくれる家庭教師を頼むのが良いでしょう。
成績が伸びずに挫折するお子様は、学習方法が非効率的な場合が多いです。たとえば、できている問題を何度も解いたり、難しすぎる問題に時間をかけすぎたりしていることがあります。また、得意な教科に時間をかけ、苦手な教科を避けているお子様もいらっしゃいます。そのような勉強の仕方をしていては、どんなに一生懸命勉強していても受験に対応できる知識を身に付けることはできません。ですので、お子様が必要な勉強をできているか、確認する必要があります。そして、できていない場合は、効率を上げるために計画を立てて苦手分野と得意分野をバランスよく学習させなければいけません。しかし、サピックスに通っているお子様は、自宅で多くの時間を確保できない場合が多いです。ですので、いかに限られた時間を有効に使うかが成績を伸ばすポイントになってきます。有効に使うためにはまず、苦手な単元に時間をかけているか、適したレベルの問題を解けているか、解き方は間違っていないかなど確認する必要があります。確認が終わったらお子様の集中力がどの程度あるのか図ったり観察してみましょう。そして、集中力があまりない場合は、集中力を高めるトレーニングから始めましょう。トレーニングをすることで学習している事を確実に定着させる事が出来ます。このようにお子様が定着しやすい学習スタイルを確立させることが大切です。今回ご紹介した方法を実践してもサビックスについていけない場合は、高度な技術の個別指導が受けられるオンライン家庭教師がおすすめですよ。