
正しい方法で先取り学習を行えば、お子さんは学ぶ楽しさを心から実感し、能力や可能性を大きく広げることができるのです。
ではなぜ先取り学習にネガティブな意見が多いのでしょうか?
それは間違った先取り学習をしてしまっていることが原因です。
本記事では、お子さんの学習に先取り学習を取り入れるべきか悩んでいるかたのために、
「先取り学習」の正しいやり方について、失敗例を紹介しながら詳しく解説しています。
すでに先取り学習を始めているご家庭にとっても参考になる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
先取り学習のメリット

先取り学習は、お子さんの子供の好奇心を満たし、自信を育てることができます。
まずは先取り学習のメリットを3つご紹介します。
1.効率よく学べる
子供が「もっと知りたい」と思ったときこそ急成長のチャンス。
タイミングをしっかり捉えて応えてあげると、子供の好奇心が広がり一気にたくさんのことを吸収できます。
たとえば、数に興味を持った子が、一桁+一桁の足し算を理解すると、少しのヒントだけで一気に四桁の大きな数まで計算できるようになったり、九九を覚えてしまったりすることがあります。
逆に子供の質問を後回しにしてしまうと、好奇心の芽はすぐにしぼんでしまいます。
大人の手が空いてから後々同じ話題に出しても、子供はもうとっくに興味を失っている、というのはよくあること。
学びにはタイミングがとても重要なのです。
2.自信がつく
「物知りだね」「〇〇博士!」と言われると子供は嬉しいもの。
「自分は〇〇が得意なんだ!」と感じることで、子供はますます興味を深め自信が大きく育つという好循環を作り出します。
虫や動物や植物、料理やお菓子作り、スポーツや乗り物や恐竜など、お子さんの興味を広げることで、自然と学年を超えた先取り学習ができます。
3.勉強が好きになる
「浮きこぼれ」という言葉をご存知でしょうか。
いわゆる「落ちこぼれ」の逆で、勉強が得意な子が周囲と勉強のペースが合わず、授業に飽きて退屈に感じてしまい、周囲から浮いてしまう状態を指します。
勉強が得意なお子さんが自分のペースに合わない学びを強要されると、かえって勉強や学校嫌いになってしまうことがあります。
こうしたお子さんの好奇心を満たすためには、先取り学習はむしろ必要になります。
「なんでだろう」「もっと知りたい」という好奇心を満たしてあげることで、お子さんはますますいろいろなことに興味を持ち、自ら進んで勉強に取り組むようになります。
4.中学受験に有利
中学受験を予定している場合、先取り学習は非常に有効です。
中学入試のレベルは年々上がっており、受験対策で学ぶ範囲は膨大なものになっています。
また記述力や資料を読み取る分析力といった、身につけた知識を活用する思考力が問われるのも近年の中学受験の特徴です。
実は多くの受験生は、塾の勉強をこなすのに精一杯で、浅く薄い勉強に陥りがちです。
しかしあらかじめ知っていることが多ければ、難解な内容もスムーズに理解できます。
また計算や漢字などの基本事項を先取り学習していると、文章題や長文読解などにじっくり取り組み理解を深めることができます。
受験勉強を自信を持ってスタートすることで、長期間の受験勉強にも前向きに取り組むことができるでしょう。
「【中学受験】低学年でやるべきことは?中学受験準備に必要なことを教えてください(学び相談室)」
先取り学習の失敗例と注意点

メリットの多い先取り学習ですが、不安を感じる方もいると思います。
先取り学習で失敗する原因は、子どもの好奇心を無視したり、先取り学習自体が「目的」になってしまうことです。
先取り学習の失敗例と注意点をご紹介します。
1.学校の授業をまじめに聞かなくなる
「先取り学習をすると学校の授業を聞かなくなる」とよく言われます。
これは「目的化した先取り学習」が原因。
失敗する先取り学習では「人より先に進むこと」が目的になってしまっているというケースが多くあります。
先に進む方が偉いと思い込むことで「学校の授業は知っていることばかりだから自分には必要ない」と勘違いしてしまうのです。
しかし先取り学習をしていても、学校で学べることはたくさんあります。
違った角度から説明を聞いたり周りの友だちに教えてあげたりすることで、自分の理解を深めることができます。
2.他の人より勉強ができると勘違いする
「先生や他の子をばかにするようになる」というのも先取り学習の失敗例です。
「人より先に進む」ことを目的にした先取り学習では、「人より先に進んでいる自分はすごい」「こんなこともまだ知らない他の人は自分より劣っている」と勘違いしていまします。
先取り学習は先に知ったかどうかの違いに過ぎません。
学力や頭の良さとは関係ありません。
「自分は勉強が好きだから先に学んでいる」ということをお子さんが理解できるよう、おうちの方は声がけを工夫しましょう。
3.勉強への興味を失ってしまう
勉強が嫌いになってしまうケースもよくある先取り学習の失敗例です。
闇雲に先取り学習を進めると、当然勉強量が増えていきます。
最初は好きで取り組んでいても、勉強を「やらされている」と感じればストレスになり、勉強が嫌になってしまうのです。
おうちの方はお子さんに無理な先取り学習をさせていないか、注意が必要です。
「公文(くもん)式のメリットとデメリットは?塾や他の教材との違いを詳しく知りたい(学び相談室)」
先取り学習で失敗しないポイント

効果的な勉強には正しい先取り学習を行うことが大切です。
正しい先取り学習とは、子どもの好奇心に応えていく「結果としての先取り学習」。
子供の「なんで?」「もっと知りたい!」を自然に引き出し、疑問に答えながら先の内容を学習していくやり方です。
正しい先取り学習をするための3つのポイントを解説します。
1. 実体験を大切にする
子どもの「もっと知りたい」という気持ちは、身近な実体験から生まれます。
家族とのお出かけ、料理や掃除などのお手伝い、お友だちと遊んだり読書をしたり、といった五感を使っての体験から、本物を見て感動したり「もっと知りたい」という気持ちが育まれるのです。
しかし先取り学習自体が目的になってしまうと、問題を解くことばかりが優先され、実体験が不足する可能性があります。
ぜひお子さんの「実体験」を豊かなものにしてあげましょう。
2. ちょうどいいレベルの問題に取り組む
「がんばれば解けそう!」というのがちょうどいいレベルです。
ちょうどいいレベルの問題で正解できると、お子さんは達成感を得て「次も頑張ってみよう」と勉強に意欲的になります。
「分からない」「できない」と多く感じている場合は、無理な先取り学習になってしまっている可能性があります。
無理な先取り学習は達成感を得にくく、勉強へのやる気を失う原因になります。
お子さんが「勉強は面白い」「分かると楽しい」と感じ、「もっと先の内容を勉強したい」と自然に思えることが大切です。
ポイント3. 適切な復習を取り入れる
先取り学習を進めると、前に習ったことを忘れてしまうということも出てきます。
小さい子は、足し算ができるようになったのに、しばらく引き算を学習したらすっかり足し算を忘れてしまった、なんてことも珍しくありません。
先取り学習が目的になってしまうと、復習は後回しにされがちです。
そして復習が不足すると、分からないことが増えていき、かえって学力の低下や勉強嫌いを招くことにつながります。
定期的な復習を取り入れながら、学習した内容を一つ一つ積み上げていきましょう。
RISU算数なら無理なく自然な先取り学習ができる

算数専用タブレット教材のRISU算数(幼児向けは「RISUきっず」)なら、基礎問題から中学受験や算数オリンピックに対応した幅広い問題に対応。
「算数オリンピックやキッズBEEとは?どんな問題が出てどんな子どもたちが参加している?(学び相談室)」
利用者の平均学習速度は、学校の1.7倍の速度になっています。
着実に実力がしっかり身につくRISUの特長をご紹介します。
1.無学年制カリキュラム
RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。
学年を超えてどんどん先取り学習を進めることも、つまずいた分野では学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。
紙のテキストのように何学年分も用意する必要はありません。
2.データ分析で一人ひとりにベストな問題が届く
RISU算数では、利用者ひとりひとりの学習データを常に収集・分析。
得意分野・苦手分野を把握し、実力に合った問題となるようお子様に合わせて問題が変わっていきます。
また「算数検定マスター判定」によって、算数検定の受検可能級をお知らせ。
実際より上の算数検定の階級に合格することで、受検費用が0円になるおトクなサポート制度もあります。
算数検定は先取り学習の定着度の確認に有効です。
参照サイト:RISU算数が算数検定対策になる!助成金で検定料を無料にする方法も解説
3.中学受験の算数を学べる
小学校の授業と中学受験とでは問題のレベルが大きく異なります。
学校のテストでは100点が当たり前だったのに、塾に通い始めたら半分も得点できなくなった、というのはよくあること。
RISU算数では、そうしたギャップを解消できるよう、中学受験の基礎部分をしっかり学習できるカリキュラムになっています。
また、図形問題や文章問題など幅広い算数の問題が収録されており、中学入試や算数オリンピック問題など、思考力を試す問題も多く含まれています。
中学受験のための準備を進めたいというご家庭や、よりもハイレベルな問題に挑戦したい、というお子さんにピッタリです。
最初は、算数に対して苦手意識がありましたが、RISU算数を通して、算数や数学の面白さに気づき、小学校5年生の12月の2か月ほどで中学2年生の範囲まで完了することができました。
また、そこから自習を中心として、小学校6年生の2月時点で高校2年生で履修する数ⅡBを進めています。
加えて、数学検定5級(中学1年生相当)を小学校5年生の1月に取得、4級(中学2年生相当)を小学校5年生の2月に取得、3級(中学校3年生相当)を小学校6年生の4月に取得、準2級(高校1年生相当)を小学校6年生の7月に取得し、今は2級(高校2年生相当)の取得に向けて勉強を進めています。
RISU算数では、問題解決力や論理的思考力などの力を身に着けることができ、その影響で他教科にも応用できるようになりました。
中学受験後も、RISU算数で培った基礎力が、学業全般で強みとなりました。
(中学受験で第一志望に合格された会員様)
お子さんの好奇心を伸ばす先取り学習をしよう
正しい先取り学習はお子さんの可能性を大きく伸ばします。
間違った先取り学習をすると先取り学習は、人と比べる癖がついたり、勉強自体を嫌になってしまう恐れがあります。
大切なのは子ども自身の「もっと知りたい」という気持ち。
正しい先取り学習を通して、お子さんの好奇心を育て可能性を広げていってほしいと思います。
RISU利用者レビューでは、RISU算数をご利用いただいている保護者様の声をご紹介しています。
中学受験で志望校合格、大手塾模試で成績が大幅アップ、家庭学習の質が上がった、など皆様の参考になるリアルな体験談が多数。
RISU公式ブログでは、算数オリンピックメダリストや先取り学習での算数検定合格者、大手塾主催模試での成績優秀者など、お子様の声を中心にご紹介しています。
ぜひ一度お読みください!