RISU 学び相談室

2024/10/22

子どもの集中が続かない原因は?集中力を高める方法を知りたい

小2の子どもが集中して勉強することができません。 何か原因があるのでしょうか?子どもの集中力を高める方法を知りたいです。
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RISU算数スタッフの回答
子どもが集中できない原因には、
環境面的な要因心理面な要因の2つの側面があります。

集中力のあるお子さんは、必要な場面ですぐに意識を切り替え集中でき、最後まで集中力を持続させることができます。
しかし集中力がないお子さんの場合、切り替えがうなくできず始めるまでダラダラしてしまったり、すぐに気が散ってしまったりします。

したがって、お子さんが勉強に向かうスイッチの切り替え方を覚え、
集中が持続する環境を整えてあげることがポイントです

本記事では、幼児から小学生のお子さん向けの集中スイッチの入れ方や、集中力を最後まで持続させる方法を紹介しています。
ぜひ、お子さんに合った集中力を高める方法を見つけ、試してほしいと思います。
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子どもが勉強に集中できない理由

お子さんが集中できない原因は主に2点です。

心理的要因

子どもは、好きではないこと・楽しくないことには集中しません。
反対に、遊びやゲームなどの好きなこと、楽しいことは驚くほどに集中します。
お子さんにとって勉強はどちらでしょうか?
そもそも、勉強が分からない・楽しくないという心理面が集中力に影響しているかもしれません。

また、友達とケンカしたり、勉強に失敗体験があったりし、心が不安定になっていると、たとえ好きなことでも集中力が続かない場合があります。

環境的要因

テレビがついていたり、机の周りにおもちゃやマンガ、スマホがあったりと、落ち着きのない環境では集中できません
お子さんの気が散らなよう、すっきりと身の回りを整えることが重要です。

また、生活習慣も集中力に関わっています。
寝不足や栄養不足、多忙で疲労困憊の状態では集中力は低下します。
規則正しい生活は集中力の土台となります。

現代特有の要因

スマホやゲームなどのデジタルデバイスの長時間使用は、脳へ大きな影響を及ぼします
子どものメディア視聴時間が増えるにつれて、脳の構造が悪い方向に変化していくという研究結果があります。
スマホやゲーム、テレビなどのメディアに多くの時間を費やすと、能動的に脳を活動させる時間が減少したり、短時間で情報を処理する習慣により、時間をかけてじっくり考える能力(=集中力・思考力)が低下したりするといわれています。

集中力が続かないお子さんは、もしかするとかなり小さい頃からデジタルデバイスに浸っていたために集中力が低下している可能性があるので、注意が必要です。

子どもの集中力を高めるには?親がやってはいけないことと、おすすめの具体策」(新聞科学研究所)

子どもの集中力の目安は?

子どもや大人の集中力にはどのような違いがあるのでしょうか?

ここでは年齢別に目標としたい集中力を紹介します。

年齢プラス+1

幼児期の集中力は年齢+1を目標にするとよいです。

5歳児でしたら5 + 1で6分をまず目標にします。

最終的には小学校入学前までに15分集中できるとよいでしょう。

お子さんの興味関心があることや、ゲーム性のある遊びを通して集中力を高めることが肝要です。

年長はどれくらいの勉強時間が必要?年長の勉強を習慣にするコツやメリットはありますか?

人間の集中力には限界がある

人間の集中力には、「15・45・90の法則」があるのをご存じでしょうか?
集中力には周期があり、高い集中力は15分程度。
15分後には集中力は1度落ち込み、また15分程度集中できるという周期を繰り返しています。

この法則によると、人間の集中力は以下のように分類されます。

「15・45・90の法則」を活用したものは世の中に多くあります。
例えば、ドラマのCMは15分ごとに、小学校の授業時間は45分、大学の講義は90分です。

小学生は15分が目標

このように集中力を見てみると、子どもの発達段階ではまず15分集中することを目標にするとよいです。
たとえば、モジュール学習といった15分ごとの時間割で学習する方法が学校教育にはあります。
小学校では45分授業が基本ですが、学習を細かく分割することで、子どもの集中力を持続させる方法です。
「15・45・90の法則」やモジュール学習の原理は、お子さんの集中力を持続させる方法のヒントになりそうですね。

集中スイッチを入れる方法

子どもの集中力で課題となるのが「集中スイッチ」です。
5分集中すればできそうな課題ができなかったり、周囲が気になって集中モードにならなかったりと、集中する入口でつまづいているお子さんも多いです。

ここからは勉強の集中スイッチをオンにするためのポイントを紹介します。

ウォーミングアップ

ご家庭・お子さんなりの集中スイッチを決めておくとよいです。
5分間、読書や運動、歌を歌ったり音楽を聴いたりしてから勉強を始めたり、おやつを食べてから勉強を始めるなど、勉強前の行動を決める方法があります。

他にも、勉強前に数回大きく深呼吸をするのもよいです。
深呼吸は心を落ち着かせる効果があり、脳の血流をよくする効果があります。
スッキリした状態で勉強を始められます。

例えば、豊島岡女子中高では、朝の時間に5分間の運針に取り組んでいます。
毎朝5分間無言で、集中して長さ約1メートルの布に赤い糸を端から端まで縫っていきます。
この運針は生徒にとってのモーニングルーティンであり、一日のスタートを切る集中スイッチになります。

勉強時間を固定する

できるだけ勉強時間を固定することも重要です。

例えば、
朝ごはんの後、登校までは勉強時間
17時になったら夕飯まで勉強時間
など、毎日の決まった生活の中に勉強時間を固定するとスムーズに集中できるようになります。

小学校では時間割とチャイムで子どもたちの集中力を維持しています。
ご家庭でもアラームなどで勉強スタートの合図を決めると、勉強を始めやすくするでしょう。

勉強場所を固定する

お子さんが勉強できる場所を確保していきましょう。

ご家庭によっては勉強部屋の確保が難しい場合があるかと思います。
そのような場合は、リビングの一角でも「勉強する場所はここ」というスペースを確保しましょう。
近くに勉強グッズをまとめ、ここに座ったら自然と集中できるようにしたいですね。

お子さんの話を聞く

どうしても集中スイッチがオンにならない時は、お子さんがモヤモヤした気持ちや悩み事を抱えているからかもしれません。
そのような時は、勉強より先に、お子さんの気持ちを丁寧に聞いてあげましょう

親御さんにも経験があると思いますが、気持ちのモヤモヤや悩みは話すとスッキリしますよね。
お子さんの気持ちを共感的に受け止め、心を整理してから少しずつ集中スイッチを入れていけるようにしましょう。

集中力を持続させる方法

ここからは子どもの集中力を持続させるための方法を紹介していきます。

集中できる環境を作る

集中できる環境づくりは、集中力が続かない原因を排除する方法です。
以下の方法で集中できる環境を作っていきましょう。

・整理整頓
身の回りが散らかっている雑然とした環境ではいろいろな物が気になり、集中できません。
机や周囲の整理整頓をし、視覚的な刺激を減らすようにしましょう。

・快適な温度設定
夏場の暑い環境で集中力が散漫になったことがある人は多いのではないでしょうか。
反対に寒さが気になり、集中できなかった経験がある人もいるでしょう。
温度は集中力に関係しています。
過ごしやすい温度に保ち、暑すぎず寒すぎないようにしてお子さんが勉強できるようにしましょう。

・適切な照明
勉強スペースの明るさも集中力には重要です。
暗すぎると眠くなってしまいますし視力の低下にもつながります。明るすぎても目が疲れてしまいます。
勉強に適した電気スタンドなどを使って快適な明るさにしましょう。

ただご家庭によっては制限があり効果も限定的になりやすいですので、あまり環境にこだわりすぎず、できることから取り組むとよいでしょう。

制限時間を設ける

デッドライン効果をご存知でしょうか?
デッドライン効果とは、締め切りが近づくことで集中力や生産性が高まる現象を指します。
時間制約がプレッシャーとして働き、無駄な時間を減らし、効率的に勉強を進められます。

「〇分以内に問題を10問解けたら合格」「一人しりとりをして1分間に20個の言葉をつなげよ」など、デッドライン効果を活用しつつ、少しゲーム性をもたせると子どももワクワク、ドキドキしながら集中して勉強できます。

また、本記事の最初に人間の集中力には限界があることを書きましたが、ポモドーロテクニックも集中力を持続させて勉強するのに有効です。
ポモドーロテクニックとは集中作業と短い休憩を交互に繰り返すことで生産性を向上させる方法です。

例えば15分勉強したら5分休憩をはさみ、再度15分勉強して5分休憩するというように勉強を細分化して集中力を保つようにします。

具体的な目標を決める

勉強の目標をお子さんと考えてみましょう。

目標はSMARTゴールを意識して設定すると効果的です。

SMARTとは以下を意味します。

このSMARTゴールを意識して、例えば「5分間、丁寧に字を書く」「計算ドリルの問題を15分で解く」「この時間に5問進める」「掛け算のやり方をわかるようにする」などの目標を設定して勉強をします。

目標なくダラダラと勉強をすると、集中できず時間もかかってしまいます。

反対に勉強の目標が明確になっていると、勉強への取り掛かりも早く、集中できるようになります。

最初は、「1分椅子に座る」「3分黙って勉強する」というように小さな目標でも構いません。
スモールステップで小さな目標をクリアしていき、勉強モードにスムーズに入ったり、集中時間を伸ばしたりできるとよいです。

親御さんはお子さんとよく話し合い、お子さん自身が立てた目標の頑張りを応援しましょう。

目標達成のご褒美を用意して、お子さんのモチベーションアップを後押ししてもよいですね。
ご褒美は大きなものではなく、例えば目標を達成したら「シールを1枚貼る」といったお子さんの頑張りが視覚的にわかるものや、「ゲームを〇分してもよい」などのお子さんが喜ぶものをご褒美にすると、集中力だけではなく勉強のモチベーションもアップします。

「好きなことに没頭する時間」をつくる

何かに没頭する状態を「フロー状態」と呼びます。
フロー状態では、何かご褒美が欲しくて行動するわけではなく、「今やっていることそのもの」を目的に深く集中する状態を作り出します。
この状態ではドーパミンなどの快楽物質が脳内に放出されるので、「没頭状態は心地よい」と脳が学習します。
つまり、没頭体験を繰り返すことで、深く集中しやすい脳を育てることができます。

『思いっきり遊ぶ』とフロー状態に入れる!? 無敵の能力を身につける3つのコツ

RISU算数なら最小限の負担で効率よく学習できる

タブレット学習を始めるなら算数専用タブレット教材の「RISU算数」がおすすめです。

子供達の健康や発達に配慮し設計されたRISU算数の特長3つご紹介します。

特長1:1日約10分の問題設計

RISU算数は1回が10分前後の問題設計。
登校前の朝学習、放課後の自主学習などにぴったりです。
短時間だから集中でき、無理なく毎日取り組むことができます。

毎朝学校に出かける準備を済ませてRISU算数を3項目勉強したら、15分ゲームをやってもいいというルールを作りました。ゲームをする時間を確保しつつ、学校に遅れないように早起きして、ほぼ毎日進んで朝学習をやっています。
(東京都 小4 TRさん)

特長2:「無学年制」で一人ひとりにピッタリだから集中が続く

RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。

学年を超えてどんどん先取り学習を進めることも、
つまずいた分野で学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。

またRISU算数ではデータに基づき、お子様の学力に合わせた出題がなされるため、
難しすぎて勉強が嫌いになってしまうということや、簡単すぎて退屈するということもありません。
つまり、解き甲斐があり楽しい問題がつづくため学習習慣が自然に身につき、着実に基礎力を固めることができるのです。

特長3:コンパクトで分かりやすい解説動画

RISU算数の動画はどれも3〜5分
シンプルでポイントを押さえた解説はとても分かりやすいと評判です。
分からない問題はお子さんが自分で解説動画を確認し疑問を解決でるので、忙しい朝もおうちの方は付きっきりならずにOK。
ダラダラと動画を観てしまう心配はなく、効率よく集中して学習できます。

RISU算数は動画での解説が非常に分かりやすく、テストを通じて自分の理解度を確認できます。間違えた問題は動画を繰り返し見ることで理解を深めることができますし、毎日の10分の学習が楽しく感じられます。RISU算数に取り組むことで、子どもは算数が好きになりました。
(東京都 小3 NKさん)


他にも、学習の進捗を保護者にメールでお知らせする機能や、ステージクリアや問題に苦戦している様子を検知すると、トップ大学生による応援メッセージが送られたり、問題を解くことでプレゼントと交換できるポイントアップシステムなどがあります。
特にイントで交換できる「スペシャル問題」はゲーム感覚で思考力が育つと大人気です。

以前はドリルを何冊か買ってやっていましたが、最後までやりきることもなく途中で飽きてしまっていました。
RISU算数を始めてからは、朝の登校前や、夕方の食事前など、自分の空いたタイミングをみつけてはサッと開いて取り組んでいます。チューターの先生からの動画も楽しそうに見ています。ポイントを貯める事もモチベーションアップに繋がっています。RISU算数のおかげで、自発的に楽しみながら勉強に取り組む事が出来ています。日々の積み重ねで、レベルの高い問題でもスラスラと解けるようになっていくのが不思議です!分かりやすく楽しく勉強する機会を与えてくださりありがとうございます!
(宮城県 小1 AHさん)


毎日の継続でお子さんの集中力を高めましょう

お子さんの集中力は毎日の取り組みで高められます。

最初は勉強モードに入ることすら難しいかもしれません。
5分ももたずに勉強を放棄してしまうかもしれません。

しかし、焦らず、根気強くお子さんが頑張る様子を励まし続けましょう。
お子さんが勉強に向かうスイッチの切り替え方を覚え、少しずつ、少しずつ集中力が続くようにしていくことが大切です。


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