ご安心ください、くもん式がお子様に合わない方は、実は沢山いらっしゃいます。
お子様のタイプに応じて、学習方法を変えてあげるのが大事です。
特に、計算の単調な繰り返しが好奇心を奪ってしまっている場合は要注意です。
算数が嫌いになる、くもんがお子様に合わない3つのパターン
1.お子様が単調な計算に飽きてしまってしまったパターン
2.たくさんの宿題や何度も何度も同じ問題をやることで、疲れてしまったり、しんどくなってしまうパターン
3.くもんでは成績が良くても、学校の点数が伸びないパターン
RISU算数をされている方でも、くもん式との併用や、くもんを辞める方がかなり多くいらっしゃいます。
公文式の特徴を踏まえて、タイプ別に解決のポイントを考えてみたいと思います。
「くもんをやめたい」パターン別の解決アプローチ・ヒント
1.お子様が単調な計算に飽きてしまってしまったパターン
実はお子様にはもっともっと新しいタイプの問題を解く意欲があるのに、毎日プリントで計算問題を解くのに「退屈している、あるいは辟易している」状態です。
「教室に行っても、宿題でも計算の繰り返しで、子供がすっかり算数嫌いになってしまいました。」
くもん式は計算力を付けるにはとても良い場所ですが、お子様の才能が豊かであるがゆえに、型にはめようとして無理をしてしまっているのではないでしょうか?
計算は、算数のほんの1つの要素です。
算数には、知的好奇心を刺激する面白い問題がたくさんあります。
たとえば下図のような「面白い算数をもっとにやらせてあげる」ことで、お子様の意欲に火がつくと素敵ですね。
※問題例)RISUスペシャル問題より「小1でも解ける、不思議な数列」
2.たくさんの宿題や何度も何度も同じ問題をやることで、疲れてしまったり、しんどくなってしまうパターン
学校の宿題や行事が忙しい時など、そこにくもん式の単調な計算の宿題が重なってしまうなど「たくさんの量をこなさないと先に進めない」状態になっていませんか?
量だけが膨れ上がると、どうしてもお子様のモチベーションはどうしても下がってしまいます。
特に、計算の詰め込みは問題が単調かつ量が多く、頭を使う楽しみがないため、疲れやすいです。
- 5 x 7 = 35
- 5 x 8 = 40
- 5 x 9 = 45
こんな風に、知っている問題を10回も20回も解くのは、決して効率の良いやり方ではありません。
RISU算数にいる東大スタッフですら「あれは嫌だった」「途中でやめた」と口をそろえますので、決してお子様が悪いことではないと思います。
質の高い問題・図形などがでてきて頭に良い刺激が届く問題を、お子様のペースでやっていくスタイルがおすすめです。
RISU算数のタブレット教材には、質の高い図形問題・文章問題がたくさん含まれています。
早いうちから質の高い問題にたくさん触れることで、お子様の才能を伸ばしましょう。
3.くもんでは成績が良くても、学校の点数が伸びないパターン
実は非常に多いのがこのケースです。
特に、2年生後半以降になると、「計算しかやらないくもん」と、文章題や時計など様々な問題が出てくる「算数」との違いが大きくなってきています。
この時やってはいけないのは、
「くもんで先取りしている(できている)のに何でできないの?」
とお子様をつい問い詰めてしまうことです。
くもんで身につくのはあくまでも「計算をスピード速く解く」部分で、文章題や時計、角度や立体といった問題は扱っていません。
そのため、くもんでどれだけ必死に頑張っても、成績につながらず益々しんどくなってしまいます。
公文式が得意とする計算中心の学習は終了して、応用問題がバランスよくはいった学習にステップアップする合図ですね。
【大事なポイント】くもん式は「算数」ではなく「計算トレーニング」
公文式では、応用問題や図形問題などは出題されません。
「くもんは、算数ではなく計算のトレーニング」と考えていただくとわかりやすいと思います。
トレーニングですので、やると計算の速さや正確さは身に付きますが、それを親が算数の力が付いた、と勘違いしてしまわないようにしなければなりません。
誤って身の丈に合っていない学力が身についていると勘違いしてしまうことは、時として高すぎるプレッシャーを与えてしまうことになります。
RISU算数で行っている工夫
RISU算数のタブレット学習でも、くもん式と同様、お子様のペースで進めるのは共通ですが、大きく違うのは
- 効率の良い学習のため、何より子供のモチベーション維持のため、詰め込みはしません
- その代わり、学習データを自動チェックして、理解が浅い部分を復習します
- 文章題や応用問題を織り交ぜ、飽きることなく総合的な力をつけることができます
といった点です。
また、いい点をとったりしたら、すかさず「すごいね!やったね!」といった「褒め動画」が届きます。
保護者の方にも「今が褒めるチャンスです!」とメールを送っています。
延々と計算ばかりやって疲れてしまった子供にこそ、褒める・面白い問題を映像で分かりやすく教えてあげる方法は効果的です。
逆に、躓いたらすぐに解説レッスンがやってくるので、苦手を先送りしないようフォローすることで、苦手を残さないようにしてあげます。
例)計算中心の塾からRISUに移った方から届いたお手紙
お子様1人1人の持つ好奇心、才能を大切にして、子供にあった学びのスタイルを見直してあげるのが最も大事なことだとRISU算数では考えています。