付属中学校も高い大学進学実績や、のびのびとした校風から年々人気を伸ばしていることから、付属校でありながら中学受験がしやすい私立小学校として高い人気を集めています。
この記事では、東京都市大学付属小学校の特徴や、中学受験時のサポート、進路について解説します。
受験を検討している方や、入学後の生活をイメージしたい方はぜひ参考にしてください。
目次
東京都市大学付属小学校はどんな学校?

東京都市大学付属小学校は、1956年に開校した共学校です。
学校法人五島育英会が運営しており、幼稚園から大学まである東京都市大学グループに属しています。
中学受験の実績で有名な学校ですが、勉強一辺倒ではなく、明るくのびのびとした校風です。
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建学の精神
東京都市大学付属小学校の建学の精神は、「すこやかに かしこく りりしく 凜として 世界にはばたく 気高きこどもたち」です。
東京都市大学付属小学校を運営する学校法人五島育英会は、実業家として知られる五島慶太氏によって設立されました。
五島氏は官僚や実業家、政治家として活躍するなかで、「国の発展には優れた人材の育成が欠かせない」と考え、教育事業にも力を注ぎました。
こうした理念を受け継ぐ東京都市大学付属小学校では、高い学力の定着と豊かな人間性の育成を教育の柱とし、将来社会で活躍できる人材の育成を目指しています。
所在地・アクセス
東京都市大学付属小学校は、東京都世田谷区に位置しており、都心からのアクセスも良好です。
- 小田急線「成城学園前駅」南口より徒歩約15分
- 渋谷駅・二子玉川駅・等々力駅・用賀駅から成城学園前行きバスに乗車し、「東京都市大付属小学校前」下車徒歩約1分
- 渋谷駅から狛江駅・調布駅南口方面行きバスに乗車し、「東宝前」下車、徒歩約2分
- 二子玉川駅からスクールバス運行(1年生のみ)
このように、小田急線・田園都市線・東横線沿線をはじめ、神奈川方面からも通学しやすい立地にあります。
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楽しく中学受験ができる私立小学校
東京都市大学付属小学校では、「日本一楽しく中学受験ができる私立小学校」を合言葉としています。
大学付属校というと内部進学を重視するイメージがありますが、同校は合言葉の通り中学受験を応援する学校です。
教員が中学受験への理解を深め、進路指導や補習を実施するなど、児童の志望校に向かって全力で応援する体制を整えています。
また、受験勉強だけを優先するのではなく、学校生活も大切にしながら学力を伸ばせる環境です。
東京都市大学付属小学校「高い学力」のための教育内容
東京都市大学付属小学校では、「高い学力」と「豊かな心」を教育の二本柱としています。
ここではまず、「高い学力」を育成するためのカリキュラムについて見ていきます。
低学年は体験学習中心
東京都市大学付属小学校では、低学年を「からだで学ぶ」時期だとして、さまざまな体験学習を取り入れています。
実際に、同校では以下のような体験学習がおこなわれています。
| 体験活動 | 具体的内容 |
| 自然・農業体験 | あさがおの観察、田植え、稲刈り、野菜作り、芋・里芋・大根掘り、梅・夏みかん収穫 |
| 食育・調理体験 | ミソ、たくあん、切りぼし大根、梅ジャム、夏みかんシロップ漬、梅シロップ、干柿、どくだみ茶、うどん、白玉ぜんざい、お吸い物づくり、芋汁パーティー、餅つきパーティー |
| 伝統・文化体験 | 蚕の糸とり、絹の糸つむぎ、絞り染め |
| ものづくり・アート体験 | 小枝編み物壁飾り、クリスマスリース、野菜スタンプ、写生、牛乳パックの舟作り |
| 社会・生活体験 | 学校探検、お店屋さんごっこ、子どもゆうびん局 |
田植えや野菜作りなどの自然体験から、調理体験やものづくりまで、多くの活動を実施しているのが特徴です。
低学年のうちに積み重ねた豊かな実体験は、子どもたちの好奇心や探究心を育みます。
知識の習得だけでなく、体験を通して学力と豊かな心の基礎を培っている点は、東京都市大学付属小学校の大きな魅力といえるでしょう。
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学習・受験を意識した読書指導
東京都市大学付属小学校では、学力の基礎となる「読む力」を育てるため、読書指導にも力を入れています。
1〜4年生までは週に1回、図書室で授業を実施しており、本に親しむ機会を設けています。
また、単に本を読むだけでなく、絵本づくりや読書会などの活動を通して、読書の楽しさを感じられるよう工夫されているのが特徴です。
3年生では速読指導も取り入れており、文章を素早く正確に読み取ることで情報処理能力の向上を目指しています。
読解力や情報を整理する力は、中学受験でも重要な能力です。
低学年のうちから読書習慣を身につけることで、将来の学びにつながる土台づくりをおこなっています。
高学年は習熟度別授業
5・6年生になると、算数の習熟度別授業を実施しています。
- Aクラス:基礎問題
- B1クラス:標準的な問題
- B2クラス:標準よりやや難しい問題
- Cクラス:応用・発展問題
このように4クラスに分かれ、少人数で子どもの学力を伸ばします。
また、受験を意識した指導は算数だけではありません。
理科では5年生から入試問題集を活用した学習を取り入れ、社会も中学受験に対応したカリキュラムで授業がおこなわれています。
このように東京都市大学付属小学校では、高学年になるにつれて段階的に受験への準備を進められる体制が整えられています。
少人数の英語授業
東京都市大学付属小学校では、1・2年生は週2回、3年生以降は週3回の英語授業を実施し、継続的に英語に親しめるカリキュラムを整えています。
また、20人以下の少人数制で実施される点も特徴の一つです。
一人ひとりが発言する機会が多く、英語を「聞く・話す」力を育みやすい学習環境となっています。
早い段階から実践的な英語力を養えるのは、同校の魅力といえるでしょう。
東京都市大学付属小学校「豊かな心」のための教育内容
東京都市大学付属小学校では、高い学力の育成とともに、「豊かな心」を育む教育にも力を入れています。
ここでは、豊かな心を育むための具体的なカリキュラムを見ていきましょう。
多くの行事と社会科見学
東京都市大学付属小学校では、以下のようなさまざまな行事を通して、豊かな心を育んでいます。
- 運動会
- 大繩大会
- 音楽発表会(衣装づくり)
- 日本文化教室(茶道体験)
- 芸術鑑賞
- 味覚の授業
また、3・4年生は、班ごとに清掃工場や世田谷市場などの社会科見学をおこない、仲間と協力したり意見を出し合ったりしながら共に学びます。
こうした学校行事は、学力だけでは育てることのできない人間性を養う大切な機会です。
心を通わせる宿泊合宿
東京都市大学付属小学校では、1年生から毎年宿泊行事を実施しています。
自然体験や異文化体験、集団生活など、学校では得られない学びの機会を設けているのが特徴です。
- 【1年生】箱根夏季学校(1泊)
- 【2年生】箱根夏季学校(2泊)
- 【3年生】八ヶ岳夏季学校(2泊)
- 【4年生】ブリティッシュヒルズ異文化体験学習(3泊)
- 【5年生】西湖サマーキャンプ(3泊)
- 【6年生】奈良・京都 修学旅行(3泊)・北海道卒業記念旅行(3泊)
宿泊行事では、友達と寝食を共にしながら協力して生活するため、相手を思いやる気持ちや協調性、自立心などが育まれます。
仲間と過ごした時間や共に乗り越えた経験は、子どもたちにとってかけがえのない思い出となるでしょう。
東京都市大学付属小学校では、こうした宿泊行事を通して、豊かな人間性や仲間との絆を育んでいます。
異学年交流
東京都市大学付属小学校では、異学年交流の機会も設けられています。
年齢の異なる児童と関わることで、思いやりや責任感、コミュニケーション能力を育んでいるのが特徴です。
例えば、1年生のサポートを5年生がおこない、相手の立場に立って考える力や、年下の児童を気遣う心を養います。
また、縦割りでの運動会の実施や児童会活動やクラブ活動では、異なる学年の仲間と協力しながら目標に向かって取り組む経験を積めます。
異学年交流を通して、子どもたちは多様な価値観に触れながら社会性を身につけるとともに、互いを支え合う心を育んでいます。
東京都市大学付属小学校の進路
中学受験が盛んな東京都市大学付属小学校の主な進学先や進路の特徴を見ていきましょう。
3割が系列校へ進学(内部推薦)
東京都市大学付属小学校には以下の系列中学校への内部推薦制度があり、毎年約3割の児童が系列校へ進学しています。
- 東京都市大学付属中学校(男子校)
- 東京都市大学付属等々力中学校(共学校)
どちらも偏差値60以上の進学校です。
難関私立中学校として知られている2校への内部推薦という選択肢が用意されている点は、大きな魅力といえるでしょう。
また、内部推薦は校内で定められた基準点を満たすことで取得できます。
「単願推薦資格」と「併願推薦資格」があり、併願推薦資格を取得した場合は、系列校への進学権を保持しながら他校への受験が可能です。
そのため、「系列校への進学も視野に入れながら、外部の難関校にも挑戦したい」という家庭にとって柔軟な進路選択ができる環境となっています。
7割が外部の国公私立校へ進学(外部受験)
東京都市大学付属小学校は、大学付属校でありながら外部受験へのサポートにも力を入れており、7割の児童が最難関校を含む外部中学校へ合格しています。
令和7年度の主な合格実績は以下の通りです。
| 共学校・男子校・女子校 | 校名 |
| 共学校 | 青山学院中等部、渋谷教育学園渋谷中学校、渋谷教育学園幕張中学校、東京農業大学第一高等学校中等部、広尾学園中学校、三田国際科学学園中学校、早稲田実業学校中等部 |
| 男子校 | 浅野中学校、海城中学校、開成中学校、慶應義塾普通部、芝中学校、聖光学院、筑波大学附属駒場中学校、灘中学校、本郷中学校 |
| 女子校 | 桜蔭中学校、豊島岡女子学園中学校、雙葉中学校、女子学院中学校、学習院女子中等科 |
このように、最難関校から人気の中堅校まで多くの合格実績を持っており、児童一人ひとりの目標に応じた進路選択ができる環境が整っています。
東京都市大学付属小学校の受験概要と難易度
東京都市大学付属小学校は、毎年多くの志願者が集まる人気の私立小学校です。
受験を検討するうえでは、募集人数や倍率、試験内容などを事前に把握しておきましょう。
ここでは、東京都市大学付属小学校の受験概要と難易度について紹介します。
募集人数と倍率
募集人数と倍率は以下の通りです。
- 募集人数:男女計76名(内部進学者約10名を含む)
- 志願者数:約500人
- 合格者数:約100人
- 倍率:3.7倍(男子5~6倍、女子2.5倍)
全体の倍率も高めですが、特に男子は女子よりも高い倍率となる傾向があります。
入試内容
東京都市大学付属小学校の入学試験では、学力だけでなく、話を聞く姿勢や集団の中での振る舞いなども総合的に評価されます。
主な試験内容は以下のとおりです。
- ペーパー(話の記憶、数、言語、常識、運筆、推理)
- 行動観察(模擬授業)
- 運動(模倣体操)
- 面接(保護者のみ)
ペーパー試験は特定の分野に偏ることなく、幅広い領域からバランスよく出題される傾向があります。
そのため、基礎的な知識や思考力を総合的に身につけておきましょう。
また、行動観察では「模擬授業」という形式で実施される点が特徴です。
実際の授業に近い環境の中で子どもの様子が評価されるため、授業に意欲的に参加する姿勢や先生の話を聞く力、学ぶ力が見られているといえるでしょう。
このように東京都市大学付属小学校の入試は、入学後の学校生活を見据えながら、子どもの総合的な力を評価する内容となっています。
東京都市大学付属小学校が向いている家庭
東京都市大学付属小学校は、次のような家庭に向いていると言えます。
- 低学年のうちは机上の学習だけでなく、体験を重視して育てたい家庭
- 内部推薦という付属校のメリットを活かしながら、中学受験にも挑戦したい家庭
- 中学受験に対して協力的な学校に通わせたいと考える家庭
東京都市大学付属小学校では、低学年のうちは豊富な体験学習を通して好奇心や探究心を育み、高学年になるにつれて受験を見据えた学習へと段階的に移行していきます。
そのため、「幼いうちは楽しく実体験を積み、将来的には高い学力も身につけてほしい」と考える家庭に適した環境です。
また、併願が可能な内部推薦制度に加え、中学受験を意識した教育体制が整っている点も大きな魅力です。
安心できる環境のなかで受験準備を進めたい家庭にとって、東京都市大学付属小学校は有力な選択肢の一つとなるでしょう。
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東京都市大学付属小学校のよくある質問

東京都市大学付属小学校の受験を検討している保護者の方のなかには、進学先や受験準備、学校生活について気になる点がある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、東京都市大学付属小学校に関して、よくある質問とその回答を紹介します。
都市大学付属小学校の偏差値は?
小学校受験では中学受験のような偏差値が公表されていないため、東京都市大学付属小学校にも明確な偏差値はありません。
参考までに、系列校である中学校の偏差値は、このような水準となっています。(四谷大塚偏差値)
- 東京都市大学付属中学校(男子校):偏差値64
- 東京都市大学等々力中学校(共学校):偏差値61
また、内部推薦での進学だけでなく、多くの児童が外部の最難関・難関中学校へ進学していることを考えると、全体の学力水準が高い学校であると考えられます。
東京都市大学小学校の難易度は?
東京都市大学付属小学校は、男子の倍率が5〜6倍と高くなる傾向があり、難関校の一つに数えられます。
ペーパー試験は幅広い分野からバランスよく出題されるため、偏りのない学習が求められます。
また、同校では行動観察も重視されています。
行動観察は模擬授業形式で実施され、先生の話をしっかり聞く姿勢や、自分の考えを発言する力、集団の中で適切に行動する力などが必要です。
このように、知識だけでなくコミュニケーション能力や協調性も含めた総合力が問われることが、試験の難易度を高めている要因の一つといえるでしょう。
東京都市大学付属小学校の学費は?
初年度に納入する学費は、合計で147万円です。
初年度納入金の内訳は以下の通りです。
入学金:300,000円
授業料:576,000円
維持料:200,000円
施設設備料:170,000円
給食費:93,000円
父母の会:12,000円
学級費:50,000円
校外活動費:34,000円
ICT教育費:40,000円
この他、制服・学用品・ランドセルで合計25万円ほどが必要となります。
2年目以降の学費は、入学金を差し引いた117万円が目安です。
入学後は塾が必要?
東京都市大学付属小学校へ入学後は、多くの児童が塾へ通っています。
約7割の児童が外部中学校を受験するため、特に中学年から高学年になると受験対策のために通塾するケースが一般的です。
また、系列中学校への内部推薦を希望する場合でも、推薦資格を得るためには学校が定める基準を満たす必要があります。
そのため、外部受験をしない場合でも通塾する家庭は少なくありません。
一方で、低学年のうちは通学せず自宅で取り組めるタブレット教材や通信教育で学習するケースも多く見られます。
例えば、算数に特化したRISUを活用すれば、子どもの理解度に合わせて無理なく中学受験の基礎を意識した学習を進められます。
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2.「チュートリアル」「解説動画」で疑問を解決

まずは単元は丁寧なチュートリアルからスタート。
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都市大付属小学校は楽しく中学受験できる学校
東京都市大学付属小学校は、「日本一楽しく中学受験ができる私立小学校」を掲げており、のびのびとした学校生活と中学受験対策を両立できる環境が整っています。
豊かな体験活動と中学受験への手厚いサポートを両立している点は、東京都市大学付属小学校ならではの特色です。
系列校への進学や中学受験を目指すご家庭にとって、有力な選択肢の一つといえるでしょう。
一方で、入学試験では男子の倍率が高くなる傾向があります。
ペーパー試験だけでなく、模擬授業形式の行動観察にも対応できるよう、しっかりと対策して試験に挑みましょう。
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