
・公文式に取り組む目的を明確に持つ
・毎日決められた量をこなす
・お直しを完璧にする
本記事では、公文式での勉強の効果や、「公文式が合わない可能性のあるお子さんやご家庭タイプ」について詳しく解説します。
公文式を始めようか迷っている、公文式での勉強に不安がある、という方はぜひ最後までお読みください。
「公文には意味がない」と言われる理由

東大生の3人に1人は公文式経験者、と言われる通り公文式には昔から高い評価があります。
一方で、やっても意味がない、勉強嫌いになる、自分には合わなかった、といったネガティブな意見も多く聞かれます。
こうした両極端な評価があるのはなぜでしょうか。
それは、公文式の効果について誤解されている人が多いためと考えられます。
公文式で身につく力
公文式で身につく力には次の3つがあります。
- 学習習慣
- 基礎学力
- 処理スピード
これらを身につける目的であれば、スモールステップでつまずきにくい公文式は最適な学習教材の一つと言えます。
公文式の特徴(主に算数)についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
公文(くもん)式のメリットとデメリットは?塾や他の教材との違いを詳しく知りたい
公文式は「勉強の下準備」に最適
公文式では、毎日5〜10枚ほどの裏表印刷されたプリントを解いていきます。
圧倒的な演習量によって、学習習慣や処理スピードが身につき、基礎学力を高めることができます。
毎日机に向かう習慣をつける、計算スピードを高める、といった目的で取り組む場合にはぴったりです。
ただし扱う問題はあくまで基礎の基礎レベル。
類似問題を大量かつ機械的に処理していくため、単純作業への忍耐強さも求められます。
「公文式で忍耐力が身についた」という声も聞かれますが、元々それなりの忍耐強さを持っていないお子さんだと、かえって勉強嫌いになる恐れがあります。
公文式の効果は限定的
公文式は意味がない、という意見でよく聞かれるのが、
「文章問題や図形問題が解けなくなる」
「思考力が育たない」
「字が汚くなる」といったものです。
これは、主に算数における公文式の特徴や身につく力を考えれば当たり前。
文章問題や図形問題をそもそも扱いませんし、スピードを重視すれば字は汚くなります。
公文式で身につくのは学力の一部にすぎません。
他の習い事や家庭学習と組み合わせるなどして、公文式のメリットとデメリットのバランスを取りましょう。
公文式が合わない子

ここからは、公文式が合わない可能性のあるお子さんの特徴を具体的に挙げていきます。
もし当てはまる場合には、他の教材と比べてみたり、体験会でお子さんの様子を見るなど、慎重に検討されるのをお勧めします。
特徴1:習い事が多い
公文式の勉強は、毎日一定の量をこなす必要があります。
大量の反復学習を積み重ねることで基礎学力を高めるのが目的ですから、気まぐれにまとめて取り組んでもあまり効果が期待できません。
習い事が多かったり、楽器や英語など家庭での取り組みが重要な習い事をしている場合には、公文式の負担が大きく感じたり、消化不良を起こしてしまう可能性があります。
特徴2:好奇心旺盛
スモールステップでの大量反復学習は、「苦手な子でもつまずきにくい」というのがメリット。
しかし、どんどん新しいことに挑戦したいタイプのお子さんには、退屈に感じるかもしれません。
また「難しい問題をじっくり考えるのが好きなタイプ」のお子さんにとっても、浅く速く解く問題ばかりだと苦痛になってしまう可能性があります。
特徴3:競争心が強い
NGな先取り学習の特徴に「先取り学習の目的化」があります。
「先取り学習や公文に反対派が多いのはなぜ?正しい先取り学習の方法やおすすめ教材を知りたい」
競争心が強すぎるタイプの場合、人より先に進むことが目的になりがちです。
するとどうしても復習が疎かになってしまい、公文式での学習があまり定着しないまま先に進みがちになります。
「人より先に進んでいるから自分は大丈夫」と間違った自信を持ってしまうと、難問にじっくりと取り組む姿勢(=思考力)が育たなくなってしまう恐れがあります。
公文式が合わないご家庭

「学習方法が合うか合わないか」はお子さんだけの問題ではありません。
お子さんの学習をサポートするのは親御さんの大切な役割だからです。
ここからは、公文式での勉強が合わない可能性のあるご家庭の特徴を挙げていきます。
特徴1:保護者が忙しい
公文式のプリントは毎日何枚も解き進める必要があります。
お子さんが小さかったり、学習習慣がまだ身についていない場合には、大人が隣についてあげたり、お子さんの様子を見ながら枚数を調整したり(時には先生と交渉したり)、といった細やかなサポートが欠かせません。
しかし親御さんが忙しいと、どうしても指示だけになりがち。
お子さんが問題に困っていたり、プリントの量が多くて負担に感じていたり、といった困りごとや小さな変化を気にかけてあげる余裕もなかなか無いかもしれません。
特徴2:きょうだいが多い
きょうだいが多いと、どうしても丁寧に公文式の勉強を見てあげるのは難しいかもしれません。
分からない問題があっても「ちょっと待ってね」が続いてしまうと、お子さんは次第に勉強を楽しく感じられなくなってしまうでしょう。
大人の手が多ければ、勉強を見てあげる人、家事や他のお子さんの相手をする人、など役割分担ができますが、普段はお母さん(あるいはお父さん)が一人で家事も育児も回しているいわゆるワンオペ状態では、なかなか細やかなサポートは難しいかもしれません。
特徴3:子供に色々な体験をさせたい
色々な習い事をしたり、体験をさせてあげたい、という場合も公文式の勉強が負担になる可能性があります。
特に都市部を中心に人気が高まる中学受験。
小3の二月の入塾までに最低でも公文式のF教材(小6)までは先取りする必要がある、とよく言われます。
そうした教育意識の高いご家庭では、英語やスポーツなど他の習い事にも通われることが多いです。
良かれと思っていても、結果としてお子さんはオーバーワークになりがちに。
園や学校生活、習い事やお子さんの体力・性格、といったバランスをよく見ながら、お子さんに負担がかかり過ぎていないか注意が必要です。
公文式の効果に不安になったら「RISU算数」がおすすめ

算数の家庭学習なら、算数専用タブレット教材の「RISU算数(幼児には「RISUきっず」)」がぴったりです。
RISU算数には基礎から応用まで約10000問を収録。
小2のつまずきを克服し、算数がどんどん得意になるRISU算数の特長をご紹介します。
1.「無学年制カリキュラム」で一人ひとりにマッチ

RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。
学年を超えてどんどん先取り学習を進めることも、つまずいた分野で学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。
2.「チュートリアル」「解説動画」で疑問を解決

新しい学習は丁寧なチュートリアルからスタート。
視覚的イメージで理解できるから、初めての勉強内容でも問題をすらすら解くことができます。

分からない問題は解説動画で疑問を解決。
東京大学をはじめとするトップ大学生チューターによる解説動画や、応援メッセージ動画は、「わかりやすい!」と大人気です。
3:文章問題・図形問題が豊富

RISU算数では、図形問題や文章問題が基礎から応用まで豊富に出題されます。
計算問題だけでく、段階的にしっかりと考えることで、算数の本質的な理解につなげることができます。
4:「スペシャル問題」で思考力を鍛える

算数オリンピックや中学入試なども「スペシャル問題」として多数収録。
スペシャル問題は通常問題を解き進めるとゲットできる「鍵」を集めることで挑戦できるハイレベルな問題。
「もっと難しい問題を解きたい!」という好奇心旺盛なお子さんはぜひ挑戦してみてください。
RISU算数では、基礎的な計算問題からハイレベルな文章問題まで、算数の学力をバランスよく伸ばすことができます。
5:保護者も安心のサポート体制

自動採点機能や保護者の方への学習進捗お知らせするメールといった、学習サポート機能が満載。
さらにお子様のつまずきを検知すると、ベストなタイミングでヒントの解説動画を自動配信。
仕事や家事育児に毎日忙しいおうちの方も、隣でつきっきりになる必要はなく、安心して子どもの学習を見守ることができます。
まとめ:公文式の勉強は目的をもって適切なサポートができれば効果的
公文式の教材は正しく取り組めば確かな基礎学力が身につく優れた学習教材です。
しかし合うかお子さんやご家庭、合わないお子さんやご家庭があるのも事実。
気になる場合は、無料体験学習がありますので、お試しした上で相性を判断してみるといいでしょう。
もし公文式での勉強が合わなかった場合にも、他にもさまざまな勉強法や学習教材があります。
色々な方法を試してみて、お子さんが楽しく学べる勉強方法を見つけていってくださいね。
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