SAPIXの算数は、その質・量ともに中学受験界で最高峰です。
しかし、真面目なお子さんや親御さんほど「テキストは全部やらなければ」と思ってしまい、消化不良を起こしがちです。
押さえてほしいポイントは「全部やる」ではなく、
・「何をやり、何を捨てるか」という取捨選択
・授業理解を効率化するための土台作り
の2点が重要です。
今回はサピックスの算数が終わらないとお悩みのご家庭のための対策方法を詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
目次
SAPIXの算数が合うのはどんな子?

サピックスは復習主義を謳う代表的な塾です。
これは、初めて知ることへのワクワク感とスピード感を重視しているから。
ただしサピックスの授業は非常にハイスピードかつハイレベルなので、サピックスの想定するタイプと合わないお子さんは、ついていけなくなる可能性があります。
サピックスに合う子とはどんなタイプでしょうか?
「サピックス入室テストに合格するには?難易度や対策を知りたい(学び相談室)」
SAPIXの算数は「処理速度の速い子」向き
処理速度が早いというのは、1を聞いて10を知るというタイプの子。
講師が投げかけた一言を、持っている知識にどんどん結びつけて、すばやく自分の知識に変えていける、というタイプです。
「小学校の勉強が簡単すぎてつまらない」と感じるような高い学力のお子さんにとって、サピックスのハイレベルな算数は知的好奇心を強く刺激し、授業への高い集中力を発揮させます。
ただし、これはあくまでサピックスが求める理想像。
全てのお子さんに当てはまる方程式ではありません。
実際には、授業スピードが速すぎて理解が十分に追いつかない。
カリキュラムが速すぎて宿題を回しきれない。
そして知識が定着せず穴だらけになる、という状態に陥っていますご家庭が非常に多いのです。
「塾の授業についていけない」と感じているなら、理解するための脳のキャパシティがオーバーしている可能性が高いです。
「賢い子(小学生)の特徴は?頭のいい子の土日の過ごし方を教えて!(学び相談室)」
転塾すべき?でもSAPIXの算数についていきたい
サピックスの算数についていけないなら転塾するべきでしょうか?
結論から言うと、お子さん自身が新しい環境を望んでいないのであれば、転塾は最後の手段に取っておきましょう。
転塾はお子さんに少なからずショックを与える可能性があります。
そして新しい環境へ適応するための親子の負担も軽視できません。
転塾の前に、サピックスでお子さんが楽しく学べるためにできる対策をご紹介します。
「共働き家庭の中学受験は大変?子どものサポート方法を教えてください(学び相談室)」
ステップ1:「やらない問題」を決める
まずは取り組む問題量を減らしましょう。
SAPIXの算数テキスト(デイリーサポート・デイリーサピックス)は、御三家中など最難関校を目指すα(アルファ)クラスから、基礎を固めるアルファベットクラスまで全クラス同じものが配られます。
ただしクラスごとに問題を抜粋して扱います。全員が同じ問題に取り組む前提のテキストではありません。
無理にすべてやろうとしてすべてが中途半端になってしまいます。
まずは、「わかった!」「できた!」とお子さんが達成感と自身の成長を感じられる学習量を探りましょう。
以下に問題選択の具体的な基準を解説していきます。
A〜C問題を完璧にする
サピックスのテキストは、A〜Eのレベル別に基礎から応用問題まで順番に並んでいます。
クラスによってどの問題に取り組むか異なりますので、全問をやろうとしないことが大切です。
まずは「数値替え問題」であるアプローチ編のA〜C、そして確認編のA〜Cだけを「一人で、スラスラ解けるまで」繰り返しましょう。
★(星)3つの難しい問題は「お休み」してOK
サピックスのテキストは問題の横に星(★〜★★★)がついています。
★★★の問題はかなりの難問。
これを無理に解こうとするよりも、★や★★の問題をしっかり解き直し、自信を持って正解できるようにする方が得点アップの近道です。
「今のクラスでトップを取る」という意識を持ち、あれもこれもと手を広げず、一つひとつの学習の質を上げることが大切です。
サピックスの算数のテストは一問あたり5〜6点の配点なので「誰もが解くべき問題」で確実に正解するだけで今より10点アップも期待できます。
「★」と「A〜E」の印の関係は?
★印はその問題の絶対的な難易度を表し、アルファベットはその単元内での相対的な順序を表します。
ちょっと分かりにくいですが、算数は単元によって簡単な単元と難しい単元があります。
例えば、計算問題よりも立体図形の方が難問化しやすいため、B問題でも★★〜★★★が中心となったり、CDでも★〜★★ばかり、という違いが生まれます。
(実際の入試でも、計算問題では受験生の差がつきにくいため、難関校ほど立体図形を出題する傾向にあります)
ステップ2:計算力高めて処理速度の土台作り
算数における処理速度の土台は計算力です。
算数の成績が伸び悩む子の多くに共通するのが、「解き方はわかっているのに、最後の計算で間違える」というパターン。
計算力が無いと、計算するだけで頭が疲れてしまい、思考する余力も時間も残りません。
当然最後の最後で計算ミスも起きやすくなります。
計算力はいわば速く走るための筋力。
短時間でも毎日鍛え続けることが大切です。
「SAPIXで成績が上がらない…小4・小5の「算数の壁」を乗り越えるヒントを教えて(学び相談室)」
「基礎トレ」の質を上げる
計算力を上げるためには、「算数基礎力トレーニング(基礎トレ)」をしっかり活用しましょう。
ただし計算をこなすだけではNG。
以下のポイントをしっかり押さえましょう。
- 10点満点を目指す: 1問ミスは「惜しい」ではなくシンプルに「実力不足」。
- 時間を計る: 目標タイムを決め、集中して解く。ダラダラ解かない。
- 計算過程を書く:無暗に 暗算に頼らず、途中式を書く癖をつける。
マンスリーテストの大問1〜2(計算・一行問題)を全問正解できれば、それだけで偏差値は安定します。
計算練習のおすすめは朝
計算練習に取り組む時間を決めましょう。
おすすめは、朝食前や登校前の15分です。
「いつやろうかな」と毎回悩むことは、実は脳をとても疲労させます。
さらに「後でいいか」と先延ばしにして夜になってしまうと、そのころには体も疲れており、計算の精度が下がってしまいます。
「朝起きたら、まず基礎トレ」を歯磨きと同じレベルの習慣にしましょう。
1ヶ月続ければ、お子さんの計算スピードと正確性の変化がはっきりと見えてきます。
「子どもの寝る時間が遅くて心配。小学生が早寝早起きするためのポイントを教えてください(学び相談室)」
ステップ3:算数の「知っていること」を増やす

SAPIXは公式に予習を推奨していません。
それは前述のとおり、一部の「処理速度が早いできる子」を前提にしているから。
実は「処理速度が速い子」というのは、計算力が高いだけでなく、「なんとなく知っていること」がとても多いです。
なんとなく知っていると、初見の学習内容であっても、すでに持っている知識と結びつけて考えたり、そもそも興味をもちやすかったりします。
ですから、今からSAPIXの算数についていくためには、「なんとなく知っていること」を増やす必要もあります。
例えば、次に習う単元が「円」なら、公式を覚える前に「半径・直径・円周」という言葉の意味を理解しておく。
あるいは、大きな数や小数の計算に慣れておく。
「つるかめ算」「植木算」がどのようなものなのか「なんとなく」知っておく。
すでに知っていることが増えれば、思考するために脳のキャパシティを多く使えるので、授業中の先生の解説が驚くほどスッと頭に入るようになります。
SAPIX算数の土台作りなら「RISU算数」がおすすめ

算数の家庭学習には、算数専用タブレット教材の「RISU算数」がぴったりです。
RISU算数には計算問題から中学受験基礎まで約10000問を収録。
さらに算数ステージを修了すれば、中学数学にも挑戦できます。
無理なく苦手を克服し、算数・数学がどんどん得意になるRISU算数の特長をご紹介します。
「【体験談】RISU算数は中学受験に効果あり?難関校・塾なし受験など合格者たちの使い方を知りたい」
1.「無学年制カリキュラム」で一人ひとりにマッチ

RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。
学年を超えて先取り学習をどんどん進めることも、つまずいた分野で学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。
2.「チュートリアル」「解説動画」で疑問を解決

新しい学習は丁寧なチュートリアルからスタート。
特に中学受験の特殊算はイメージできるかがカギ。
RISU算数なら視覚的イメージで理解できるから、初めての勉強内容でも問題をすらすら解くことができます。

分からない問題は解説動画で疑問を解決。
東京大学をはじめとするトップ大学生チューターによる解説動画や、応援メッセージ動画は、「わかりやすい!」と大人気です。
3:文章問題・図形問題が豊富

RISU算数では、文章問題や図形問題が豊富に出題されます。
計算問題だけでなく、段階的にレベルアップしていくことが、算数の本質的な理解につながります。
4:「スペシャル問題」で思考力を鍛える

算数オリンピック問題や中学入試なども「スペシャル問題」として多数収録。
スペシャル問題は通常問題を解き進めるとゲットできる「鍵」を集めることで挑戦できるハイレベルな問題。
「もっと難しい問題を解きたい!」という好奇心旺盛なお子さんはぜひ挑戦してみてください。
5:保護者様も安心のサポート体制

RISU算数には、自動採点機能や保護者の方への学習進捗お知らせするメールといった、学習サポート機能が満載。
さらにお子様のつまずきを検知すると、ベストなタイミングでヒントの解説動画を自動配信。
毎日忙しいおうちの方も、お子様の隣でつきっきりになる必要はなく、安心して学習を見守ることができます。
RISU算数を復習に使っています。一旦クリアした単元でもしばらく経つと忘れている場合があります。RISUの問題は単元ごとにまとまっており、非常に見やすいので、ピンポイントでその単元に戻って復習することができます。また、紙ではないのでかさばらず場所をとらないのも良いです。
(小5 SAPIX生 A.Oさんの保護者様)
「RISU算数は中学受験に効果あり?塾なしでも合格できる?活用例や体験談を知りたい(学相談室)」
SAPIXの算数が終わらないときの対策まとめ
SAPIXの算数は決して「全部終わらせること」が目的ではありません。
今のクラスに合った問題を選び、基礎トレで計算力を磨き、授業の前に少しだけ土台を整えておく。
この小さな工夫の積み重ねが、お子さんの偏差値を着実に押し上げます。
冷静に学習量やサポート方法を見極め、お子さんの「わかった!「できた!」の瞬間を増やしていきましょう。
RISU利用者レビューでは、RISU算数をご利用いただいている保護者様の声をご紹介しています。
中学受験で志望校合格、大手塾模試で成績が大幅アップ、家庭学習の質が上がった、など皆様の参考になるリアルな体験談が多数。
RISU公式ブログでは、算数オリンピックメダリストや先取り学習での算数検定合格者、大手塾主催模試での成績優秀者など、お子様の声を中心にご紹介しています。
ぜひ一度お読みください!





