RISU 学び相談室

2025/03/17

子どもの寝る時間が遅くて心配。小学生が早寝早起きするためのポイントを教えてください

小学生の子供の夜寝る時間が遅くて心配です。最近集中力がなくイライラしやすくなったのは睡眠不足のせいでしょうか?共働きでどうしても親の帰宅時間が遅いのですが、規則正しく早寝早起きでるようになるコツを教えてください。
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RISU算数スタッフの回答
忙しい毎日の中で、どうしても子どもの寝る時間が遅くなってしまうと心配されている親御さんは多いでしょう。

早寝するためのポイントは、大きく分けての次の2つです。

夕方から夜を効率よく過ごす
朝時間を有効に活用する

本記事では、夜寝る時間が遅いお子の生活習慣を立て直し、しっかりと学習習慣を身につける方法を解説しています。
小学生のお子さんの寝る時間が遅くて困っているおうちの方は、ぜひ最後までお読みください。
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小学生に必要な睡眠時間は10時間

睡眠は子どもの健全な成長に欠かせません。
多くの研究から小学生に必要な睡眠時間は10時間~12時間と言われています。

低学年であれば、最低でも10時間は睡眠時間を確保したいところ。

参考サイト:健康づくりのための睡眠ガイド 2023(厚生労働省)

特に高学年になると寝る時間の遅い小学生が増えます。
その結果、睡眠不足によるイライラが「反抗期」と混同され、対策されずにいる可能性があります。
成長過程の表れと思って改善せずに放置すると、時間が経っても改善どころかますますトラブルが悪化するかもしれません。

【小学生】春休みはいつからいつまで?新学期から成績アップする過ごし方を紹介(学び相談室)

現代の小学生たちは慢性的な睡眠不足

小学生の就寝時刻の平均は21:36。
小1の平均21:17からどんどん遅くなっていき、小6の平均は21:59です。

また22時以降に就寝する子供の割合は、小学生全体の約3割。
小1では12.6%ですが、小6になると約5割にも及びます。

一方、小学生の平均起床時刻は、平均6:38。
学年による大きな違いはありません。

学校の始業時刻は変わりませんから、学年が上がるにしたがって睡眠時間だけが短くなっていきます。

参考:「小学生の日常生活・学習に関する調査」学研教育総合研究所 小学生白書web版

日本人の小学生の睡眠時間は平均すると9時間弱。
最低でも必要とされる10時間に及ばないことが分かります。

小学生の睡眠不足の原因

小学生たちの寝る時間が遅くなってしまう原因は主に次の3つです。

それぞれについて解説します。

1:親も子も帰宅時間が遅い

現在多くを占める共働き家庭。
親が帰宅してから食事やお風呂の支度をするとなると、どうしても寝る時間が後ろ倒しになってしまいます。
「特に平日は帰宅してから寝るまでホッと息つく間も無い」
という保護者の方は多いのではないでしょうか。

また子ども自身も、放課後に習い事へ通う割合が増加。
8割前後の小学生が1つ以上の習い事をしていることが各調査で明らかになっています。

一般的に高学年になるほど習い事の開始終了時刻も遅くなります。
すると子どもの帰宅時間が遅くなるため、寝る時間も遅くなっていると考えられます。

参考:「小学生の日常生活・学習に関する調査」学研教育総合研究所 小学生白書web版

2:勉強時間が長い

10年ごとの学習指導要領改訂によって、小・中学生の学習量が増えています。

以前ならもっと上の学年で学習していた学習単元が前倒しされている上、英語(外国語活動)やプログラミングといった新たな教科も追加されています。

小学校で扱う教科書(小1〜小6全教科)の平均ページ数は、平成17年度の4857ページから、令和6年では8647ページと、実に178%増加しています。

参考サイト:「教科書発行の現状と課題 2024年度版」一般社団法人教科書協会

また都市部を中心に人気を集めている中学受験。
通塾開始の低年齢化や入試問題の難化が進んでおり、塾の宿題量も膨大なため、受験勉強の負担は増す一方です。

また地方でも公立中高一貫校の設置が進む流れによって、RISU会員の中でも、各地域で中学受験に挑戦されるご家庭が増えています。

中学受験のメリット・デメリットは?高校受験がないと子どもにとって何がいいの?

3:寝付けない

小学生でスマートフォンを持つ割合は年々増加。
内閣府の「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、インターネットを利用している小学生のうち、約4割が自分専用のスマートフォンを持っていることが明らかになっています。
タブレット・スマホなど、モニターの強い光を寝る前に浴びると、脳が夜を昼間と勘違いし、寝つきが悪くなります。

そのほか、高学年で増える塾通いやゲームなどによる運動不足も、寝つきの悪さにつながります。

また平日の睡眠不足を解消しようと、大人もついやりがちな「休日の寝だめ」。
実は、睡眠は貯めることができません。
むしろ睡眠不足と寝過ぎを繰り返すことで、常に時差ボケしている状態(社会的時差ボケ)を作り出し、体内時計の乱れを引き起こします。
その結果ますます寝つきが悪くなってしまいます。

小学生が早く寝るための方法

大人でも睡眠不足が続くと、イライラしやすくなったり、体重増加が気になり出したり、仕事中の集中力が下がったりするもの。

成長期の子供にも、睡眠不足は深刻な問題を引き起こします。
夜更かしによる子供への影響として挙げられるのが、次の4つです。

小学生の子が早く寝るために、すぐに実践できる方法を5つご紹介していきます。

1:夕飯の準備は20分以内

夕飯は寝る3時間前までに済ませるのが理想。
なかなか難しいかもしれませんが、少しでも早く夕飯を済ませるには、食事の準備時間をできるだけ短縮する必要があります。

例えば、下記はすぐにできる方法でしょう。

週の前半は作り置きを消費、木曜や金曜はお惣菜やミールキット、などいくつかの方法を組み合わせて食事準備の負担をなるべく軽くしましょう。

また夕飯を軽めのメニューにするのもおすすめです。

元々日本人の胃は欧米人と比べてるとあまり強くないと言われます。
揚げ物やお肉など油の多い料理は消化に負担がかかるため、夕食にたくさん食べると夜寝ている間も内臓を休めることができません。
すると翌朝疲れが抜けず、すっきり目覚められなくなります。

夕飯を軽めにすることで、食事の準備や後片付け、消化の負担を軽くすることができます。

2:入浴は寝る2時間前までに

寝る時に体の深部体温が下がると寝つきが良くなります。
就寝1〜2時間前までに入浴して体を温めておくと、ちょうど寝る時に体を冷ますことができます。

食事と入浴のどちらを先にするかは、各ご家庭の実情によって異なるでしょう。
家族の人数が多かったり、大人と一緒に入る小さいお子さんがいれば、食事の前後で交代で入る必要もあるはずです。
家族で協力し合って、寝る時間から逆算し、夕飯の支度とお風呂を効率よく済ませましょう。

3:スマホ・タブレット・テレビは就寝2時間前まで

もし「21時に寝る」を目指すなら、テレビやスマホは19時まで。

ここまで読んでみて「夜テレビやスマホを見る時間はほぼ無い」と気づいた方も多いのではないでしょうか。

早く寝ることを最優先にするなら「平日夜はテレビやスマホを見ない」と潔く決めるのもおすすめです。
どうしても見たいテレビ番組は録画して週末にまとめて観る、など睡眠の優先順位を家族でブレずに意識しましょう。

もちろんお子さんだけにルールを守らせると「ずるい」と不満の原因に。
ぜひご家族皆さんで協力し合ってくださいね。

学習習慣を身につける方法は?小学校や塾以外で勉強してほしい(学び相談室)

4:勉強は朝に効率よくすませる

夜に勉強をまとめてやろうとすると、つい寝る時間をダラダラ延ばしてしまいまうもの。

朝学習で取り組むことを予め決めておくと、夜寝る時間が遅くならずおすすめです。
朝であれば、登校前の限られた時間を意識するので、集中して効率よく進められます。

朝は自主学習、夕方に学校の宿題、などやるべきことを決めておくといいですね。

朝勉強してから登校すると、お子さんは「いい一日をスタートできた!」と学校での授業にも前向きに取り組めるはずです。

朝勉強は効果なしって本当?効果的な学習時間や教科を教えて!(学び相談室)

RISU算数なら朝10分で効率よく勉強できる

朝学習を習慣化するなら、算数専用タブレット教材の「RISU算数」がおすすめです。

RISU算数の収録問題は約10000問。
スモールステップで学べるので、基礎から応用(中学受験・算数オリンピック)まで幅広い算数の学習に対応できます。

RISU算数が朝学習にぴったりな3つの特長をご紹介します。

特長1:1日10分でOK

RISU算数は1回が10分前後の問題設計。
朝起きて朝食までの時間や、登校前の学習にぴったりです。
ちょっとした隙間時間でコツコツできるから、無理なく毎日取り組むことができます。

毎朝学校に出かける準備を済ませてRISU算数を3項目勉強したら、15分ゲームをやってもいいというルールを作りました。ゲームをする時間を確保しつつ、学校に遅れないように早起きして、ほぼ毎日進んで朝学習をやっています。
(東京都 小4 TRさん)

特長3:分かりやすい解説動画

RISU算数では、東京大学をはじめとするトップ大学生チューターによる解説動画が大人気。
分からない問題も、解説動画を見てお子さん一人で解決することができます。

また定期的にチューターからの応援メッセージ動画を楽しみにされているお子さんもたくさんいらっしゃいます。
憧れの大学に通うお兄さんお姉さんからのメッセージは、学習へのモチベーションアップに最適です。

RISU算数には他にも、自動採点機能やメールで学習進捗をお知らせする機能など、保護者の方にも嬉しい機能が満載。
仕事や家事育児に毎日忙しい親御さんも、安心してお子さんの学習を見守ることができます。

RISU算数を始めてからは、朝の登校前や、夕方の食事前など、自分の空いたタイミングをみつけてはサッと開いて取り組んでいます。チューターの先生からの動画も楽しそうに見ています。RISU算数のおかげで、自発的に楽しみながら勉強に取り組む事が出来ています。日々の積み重ねで、レベルの高い問題でもスラスラと解けるようになっていくのが不思議です!
(宮城県 小1 AHさん)

特長3:思考力が身に付く

RISU算数には、文章題や図形問題が豊富に収録されており、さらに中学入試算数オリンピック問題など、思考力を試す問題も多く含まれています。

進学塾に通っているお子さんであっても、計算力は高いのに文章を読み取るのが苦手だったり、論理的に考えるのをだったりするケースは多いです。

RISU算数では、基礎的な計算問題からハイレベルな文章問題まで、算数の学力をバランスよく伸ばすことができます。

まとめ:まずは「夜は早く寝る」が重要!しっかり寝て健康な心身を育てよう

早く寝る習慣は、子どもの成長にとって非常に大切。
規則正しい生活によって育つ健康な心身は、お子さんにとって一生の宝物となるはずです。
朝学習を上手く取り入れながら、規則正しい生活を習慣化していきましょう。

また十分な睡眠時間は子どもだけでなく大人にも欠かせません。
おうちの方も忙しいと思いますが、お子さんと一緒に「早く寝る習慣」を作っていき、ご家族皆さんが元気に楽しく過ごせる毎日を目指してくださいね。

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