タブレット教材はきちんと比較しなければならない
料金体系や違約金など学習をとりまく環境の違いはもちろん、教材自体にも様々な違いがあります。
教材への挿入イラストの多さ、復習のシステム、チューターや講師によるフォローアップ体制、レベルやコースの多様性、教材の難易度・・・・など教材によって様々です。
1.教材は簡単すぎないか、難しすぎないか
タブレット教材に限らず教材が簡単すぎるとつまらなくなってしまい、難しすぎると勉強が嫌いになったり苦手意識を持つようになってしまいます。
得意な科目でも苦手な単元があったり、苦手な科目でも得意な単元があります。
一律のレベルを決めて全ての単元を同じレベルで行う学習は、お子さんの能力を高めることができるでしょうか?
多くの紙媒体の通信教材は、月初めに決められたコースの教材が送られてくるので、随時お子様に合ったレベルであるかを見直すことは出来ません。
そんな中お子様のレベルを把握し、見合ったコース選択ができるような仕組みが取られているかも気にするべき点です。
例えば初回テストが行われるのか、途中からコースを変更することはできるのか、科目によってコースを変えることができるのか、どのくらいのペースで進んでいくのか、先取り学習ができるか、復習もさせてくれるのかなど事前に調べておきましょう。
お子様のレベルやペースに合わず勉強嫌いになってしまえば、楽しいタブレット学習でも逆効果を得てしまいます。
また単純な計算ドリルと化さないためにも、「文章題を読んで解釈し、式を立てる」ことが出来る工夫がされていると学習はより効果的になるでしょう。
2.お子様が楽しんで学習できる環境が整っているのか
タブレット学習が紙よりも楽しんで勉強できるのは目新しさだけでなく、ゲームが出来たり本が読めたりすることも一因です。
しかしタブレット教材をお子様に与えるにあたって、「ゲームやインターネットに夢中になってしまい、学習がおろそかにならないか」という不安もあると思います。
専用タブレットを提供してくれる塾の多くはインターネットに接続できないようになっています。
しかしアプリを連携するタイプのタブレット学習であれば手持ちのタブレットを学習に使用するため、親御さんがインターネットや使い方を規制する必要があります。
また勉強を頑張ると貯められるポイントで出来ることは各タブレット教材によって違います。
本を読むことができたり、ゲームが出来たり、また筆記用具など物品と引き換えできるタブレット教材もあります。
またゲーム目的にならないために、より難しいチャレンジ問題に換えることができる塾もあります。
教材自体がゲームのような方がいいのか、ご褒美としてゲームが出来る方がいいのか、しっかり考えてからタブレット教材を探しましょう。
3.分からない時にフォローしてもらえるのか
タブレット教材への切り替えを迷う親御さんの一番の懸念点は、お子様が「分からない」と思った時に先生が不在なため助け舟を出せず、お子様の不安点をそのまま放置してしまってどんどん分からない部分が増えていってしまうのではないか・・ということです。
塾や親御さんが「お子さんは何を理解できていないのか」把握しなければなりません。
タブレット教材によっては添削が年に数回しかなかったり、解説ページが設けられているだけのものもあるでしょう。
例えばRISU算数では、間違えた問題の解説を表示させるだけでなく学習データを全て記録してお子様のつまづきを検知し、適宜東京大学や早稲田大学のチューターによってフォローの動画やアドバイスを送っています。
また、学習進捗の報告メールだけではなく、「今褒めてあげて!」、「学習があいていますが大丈夫ですか?」などやる気や学習の習慣づけのためにお子さんと親御さんを繋ぐお手伝いをしています。
まとめ
- 教材は簡単すぎないか、難しすぎないか
- お子様が楽しんで学習できる環境が整っているか
- わからない時にフォローしてもらえるか
を考慮してお子様に合ったタブレット教材を選びましょう。