SAPIX/サピックスに入れない原因と対策

入室テストで点数がとれない

サピックスの入室テストでなかなか合格点が出せず、入室できないお子様が多数いらっしゃいます。入室テストは、サピックス内部で行われているテストです。サピックスのクラス分けに利用されている実力テストと、毎月授業の内容を確認するテストのどちらかを受けることとなります。サピックスは2週間に1単元と、非常にはやいペースで授業をすすめています。また、テストのレベルも高いです。入る前のお子様は、サピックス内部のテストに対応できない場合が多いです。

勉強の方法が分からない

サピックスの入室テストは、出題範囲が明確に示されていません。入室前のお子様がテスト勉強をする際、何から手をつければよいかわからないケースがほとんどです。勉強を十分にできていない状態でテストを受け、落ちてしまうことがあります。何度も入室テストで不合格になり、入室が遅れると、その間にどんどん授業が進み、ついていけなくなる可能性があります。

入ってもついていけない

基礎がしっかり身についていないお子様は、サピックスの授業についていくことができません。また、入室テストの結果で、入ったあとのクラスが決まるため、上位のクラスに入れない可能性が高いです。授業についていけず、成績が伸びなければ、時間の無駄になってしまいます。お子様にとっても、非常に精神的なストレスがかかります。入室テストに受かることが目標でなく、入ったあとのことも考えて学習しておく必要があります。

基礎を固める

サピックスの入室テストに合格するためには、応用問題を解けるようにならないと思っている方が多くいらっしゃいます。しかし、大切なのは、基本的な問題でしっかりと点数をとることです。テストは全て難しい問題ばかりではなく、確実に正解すべき問題も含まれています。応用問題に正解するよりも、基本的な問題で落とさないことの方が大切です。点数にも結び付きます。基礎的な問題で点数をとれないにも関わらず、応用問題の演習をしても成績は伸ばせません。入室テストで不合格になる原因にもなります。まずは、曖昧な部分を把握し、しっかりと定着させることが必要です。入室テストに合格する一番の近道が、基礎を固めることです。

お子様に任せっきりにしない

サピックスの入室テストの勉強を、お子様の力だけで行うことは非常に難しいです。範囲が決まっておらず、何から手をつければよいか分からないお子様がほとんどです。お子様が苦手な部分を、強弱をつけて学習する必要があります。そして、お子様のレベルに合わせた課題を提示することで、効率よく学習することができます。家庭でサポートが難しい場合は、家庭教師を利用するなど工夫する必要があります。

入ったあとのフォローをしっかりする

サピックスの授業は非常にはやく、5年生後半では、入試に向けた実戦的な演習が始まります。ついていけるお子様は、受験対策が早くからでき、成績アップが期待できます。しかし、100%授業についていけるお子様はほとんどいらっしゃいません。しかし、授業内で理解することを前提としているため、教材の解説が不親切で、自宅でもフォローしにくいです。また、教え方が間違っていると、お子様が混乱する原因になります。サピックスの授業についていくために、家庭教師を利用するお子様が多くいらっしゃいます。それほどサピックスの授業は高度です。サピックスに入れず、苦戦しているお子様は、入ったあとも余裕がない可能性が高いです。サピックスに入ることを目標とせず、入ったあともしっかり成績を伸ばせるようサポートすることが大切です。

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