今までお子様が平均点をとれていた理由はなんでしょうか。
得意な九九の段のわり算が問題に出ていた、時間がたっぷりとあった、などの理由があるでしょう。
わり算やかけ算は日常で頻繁に使用するのみならず、今後の算数・数学にも永遠に出てきます。
高学年の算数や数学において、わり算やかけ算はそれ自体が問題なのではなく問題を解く手段になってくるで、ここで苦手意識を持つわけにはいきませんよね。
なぜ今までのテストは出来ていたのか、どこまで理解しているのか、今回何で躓いているのか、段階を追って探ってあげることが大事です。
あまりのあるわり算の前に、「わり算とは何か」4つのポイント
わり算は何のためにするのか。
お子様に身近な事象をあげれば、お友達やご兄弟とおやつを「均等に」「分けられるところまで」分けることです。
例えば「3人で15個のいちごを平等に分けると1人いくつか」と考えることができます。
また、「24個入りのクッキー一箱を4つずつ分けるとしたら何人に分けれられるか」という考え方もあります。
わり算はかけ算よりもお子様にとって身近に感じられるかもしれません。
1.九九は完璧に出来ているのか
わり算が苦手なお子様は、実は九九が苦手です。
1×1から始めて最後まで空で言うことが出来るでしょうか。
また、9×9から始めて最初の1×1まで戻ることは出来るでしょうか。
苦手な段はどのお子様にもあると思います。
苦手な段を繰り返し、以降の段階でもその段を重点的に練習しましょう。
例えば8の段が苦手だとしても「8×4」が出てきたら、頭の中で「4×8」、つまり4の段の九九(苦手ではない段)にすぐに変換して答えられるようにしましょう。
最後に、ランダムに九九の問題を出して答えられるようにしておきましょう。
2.九九の分解をすることが出来るか
次に「□×8=32」など、穴あきの式を埋めることが出来るようにします。
始めはお子様の苦手な九九の段の数字を隠しましょう。
見えている数字の段で九九を考えることになるので、慣れてきたら得意な方の数字を隠します。
穴あきの式を埋めることが出来たら、割り切れる二桁の数を見たときに九九の数字の組み合わせを浮かべる練習をして下さい。
例えば24であれば、「3×8、4×6」と答えられるようにします。
3.筆算の形に慣れる
上記の段階までは空で言えるようにしますが、今度は筆算を書いて考えます。
理解しているわり算を筆算で目視することで、商を置く位がずれないようにします。
この際に、例えば「24÷6」であれば24の4を隠して、「6は2に入らないから2の上には答えを書かない」と理解するようにします。
そして「□×6=24を考えて、24の4の上に答えの4が来る」ということに慣れましょう。
4.余りのある二桁のわり算を筆算で出来るように
3の段階で慣れた筆算を、今度は余りのあるわり算で練習します。
例えば「27÷6」を計算するとします。
上記と同様に「6は2に入らないから2の上には答えを書かない」というステップを踏み、「27は6×4=24よりも大きく、6×5=30より小さい」ため4を27の7の上に置きます。
そして「かけ算ででた24を27の下に書き、ひき算して3が余り」となります。
この際、始めは得意な九九の段を割る数に持ってきてあげましょう。
慣れてきたら、苦手な九九の段を割る数に持ってきます。
また、意外とお子様が苦手なのが「4÷6=0あまり4」のような商が0になるわり算です。
これを無視してしまうと、商の位がずれてしまいます。
全ての段階が完璧に行えるようになったら、商の位の位置に気を付けながら三桁のわり算の練習をしましょう。
こうした段階のどこでつまずいたか、親御さんやお子様自身把握するのは実は難しいことです。
RISU算数ではお子様の躓きを自動で検知し、そのタイミングでフォローアップ動画を配信します。
現役東大生・早稲田生のチューターによる解説動画をその場で見ることにより、苦手分野がすぐに解決されてお子様の学習の手助けになります。
また彼らはお子様1人1人の学習状況を把握し、アドバイスもしています。
理解度に不安がある等の悩みのために、365日24時間体制でサポート要請も受け付けています。
少数のある割り算についてはこちらからご覧ください。