RISU 学び相談室

2025/02/03

小学校の学童保育は何時まで?料金や過ごし方を知りたいです

もうすぐ小学校に入学する子どもがいます。共働きのため学童を利用する予定ですが、学童での過ごし方や時間・料金、宿題や勉強のサポートなどについて知りたいです。
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RISU算数スタッフの回答
就学準備の1つとして、小学校の学童保育の実態を知りたい方は多いのではないでしょうか。

「小学校への進学で時短が終わるけど、学童保育のお迎え時間に間に合う?」
「学童保育ってどのくらいお金がかかるの?」
「勉強もきちんとしてほしいけれど、学童に行きながら家庭学習ってどうすれば?」

など、気になりますよね。
この記事では、小学校の学童保育について解説します。

学童の費用と時間
学童のスケジュールと家庭学習の方法
学童に落ちた場合の対処法

親子で安心した学童生活を送るために、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
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小学校の学童保育(放課後児童クラブ)とは

学童保育(放課後児童クラブ)とは、児童福祉法に基づき、労働等で保護者が昼間家庭にいない児童に対し、適切な遊びや生活の場を確保し、子どもの健全な育成を図る事業を指します。

(参考:こども家庭庁より)

学童保育には、自治体が運営する公立学童と民間企業やNPO法人が設置し運営する民間学童があります。

公立学童は、低料金で利用できますが、家庭の就労や収入の状況によっては選考に落ちてしまうことが問題となっています。

一方、民間学童は就労を問わず利用できますが、料金がやや高額になりやすいのが特徴です。

ここでは公立学童の費用・時間・条件について確認していきましょう。

公立学童保育は何時まで?

学童保育は、放課後(13時ごろ)から17時〜18時半まで預かりをおこなっています。

土曜日や長期休みは、朝8時前後から17〜18時半まで利用できます。

18時半以降はおよそ6割の学童が延長保育に対応しており、19時〜19時半まで利用可能です。

公立学童保育の費用

学童利用者全体のおよそ8割が、月額料金10,000円以下で通室しています。

そのうち約半数が月額4,000〜8,000円の利用料金を支払っており、学童保育が低料金で利用できることが分かりますね。

また、おやつ代金などを1,000〜2,000円ほど実費徴収する学童もあります。

自治体による料金の違いや、非課税世帯・複数兄弟の在籍などによる減免制度もありますが、学童保育の利用料金はおよそ10,000円以下とみておきましょう。

学童保育に預ける条件は?何年生まで?

学童保育を利用するには、「就労などで保護者が昼間家庭にいない」という条件があります。

基本的には小学生であれば年齢制限はありませんが、待機児童の多い自治体では、小学校3年生までといった年齢制限があります。

学童利用の条件を具体的に見ていきましょう。

共働きのほか、出産・疾病・介護・学校に通うといった理由で学童申し込みが可能です。

育休中や求職中の学童利用については、自治体によって対応が違うため確認しておきましょう。

育休中の学童利用ができる自治体もあれば、育休中の学童利用ができない自治体もあり、地域によって対応にばらつきがあります。

また、学童保育に年齢制限がない自治体が多いですが、1年生が最優先されるため,

3年生ごろから学童に落ちる可能性が高まることに注意が必要です。

学童申し込みの方法と必要書類

学童申し込みの流れはこちら。

  1. 学童の案内を各自治体ホームページで確認する
  2. 必要書類を揃える
  3. web・自治体窓口・郵送で申し込む
  4. 学童の選考・結果通知

新年度の4月に利用開始したい場合は、前年の10月〜12月に申し込みが開始となり、選考結果は2月ごろに通知されます。

必要書類は、入所申請書と、就労理由の場合は就労証明書(両親)、疾病理由であれば診断書などの児童の面倒を見ることができない証明書となるものです。

その他、自治体によっては結果通知用の書類などが必要な場合があります。

学童での過ごし方

生活が大きく変わる学童生活は不安ですよね。

ここでは、具体的な学童での過ごし方や帰宅後のスケジュールを紹介します。

「夏休みの学童ってどんな感じ?」

「学童に行きながら家庭学習を進めるにはどうしたらいい?」

と気になる方は、参考にしてください。

先取り学習や公文に反対派が多いのはなぜ?正しい先取り学習の方法やおすすめ教材を知りたい(学び相談室)

小学校がある日の学童スケジュール

平日のスケジュールの例を見てみましょう。

13:00~開室学校が終わり次第入室出欠の確認と連絡事項宿題や遊び
15:30おやつタイム宿題・自由遊び・活動プログラム
17:00保護者がいる場合は帰宅18時~19時まで在室する子はおやつタイム自由遊び、休息など
18:30保護者のお迎え次第帰宅
19:00閉室

子どもは学校が終わり次第、そのまま学童の教室へ移動します。

出欠を確認したあとは、宿題をすませてから自由遊びとなり、外遊びやぬりえなど好きなことをして過ごします。

もし宿題のほかにも学習を進めたい場合は、自由時間を有効に使えるよう、ワークやドリルを持たせると良いでしょう。

おやつを食べ、ワークショップやレクリエーションがある日はイベントを楽しみ、17時ごろから順次帰宅となります。

延長保育で18時半以降も在籍する子には、軽食が出ることも。

帰宅時のルールは、帰宅時間が17時までであれば1人で帰宅可能・18時〜19時の帰宅は保護者のお迎えが必須など学童によって違うため、下校方法を確認しておきましょう。

夏休みなど休み期間のスケジュール

土曜日や春休み・夏休み・冬休みなどお休み期間のスケジュールはこちらです。

7:30~9:00開室出欠確認と連絡事項宿題、学習、自由時間
12:00昼食(弁当持参または注文可能な場合も)
13:00スペシャルプログラムなど自由時間
15:30おやつタイム
17:00保護者がいる場合は帰宅18時~19時まで在室する子はおやつタイム自由遊び、休息など
18:30保護者のお迎え次第帰宅
19:00閉室

7時〜9時に開室し、学習タイムをとったあとに自由時間や遊びの時間になります。

平日と違い、長い時間をかけてスペシャルなプログラムをおこなえるので、遠足やお祭りなど特別なイベントがあることも。

朝は8時ごろに開室する学童が多く、保護者の付き添いが必要といった学童もあるため、登下校のルールを確認しておきましょう。

帰宅後のスケジュール

家庭によって夕飯・お風呂のタイミングは違いますが、帰宅後のスケジュール例を紹介するので、参考にしてください。

18:30子どもを迎えに行き、スーパーで買い物
19:00帰宅子どもはお風呂・明日の準備保護者は夕飯準備や洗濯物の片付け
20:00夕飯宿題の確認や家庭学習、読書など
21:00子ども就寝保護者お風呂、明日の準備や家事
22:00保護者自由時間・就寝

どうしても慌ただしくなるため、事前に大体のスケジュールを決めておきましょう。

家庭学習の時間が欲しい場合、夕飯の準備時や寝る前に家庭学習の時間がとれます。

親がつきっきりで勉強を見るのは難しいため、丸付けや解説を自動でおこなってくれるタブレット教材がおすすめです。

学童お迎えの平均時間

パート社員が多い地域か、正社員が多い地域かでお迎えの平均時間は変わりますが、一般的に17時〜18時半の間のお迎えが多いといわれています。

定時が18時以降・残業がある・通勤時間が長いなど、19時ぎりぎりのお迎えとなるご家庭もめずらしくありません。

学童のメリット

学童を利用するにあたって、「子どもにさみしい思いをさせてしまう?」「楽しめるだろうか?」と悩んだり葛藤するのではないでしょうか。

ここでは学童保育のメリットをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

入学前にお友達ができる

新1年生の4月から入所する場合、入学式前の4月1日から学童に通えます。

小学校区が違う保育園に通っている場合、同じ小学校へ進学するお友達がいないケースがありますよね。

学童に通うと、入学前に同じ小学校の同級生や上級生と友達になれるので、親子ともに安心です。

宿題ができる

学童で宿題をおこなえるのは、多忙な保護者にとって大きなメリットです。

「はやく宿題をやりなさい」と、小言をいう必要はなく、帰宅後の時間を有効に使えます。

また、学童で宿題をおこなう分、家では家庭学習の時間を取れるため、勉強面をがんばってほしいと考える保護者の方も安心です。

ただし、学童指導員は全員の宿題をチェックすることはできないため、とくに1年生のうちは宿題がきちんとできているか、お家で確認しましょう。

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自主性・協調性が身に付く

学童では、おやつタイムなど大体の時間は決まっていますが、自由時間に「何をするか」「どんな遊びをするか」は自分で決めます。

きめ細かく見てくれていた保育園時代と違い、自分で考え行動する機会が増え、困ったら自分で学童指導員に助けを求めなければいけません。

学童では異年齢の子どもと一緒に過ごすため、自主性や年齢を超えた協調性が身に付くのが大きなメリットです。

学童の準備に必要な3つのこと

学童入所に向けて必要な準備について解説するので、参考にしてください。

具体的な持ち物のほか、さまざまな状況に対応できるよう学童以外の選択肢を用意しておくことや、学童に対する子どもの精神的な準備を詳しく解説します。

学童に必要な持ち物

学童の持ち物は、ティッシュやハンカチなど基本的には学校へ持っていくものと変わりませんが、いくつかポイントがあります。

学童で長時間過ごすため、水筒は大きめを用意します。

ただし、ランドセルの重さに慣れない低学年の子どもには、重たい水筒は負担でもあります。

春先は500〜800ml、夏場は1L以上と容量別に水筒を用意しておきましょう。

学習を進めたいと考えている場合は、ワークやドリルを持たせます。

学童指導員は細かな学習指導はできないため、1人で解ける難易度のものにしましょう。

また、絵本や児童書を持参すると読書の習慣が身に付きます。

GPSも用意しておくと安心です。

特に学童を週3日や4日など変則的に利用する場合、子どもが学童を忘れて帰宅してしまうケースがあります。

また、学童が嫌になり「お母さんが家にいるから」と嘘をついて帰ってしまうことも。

万が一に備えて、子どもの居場所を把握できるGPSを用意しておきましょう。

学童以外の選択肢を考えておく

学級閉鎖で学童も休みになった・トラブルがあり学童を辞めたい・習い事をしたいという場合に備えて、学童以外の選択肢も調べておきましょう。

ファミリーサポートやベビーシッター、近所の民間学童など、事前に調べておくと安心です。

また、自治体によっては、学童以外にも子どもが放課後に過ごせる場所を用意しています。

帰宅せずランドセルのまま児童館へ行ける「ランドセル来館事業」や、就労などの条件なく小学校で遊べる「放課後子供教室事業」などがあるので、お住まいの自治体の放課後児童に対する取り組みを調べておきましょう。

子どもの心の準備

子どもが学童へ楽しく通ってくれると、保護者の方も安心ですよね。

子どもが安心して学童に通えるよう、親子ともに心の準備を整えておきましょう。

「みんな最初はドキドキするんだよ。でもすぐ楽しくなっちゃうんだって!」

「お迎えは18時に行くから、そのときに何をしたか聞かせてね!」

「広い校庭でたくさん遊べるんだって。足の速いお兄さんと鬼ごっこしたら楽しそうだね」

「学童に行ってくれてありがとう。パパとママもお仕事がんばるね」

など、期待を持たせながら、不安に寄り添い安心できるよう声をかけます。

不安が強い子には、行動の見通しが持てるよう学童のスケジュールを伝えたり、実際に学童保育がおこなわれる小学校まで散歩するなど、学童がどんなところなのか少しでもイメージできるようサポートしましょう。

学童に落ちた場合・お迎え時間に間に合わない場合の対処法

学童に落ちた場合や、仕事上お迎え時間にどうしても間に合わず公立学童は難しいといった場合の対処法を解説します。

民間学童を利用する

民間学童は、企業やNPO法人が運営し、独自のサービスをおこなっています。

費用は3〜5万円ほどと公立学童に比べ高いですが、就労の条件なく誰でも利用でき、預かり時間も長く、習い事も続けられるなど多くのメリットがあります。

公立学童の審査に落ちた場合や、時間などの条件が合わない場合、「学童に行きながら習い事もさせたい」といった場合は民間学童がおすすめです。

自治体の支援を利用する

自治体の学童以外の放課後支援は以下のようなものがあります。

ファミリーサポートは、子育てを支援したい方と子育ての支援を求める方をつなぐサービスで、多くの自治体で導入されています。

放課後、子育てを支援したい提供会員の自宅で預かってもらうといった利用の仕方がおすすめです。

児童館のランドセル来館では、学童に落ちた待機児童の子を対象に、放課後ランドセルのまま児童館へ行き過ごせます。

放課後子供教室は、放課後に帰宅せず小学校の空き教室で過ごせる事業で、児童館も放課後子供教室も無料で利用できるのがメリットです。

ベビーシッターを利用する

学級閉鎖で学童もお休みになった場合や、残業が長引きそうでお迎えに間に合わないといった緊急の場合、ベビーシッターの当日利用も考えておきましょう。

夕方以降の対応が可能な方や病児保育が可能な方など、数名のベビーシッターと事前に面談しておくとスムーズに利用できます。

子ども家庭庁ベビーシッター券(企業で配布)や、自治体のベビーシッター助成で安く利用できる可能性があるので、事前に調べておきましょう。

習い事と送迎サービスを併用する

習い事と送迎サービスを組み合わせた過ごし方もご紹介します。

ファミリーサポートで習い事の送迎を依頼したり、タクシー会社のキッズサービスを利用して習い事の送迎をしてもらうといった方法があります。

例)放課後、塾の時間までファミリーサポート会員宅で過ごす→塾まで送迎してもらう→キッズタクシーで帰宅する

送迎サービスを利用した習い事は、毎日だと費用が高額になりやすく、スケジュールを組むのも大変です。

そのため、学童の利用時間が短い・利用日が少ないなどで学童に落ちてしまった場合におすすめです。

小学校学童保育でよくある質問

小学校の学童保育でよくある質問をまとめたので、参考にしてください。

Q.小学生が学童に預けられるのは何年までですか?

学童保育は小学生であれば年齢制限はなく、6年生まで預けられます。

ただし、新生活に不安のある1年生を最優先としており、次に優先される2〜3年生までで定員となる学童が多いです。(3年生までとする自治体もあります)

Q.小学生の学童保育の料金は?

公立学童の費用は4,000〜8,000円が多く、ほとんどの自治体で10,000円以下です。

別途、おやつ代金(2,000円程度)の実費徴収があるケースもあります。

Q.小学校の学童はいつから始まりますか?

入学式前の4月1日から学童保育が始まります。

保育園に3月31日まで通い、翌日から学童通いをスタートすると、保護者の仕事への影響が少なく済みます。

Q.学童を1時間だけ利用したい。お迎えが早くても大丈夫ですか?

用事や仕事が早く終わるなどの場合、学童を早退できます。

ただし、頻繁に早退をすると、学童の申し込み内容と利用実績に違いがあるとして学童の再審査となる可能性があるため注意が必要です。

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小学校学童保育のまとめ

ここまで小学校の学童保育の利用時間や条件、学童保育のスケジュール、学童に落ちた場合の対処法について解説しました。

公立学童の開所時間は延長傾向にあり、18時半以降も開所している学童が全体の6割と、保護者の就労状況に合った環境になってきています。

学童入所は1年生が優先されますが、学童に落ちた場合に備えて、お住まいの自治体の取り組みや民間学童を調べておくと安心です。

親子で放課後の過ごし方を話し合い、安心して新生活をスタートさせましょう!


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