サピックスは、難関校の入試に対応できるよう、思考力を高める応用問題に力をいれています。そのため、基本的な問題の演習が不足するケースが多いです。しかし、基本的な問題で点数を確実に稼げなければ、成績は伸びません。また、基礎をないがしろにしては、応用問題にも対応できません。基本的な問題で落としているために、成績が伸び悩んでいる場合があります。
サピックスに通っているお子様は、5年生の後半から6年生になって、成績が急に下がる場合があります。理由は、5年生後半から、複合問題がテストで多く出題されるためです。複合問題は、今までに習った様々な解き方、公式を組み合わせて解かなければなりません。前に習った内容がしっかり身についていないお子様は対応できません。対策が遅れると、受験までに間に合わない場合があります。
サピックスでは、2週間に1単元と、授業のスピードがとてもはやいです。また、内容も高度なため、ついていけないお子様が多くいらっしゃいます。しかし、授業で理解することを前提としているため、解説は途中の過程を省略していて不親切です。授業で理解できないお子様は、復習することができません。ほとんど理解できていない状態で、日々過ごしているお子様がいらっしゃいます。算数は、各単元の関連性が強いため、前に習った内容の理解が不十分な場合、次の授業にもついていけなくなるという悪循環に陥ります。
サピックスで伸ばすにはまず、基礎力をしっかりつけることが大切です。受験で問われる思考力や応用問題を意識し、上位の層をターゲットにして、高度なテキストがつくられています。しかし、サピックスの授業で出てきた問題を本質が分からないまま、解き方を丸暗記しているケースがあります。その場合、問題がひねられたり、問われ方を変えられると全く対応できません。ですが、サピックスの授業内で基礎を定着させることは難しいのが現状です。ですので、まずは基礎をしっかり定着させてサピックスのテキストに挑戦することが、伸ばすポイントです。基礎を定着させてサビックスのテキストに挑戦する時は、お子さんが得意な分野から挑戦させるようにしましょう。そうする事で、お子さんが自信を持ってサビックスのテキストに取り組むことができます。
成績を伸ばすためには、基礎を固めておくことが大切です。難関校を目指すお子様は、応用問題を解けなければならないと、難しい問題に力をいれがちです。サピックスの授業、も、応用問題を多くとりいれています。しかし、安定した成績をキープするには、基礎をきちんと定着させることが大切です。基礎が定着しているお子様は、受験勉強を本格的に始める際、成績を伸ばすことができます。基礎さえしっかりしていれば、演習を積み重ねることで、応用問題にも対応できます。
サピックスの授業時間と課題におわれ、基礎を定着させる勉強を自宅でする時間がとれない、どのように勉強したら良いか分からないという方はいらっしゃると思います。確かに、今まで習った内容を一から勉強する時間はないため、何から手をつけてよいか分からないため、難しいと思います。しかし、RISU偏差値リカバリーの力をかりれば大丈夫です。次の章でRISU偏差値リカバリーの利用方法について解説していきます。
テストは基本的に、確実に点数をとらなければならない基本的な問題と、差をつけるための問題、そしてかなり正答率が低く捨てても良い問題で構成されています。お子様がテストで点数をとれない原因を分析する必要があります。時間配分ができておらず最後まで解き終わっていない、ケアレスミスが多く簡単な問題で落としている、基礎が定着していないなどお子様によって点数がとれない原因は様々です。お子様の解き方を確認し、適した対策を行う必要があります。
サピックスで成績が伸び悩んでいるお子様は、自宅学習がうまくできていないことが多いです。SAPIX(サピックス)の授業を、授業内で完全に理解し、定着させているお子様はほとんどいないため、成績を伸ばすには自宅学習が非常に重要になります。授業内容が全く理解できず、自宅で一から理解しようと長時間かけ、勉強がはかどっていないお子様もいらっしゃいます。解説が不十分なために、理解できず復習をあきらめているケースもあります。SAPIX(サピックス)の授業を成績アップにつなげるためには、自宅学習をスムーズに行う必要があります。お子様に任せっきりにせず、理解できていない部分は丁寧に説明したり、苦手な部分はレベルにあった課題を提示したりするなど、自宅学習をサポートすることが大切です。しっかりとサポートをすることで、お子様は安心して学習できるようになります。