しかし「先取りすると子供が算数嫌いになる」「子供が学校の勉強を聞かなくなる」といった
ネガティブな話を聞いたことがある保護者の方もいるでしょう。
そこで本記事では、で「算数の先取りで失敗しないため」の本当に効果的な算数の先取り学習 を徹底解説していきます。
算数の先取り学習を考えている方や既に先取り学習に取り組んでいる方は、ぜひお読みください。
算数の先取りが増えている理由
ここ数年、算数の先取りを考える親御さんが増えています。
算数を先取りというと、以前は中学受験を見据えているご家庭が主流でした。
しかし最近では小学校入学前から足し算引き算をマスターしたり、九九(くく)まで暗唱している子も珍しくありません。
その理由は、小学校の算数の勉強内容が、親世代が勉強したものから大きく変わってきているから。
数度の学習指導要領の改訂により、
・小学校の学習内容が増加される
・学習内容が昔よりも前倒しになる
(参考資料:文部科学省 平成29・30・31年改訂学習指導要領「幼稚園教育要領、小・中学校学習指導要領等の改訂のポイント」)
といった変化が小学校で起きています。
「親が十分にフォローできるか不安」「何もしないと落ちこぼれてしまうかもしれない」
と、保護者の多くが危機感を抱いていると考えられます。
入学前のお子さんの先取り学習の方法についてはこちらのふたつの記事をお読みください。
4歳~5歳(年中)は勉強をはじめるべき?注意点と年中さんにおすすめ教材は?
年長はどれくらいの勉強時間が必要?年長の勉強を習慣にするコツやメリットはありますか?
算数を先取りするメリット
算数を先取りするメリットは次の3つが挙げられます
・学校の授業が楽しくなる
・算数が得意になる
・算数が好きになる
学校の授業が楽しくなる
算数を先取りすると、学校の授業では「これ知っている!」と余裕を持って受けることができます。
算数は1つ分からないことがあると、次に進めなくなってしまう積み上げの教科。
「分かる」という常態を先取りで予め準備してから授業に臨むことで、授業で扱う問題もスラスラと解けるようになります。
心に余裕があるため、積極的に発言したり、他の解き方を考えてみたりと、積極的に授業へ参加できるでしょう。
自分から授業に積極的に参加することで、授業時間を楽しい時間と感じられるようになります。
算数が得意・好きになる
先取りをすると、学校の授業が復習になります。
45分間じっくりと復習することができるので、先取りした内容がしっかりと定着します。
学習内容が定着すれば自然とテストの得点が上がり、算数が得意になります。
そして好きだからこそ、さらに積極的に勉強に臨むようになり、成績もよくなっていく、という好循環を作り出すことができます。
自ら学ぶようになる
算数が得意・好きにになれば、放っておいても自ら算数に取り組むようになります。
そして一つ得意ができれば、他のことにも積極的に挑戦しようという意欲が湧いてきます。
積極的に勉強に臨むようになればさらに成績がよくなっていく、という好循環を作り出すことができます。
算数に限らず、全ての勉強の目的は「自ら学ぶ習慣」を身に付けることです。
算数を先取りするデメリット
算数の先取りは、一歩間違えるとデメリットが生じてしまいます。
以下の3つのデメリットと注意すべきポイントをご紹介します。
・学校の勉強がつまらなくなる
・土台がおろそかになる
・難しい問題ばかりで算数が嫌いになる
学校の勉強がつまらなくなる
メリットでご紹介した内容と真逆のパターンですが、
「学校の勉強がつまらなくなる」「先生や授業をバカにするようになる」
といったものは、先取りに対する否定的な意見の多くで見られます。
ただ、これは先取りそのものの問題でしょうか?
既に知っている知識を誰かから聞く機会というのは、算数に限ったことではありません。
そんな時に「そんなのもう知っているから」と見下すような態度をとるのは、相手に対してとても失礼なことです。
他者の意見を尊重できなければ、相手からも尊重されなくなってしまうでしょう。
本当に優れた人は聞き上手な人であり、既に知った内容であっても相手の話から何かしらを学び取る力を持つ人です。
先取りがデメリットとならないよう、おうちの方は
「復習のためにもしっかりと授業を聞くことが大切」
「学校の授業では違う解き方や説明を教えてもらえるかもしれない」
とお子さんに伝えた上で算数の先取りを進めるようにしましょう。
土台がおろそかになる
算数を先取りすると、本来の学年よりも先に進むことになります。
当然学習内容はどんどん難しくなります。
また先取りするためには学校のスピードよりも速く進むため、1単元あたりにかける学習時間が短くなります。
無理に先取りを進めれば、お子さんの理解や定着が不十分なままとなってしまうでしょう。
そうならないためには、先取りそのものを目的としないことが大切。
闇雲に先に進むのではなく、お子さんの理解を大切に、余裕があれば先に進む、という心構えが必要です。
算数が嫌いになる
無理な先取りの結果分からないことが積み重なると、最悪の場合算数が嫌いになってしまいます。
算数は積み上げの教科。
前に習った内容を土台に、新しい内容が積み上がって、どんどん複雑な内容へとレベルアップしていきます。
一つでも分からないことを残してしまうのは致命的。
したがって、おうちの方はお子さんの理解度をこまめにチェックし、先に進むことばかりにとらわれず、柔軟に復習も取り入れていくようにしましょう。
算数の先取りが成功する4つのポイント:おススメは「RISU算数」
算数の先取りでデメリットに陥らず、メリットを大きくするにはどうすればいいでしょうか。
RISUでは、75%のお子様が、学年より上のステージを先取りしています。
そのなかで分かってきた、算数の先取り学習をする際のポイントを4つご紹介します。
1.お子さんのレベルに合わせる
2.つまずいたら丁寧に解説する
3.定期的に復習をする
4.計算問題だけに偏らない
1 : お子さんのレベルに合わせる
むやみに先取りをしても、問題が難しすぎてお子様がやる気をなくしてしまいます。
今のお子様のレベルを把握し、ピッタリのレベルの問題を出してあげることが重要です。
例えばRISU算数では、お子様のレベルや得意・苦手に合わせた問題を出すために、最初に必ず「実力テスト」を受けてもらうのに加え、学習データと成績も日々記録しています。
データに基づいて各分野ごとの得意・苦手を把握し、お子様の実力に合った出題となるよう、個人に合わせて問題が変わり続けます。
集団塾では一斉に同じ問題同じ宿題が出されますが、RISUでは一人ひとりにピッタリの内容とスピードで効率よく実力を伸ばすことができるのです。
2 : つまずいたら丁寧に解説する
これまでよりレベルの高い問題に取り組めば、つまずくことも増えます。
そんなときは、すかさず丁寧に解説をしてあげることが必要です。
答えだけでなく、どうしてその答えになるのかをしっかり理解することで、次に似た問題が出てきたときに確実に解けるようになります。
RISU算数ではお子様の全学習履歴をデータ化して管理し、つまづきを検知したら適宜チューターがお子様ひとりひとりにフォローの動画やアドバイスを送ります。
「何がわからなかったのか」をお子様が自分で分からなくても自動で検知してくれるため、苦手を放置せずに学習を進めることができます。
3 : 定期的に復習する
算数の先取りを進めると、どうしても過去の学習内容を忘れてしまったり、苦手に感じた部分がたまってきてしまったりします。
こうした定着不十分な内容を放置せず、定期的に復習することが大切です。
例えばRISU算数では、適切なタイミングで以前間違えた問題の復習問題が届くようになっています。
4:計算問題だけに偏らない
多くのお子さんが小学4年生ころから、算数の文章問題でつまずきを感じるようになります。
これは分数や割合などの抽象的な概念をきちんと理解せず、機械的な計算練習に偏ってしまっている結果。
たしかに計算力は算数の土台となるため、算数の先取りとして計算問題のみを扱う教材もあります。
しかし計算は算数の一分野にすぎません。
計算だけを先取りしてしまうと、お子さんがその単元をほとんど理解しないまま先に進んでしまう恐れがあります。
本当に理解しているかを試すのが文章問題なのです。
中学・高校・大学の入試では近年「論理的思考力」を試す問題が増加傾向にあります。
算数を通して論理的思考力を鍛えるためにも、計算問題に偏らず文章問題や図形問題など、様々な問題にチャレンジしましょう。
算数の先取りはポイントを押さえて積極的に取り組もう
算数を先取りすることで、自信を持って積極的に学習に取り組むことができます。
しかし闇雲な算数の先取りは、かえってお子さんが算数嫌いになりかねないというデメリットもあります。
算数は積み上げの教科。
つまづきなく先取りするには、お子さんのペースに合わせて、一つ一つ理解しながら進めていくことが大切です。
お子さんが算数を好きになり、自信を持ってどんどん勉強できるよう、おうちの方には正しい先取り学習をサポートしていただきたいと思います。
「RISU算数」では多くのご家庭が算数の先取り学習で高い学習効果を実感されています。
忙しいご家庭にも嬉しい様々なサポートが充実していますので、ぜひ一度お試しください。
RISU公式ブログでは、成績優秀者へのインタビュー、算数検定合格者、中学受験合格の声を多数ご紹介しています。RISU利用者のリアルな体験談をぜひお読みください!