RISU 学び相談室

2024/05/13

公文(くもん)式の算数を始めようか迷っています。メリットとデメリットを詳しく教えてください。

公文(くもん)式の算数を始めようか迷っています。メリットとデメリットを詳しく教えてください。
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RISU算数スタッフの回答
「算数の基礎力を固めたい」「算数の先取り学習を進めたい」「将来的に中学受験を考えている」など、
お子さんの算数力を高めたいとお考えのご家庭では、公文式の算数を始めるかどうか迷うところだと思います。

公文式の算数の大きな特徴は反復練習による徹底した計算トレーニング
高い基礎力が身につくと人気の一方で、「うちの子には公文の算数が合わなかった」という話も耳にしたことがあるでしょう。

そこで本記事では公文式の算数のメリット・デメリット公文式の算数が合わない場合のおすすめの学習法について解説していきます。

公文式の算数を始めようか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。


公文(くもん)式の算数は「計算力」を高める

公文式の算数は、計算中心の問題で構成されており、高校数学で困らないようにするための基礎力を育むのが目的です。

「素早く正確に計算できる力」の土台があれば、十分に考える時間と余裕が生まれます。じっくり考える力を身につけてほしいからこそ、KUMONの算数・数学教材は、あえて「計算力を十分高める」ことに絞り込んだ内容になっているのです。

KUMON公式サイトより引用)


公文式算数のメリット3つ

公文の算数の最大のメリットは、徹底的な反復学習に代表される以下の3つです。

1.速く正確な計算力が身につく
2.一人ひとりのペースで先に進む
3.スモールステップでつまずきにくい

1.速く正確な計算力が身につく

公文式の特徴である徹底した反復練習。

数多くの問題を繰り返し解くことでパターンを覚え、同じ系統の問題をたくさんこなしていくことで、早く正確な計算力を身に付けることができます。

四則計算や分数・小数といった計算力は、算数の土台になる重要な力。

たとえ考え方が合っていても計算ミスをすれば、テストで得点になりません。
計算力不足のせいでテストの点数が伸びず、「自分は算数が苦手なんだ」と自信を無くしてしまうお子さんはとても多いのです。

また最近の中学入試では思考力を試す問題が増えていますが、その過程では必ず計算をする必要があります。
計算が速ければ思考問題に時間を多く割くことができるので、計算力は算数力のベースとして必要不可欠といえます。

公文式の算数では反復練習によって計算力を徹底的に鍛えることができるのです。

2.一人ひとりのペースで先に進む

公文式では自学自習が基本スタイル。

プリントの目標タイムが設定されており、一つの学習範囲が速く正確に解けるようになってから次の学習へと進んでいきます。
確実にできるようになってから次へ進むので、集団塾のように「分からなくて置いていかれる」ということがありません。

子供によって苦手な分野はさまざま。
小数が苦手だったり、分数の割り算が苦手だったりと、重点的に学習すべき単元は一人ひとり違います。

他の子のペースを気にせず、その子に必要な学習がじっくりとできるのも、公文の特長の一つです。

3.スモールステップでつまずきにくい

公文式の算数はとても細かくレベルが分かれています。

たとえば初めて足し算を学習する際には、「+(たす)1」を徹底的に練習し、次に+(たす)2へ進みます。

似たような問題を機械的にスラスラと解けるようになってから、少しだけ難しくなった問題へと進んでいくのです。
いきなり難しくなるわけではないので、どんな子もつまずきにくいのです。

こうしたスモールステップの学習によって無理なく力をつけていくことができるのも公文の特長です。

公文式算数のデメリット3つ

これまで述べたように、誰でも着実に計算力を身に付けられるのが公文式の算数の特長。

しかしそれと表裏一体ともいえるデメリットが存在します。

続いては公文の算数のデメリット3つについて、詳しく説明していきます。

1.文章問題や図形問題をあつかわない
2.宿題の採点と返却に時間がかかる
3.合わない子は勉強嫌いになる可能性がある

1.文章問題や図形問題をあつかわない

メリットでも述べたように、公文式の算数の特徴は徹底した計算トレーニングです。
したがって文章問題などの思考力を問う問題は扱いません。

小学校高学年になると「算数の文章問題が苦手」というお子さんが増えてきます。

低学年の時期の単純な計算問題は解けても、文章を読み取り、自分で式を立てることができなければ、どんどん算数が苦手になってしまいます。

また図形問題も同様に公文の算数では扱いません。
角度や空間図形など、図形問題も算数でつまずきやすい分野です。

公文式の算数で何学年も先取りしていたとしても、実際には図形問題や文章問題を飛ばしていることを忘れず、おうちの方は意識してお子さんの学習をフォローしていく必要があります。

算数の文章問題に関するご相談こちらの記事をお読みください。

2.宿題の採点と返却に時間がかかる

公文式気では週2回教室に通うのが基本スタイルで、さらに家庭学習用のプリントをもらいます。

家庭学習では一日5枚(裏表あり)が基本ペース。

自宅でプリントを解き、教室に提出すると次回教室に行った際に採点されたものが返却されます。

しかし、もし間違った方法で計算していたらどうなるでしょうか?

自学自習が基本スタイルの公文式では、解き方は基本的に教えてもらえません
すると間違った方法のままずっと問題を解き続けてしまいかねません。

(教室によっては全く教えないスタイルの先生もおり、未就学児で掛け算の範囲に入ったのに、九九(くく)の存在を教えてもらえず、「8×7」を8+8+8+8+・・・と8を7回も足していた、というケースもあるようです)

おうちの方がその場で確認してあげるにしても、計算が複雑になっていけば、採点する親の負担もどんどん大きくなるでしょう。

宿題の正誤がその場で確認できない、というのは公文式のデメリットといえます。

3.合わないと勉強嫌いになる可能性がある

公文式の特長である「スモールステップ」と「反復練習」は、裏を返せば完璧に定着しなければ先に進めないということ。

スモールステップは、「どんどん新しいことを勉強したい!」という好奇心旺盛なお子さんにとっては、じれったく苦痛に感じる場合もあります。

こうしたお子さんは、机に座って紙と鉛筆での勉強は好きではないけれど、話を聞いてすぐに理解のできる「頭の回転の速いタイプ」のお子さんも多くいます。

反復練習に関しても、毎日プリント5枚(裏表あるので実質10枚)というなかなかの量。
他の教科も受講すれば毎日のノルマは10枚以上と膨大になるかもしれません。

「きっちり宿題をさせなければ」と親御さんが真面目に取り組みすぎると、お子さんは勉強自体を嫌いになってしまう可能性が高まります。

実際、兄弟姉妹の上の子には公文式が合っていたけれど下の子には全く合わなかった、といったケースは珍しくありません。

お子さんが公文の算数に合っているタイプかどうかの見極めは、ぜひ注意していただきたいポイントです。

「公文式の算数が合わないかも」と感じたら?おすすめは「RISU算数」

算数専用タブレット教材の「RISU算数」には、4歳から小学6年生の中学受験レベルの問題まで約10000問が収められており、計算問題だけではない、算数力全体を伸ばすことができます。

お子さんの算数力を効率よく伸ばせる、RISU算数の4つの特長をご説明します。

1.図形問題や文章問題が豊富


RISU算数には、図形問題や文章問題など幅広い算数の問題が収録されており、中学入試算数オリンピック問題など、思考力を試す問題も多く含まれています。

進学塾に通っているお子さんであっても、計算力は高いのに文章を読み取るのが苦手で問われていることを正確に理解できないお子さんや、論理的に考えるのを苦手としているお子さんも多くいます。

RISU算数では、基礎的な計算問題からハイレベルな文章問題まで、算数力全体をバランスよく伸ばすことができます。

2.データ分析でひとりにベスト問題が届く

RISU算数では、タブレットを通じて利用者ひとりひとりの学習データを常に取っています。

得意分野・苦手分野を把握し、利用者の実力に合った問題となるよう、お子様に合わせて問題が変わっていきます。
難しすぎてついていけなくなったり、簡単すぎて飽きてしまうこともないのです。
一人ひとりのペースに合わせて、効率よく実力を伸ばすことができるのがRISU算数の大きな特徴です。

3.無学年制カリキュラム

RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。

学年を超えてどんどん先取り学習を進めることも、つまずいた分野では学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。

紙のテキストのように何学年分も用意する必要はありません。

またRISU算数ではデータに基づき、お子様の学力に合わせた出題がなされるため、難しすぎて勉強が嫌いになってしまうということや、簡単すぎて退屈するということもありません。
つまり、解き甲斐があり楽しい問題がつづくため、自然にどんどんと先へ進めることができてしまうのです。RISU算数のタブレットの利用者の平均学習速度は、学校の1.7倍の速度になっています。

4.自動採点機能や豊富な解説動画

タブレット教材のRISU算数なら問題を解いたら自動採点機能でその場ですぐに採点。

おうちの方が丸つけする必要がないので、お子さんだけでどんどん学習をすすめることができます。

解説動画も豊富ですので、分からない問題も動画を見てお子さん一人で解決することができます。

共働きであったり、下に小さいお子さんがいるご家庭では、お子さんの隣でじっくりと勉強を見てあげるのは難しいでしょう。

そんな場合にはお子さんが一人でも学習を進めやすいタブレット学習がおすすめです。

RISU算数には、おうちの方にメールで学習進捗をお知らせする機能がありますので、おうちの方は安心してお子さんの学習を見守ることができます。

まとめ

計算問題の徹底した反復学習が特徴的な公文式の算数ですが、算数力全般を伸ばせるわけではありません。
また学習方法が多様化する中で、紙と鉛筆での勉強が合う子もいれば、アプリやタブレットなどで直感的に進めるのが合う子もいます。

特に現代の親御さんたちは毎日お忙しく、お子さんの勉強をじっくりと見てあげるのが難しい場合が多いと思います。

一人ひとりのペースに合わせて、効率良く算数を学習できる「RISU算数」をぜひ一度試してみてはいかがでしょう。

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