RISU 学び相談室

2024/07/10

子供が「人の話を聞けない」原因は?「話を聞く力」を高める方法を教えてください。

小2の息子が人の話をあまり聞けておらず、授業でつまずいたり友達とトラブルにならないか心配です。子供が「人の話を聞けない」原因は何でしょうか?どうすれば「話を聞く力」を高められるか知りたいです。
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RISU算数スタッフの回答
「話の内容を理解できていない」
「最後まで話を聞けない」
と、お子さんの「人の話を聞く力」について心配している親御さんは実は多いのではないでしょうか。

こうしたお悩みを解消するには、まず「聞かない」と「聞けない
を区別することから始めましょう。
その上で、日常の中でお子さんの聞く力を高める工夫を重ねていくことが大事です。

本記事では、「話を聞けない原因」や「日常生活でできる『聞く力』を高める方法」について解説します。
「子供が人の話を聞けない」とお悩みの方は、ぜひ最後まで記事をお読みください。

「聞く力」を高めるメリット

人とのコミュニケーションにおいて、「聞く力」はとても重要な力です。

「聞く力」を高めると相互効果で高まる力が多くあり、学習においてもメリットが大きいのです。

まずは、聞く力を高めることのメリットをご紹介します。

相手を深く理解できる

「聞く力」を高めると、話し手の言葉を理解でき、話し手の感情も想像できるようになります。

また、「この意見はとても共感できる」「なるほど! そういう考えもあるのか」というように
、話の内容に共感したり、納得したりもできるようになります。

「お母さんはきっと〇〇という気持ちでぼくに話したんだろうな」と
話し手の意図を理解・想像できるようになるので、
お子さんは話の内容を正確に理解できるようになります。

そして、「きっとお母さんの話はこういうことだな」と理解・想像して、
話し返したり、行動したりします。

「話す力」が高まる

「聞く力」が高まると、「話す力」も高まります。

上記で見てきたように相手を深く理解できることで、

・話の内容や意図を理解して話せる

・会話のキャッチボールができる

といったことから、適切な会話をすることができます。

また相手の気持ちを考えながら話せるということから、

・わかりやすく話すことができる

というメリットもあります。

お子さんのコミュニケーション力を高めるために「話す力」に注目が集まりがちですが、
実は「聞く力」を高めた方がコミュニケーション力は確実に向上するのです。

「聞き上手は話し上手」という言葉があります。
よい聞き手であれば、よい話し手という意味です。

「聞く力」と「話す力」は自転車の前輪と後輪のような関係で、
よい聞き手は分かりやすい話し方を聞いて知っているため、「話すポイント」を理解できるのです。

「聞く力」と「話す力」の両輪がよく動くことで、円滑なコミュニケーションができるようになります。

集中力が高まる

子どもは話の内容がわかると、集中して話を聞きます。

逆に話の内容がわからないと注意散漫になり、最悪の場合、全く話を聞けない遮断状態になります。

「聞く力」を高め、理解力・想像力が高まると、話の解像度が鮮明になるので、より集中して話を聞けます。

集団生活である学校では、人の話を聞く機会がたくさんあります。
「授業中に先生の指示、説明、友達の話など聞く」
「朝会で校長先生の話を聞く」
など、学校生活のほとんどに「聞く」という行為があります。

集中して話を聞ければ、指示を理解でき学校生活をスムーズに送れます。
逆に、話を聞けず分からないことが増えてしまうと、ますます集中して人の話を聞けない、という悪循環に陥ってしまいます。

人の話を聞くのは実は高度な能力

このように日常生活においても学習でも大切な「聞く力」ですが、
お子さんの聞く力が弱いのではないか、と悩むおうちの方はとても多くいます。
聞く力が弱いと、人間関係で行き違いが生まれたり、授業でスムーズに理解できなかったりと、
社会生活を送る上で困ることが増えてしまいます。

ただお子さんの話を聞く力について考える際には、
次の2点を念頭に置くことが大事です。

それぞれについて説明していきます。

お子さんは「聞かない?」それとも「聞けない?」

「聞かない」と「聞けない」は実は大きく違います。

「聞かない」態度・気持ち・やる気の面に課題がありますが、
「聞けない」能力や特性の面に課題がある可能性が高いのです。

本当は「話を聞けない」のに、「聞かない」と誤解されてしまうと、
お子さんは適切なサポートを得られず、より困ってしまう結果になります。

まずは、お子さんの様子をよく観察し、「聞かない」のか「聞けない」のかを見極めるところからスタートしましょう。

今回は主に「聞けない」にフォーカスして解説していきます。

「話を聞くのは子供にとって簡単ではない」

話し言葉は音声であり、一瞬にして消えます。
文字が残り、何度も読み返せる書き言葉とは性質が異なります。

また、「聞く」はあまりにも日常的な行為ゆえに、トレーニングする必要性を感じにくいです。
しかし聞く力の発達にも、読み書きや計算など他の能力と同様、個人差があります。

だからこそお子さんの「聞く力」に課題を感じる場合には、
意識的に聞く力を伸ばす工夫をしたり、場合によっては専門的なサポートを受ける必要があります。

以上の二つを前提に読み進めていただければと思います。

子供が人の話を聞けない原因

幼児と小学生では、そもそもの能力や経験に差があります。
よって、子供が人の話を聞けない原因は発達段階によってさまざまですが
主な原因を解説していきます。

話の内容がわからない

音声と言葉の意味が一致しないと、話の内容が入ってきません。
つまり言葉の意味が分からないと音声を言葉として認識できないのです。

言葉の分からない外国に行ったことを想像すると分かりやすいかもしれません。
話を聞いても内容をほとんど理解できませんよね。
そこまででなくとも、誰しも難解な言葉ばかりをずっと聞いていれば、だんだん苦痛に感じ、集中力が散漫になって話の内容を理解できなくなるのではないでしょうか。

幼いお子さんがまだ知らない言葉ばかりですから、
人の話を聞き続けるのは大人よりもずっと難しいことなのです。

話を聞く集中力が続かない

子供は幼いほど興味・関心が移ろいやすいもの。

他のことに興味・関心を奪われていて、話を集中して聞けない場合もあります。

話を聞く集中力がないと何度も聞くはめになり、話し手からすれば何度も言うことになります。

定番の「何回言ったらわかるの!」というセリフの出番となってしまいます。

聞くよりも自分の話をしたい

とにかく自分が話したい、おしゃべりな子は小さい子に多いです。

もちろん自分の話は出来事を延々と話し続けるのに、こちらの話は聞かない。
このような態度では、いずれ友達とのトラブルにもなります。

また、相手の話の内容を理解しないで話すと、適切な会話ができない原因にもなります。

「会話のキャッチボール」ができない原因は、「投げる(話す)」はできても「相手が投げたボールを取れない(聞けない)」のです。

ボールを取れなければ投げ返すことはできません。

ボールを正確に取る(聞く)トレーニングが重要です。

人の話を「聞く力」を高める方法3つ

お子さんの「聞く力」を高めるために、親御さんが心掛けてほしいポイントが次の3点です。

①日常生活の中で

「トレーニング」や「練習」と身構えて取り組むと、お子さんのやる気を削ぐ可能性があります。
勉強感をあまり感じさせないよう、日常生活の中で自然にお子さんの「聞く力」を高められるとよいでしょう。

②ゲーム要素・遊び感覚も必要

子どもはゲームや遊びが大好きです。
特に幼児期の子どもは遊びを通して学ぶので、親子での遊びを通じてゲーム感覚で「聞く力」を高めましょう。

③ダメ出しをしない

ダメ出しをするとお子さんは自信を失います。
お子さんが困らないよう心配してしまい、つい口うるさくなってしまうのが親心ですが、
「なんで聞いてないの?!」
「何回も言わせないで!」
は厳禁と心得ましょう。

続いて、子供の聞く力を高める具体的な取り組みをご紹介していきます。

「話し言葉」を「絵や文字」と一緒に聞いて理解する

「聞く力」の基礎として、まずは「話を理解すること」に焦点を当てます。
つまり、お子さんが「音声と言葉を一致させ、意味を理解すること」ができるように注力します。

特に幼児・小学生低学年のお子さんは、ひらがなの読み書きが不十分なため、
話し言葉を理解するハードルが高いです。

そこで、話し言葉(音声)を絵や文字と一緒に聞いて、お子さんが理解できるようにします。
例えば、以下のような取り組みが考えられます。

・絵本の読み聞かせ

・文字を指しながら読み聞かせ

・絵を指しながら読み聞かせ

・音声に加えて、絵・文字のあるゲームをする(かるたなど)

・テレビ番組などを字幕付きで見る

幼児・小学生低学年は「具体物」があると理解しやすい傾向にあります。

フワフワと浮いては消えていく話し言葉の残像を、文字として脳の中に残せるようにするだけで、
お子さんの理解度はかなり違ってきます。

話し手である大人は、話し言葉(音声)を絵・文字と一緒に伝えてみましょう。

聞いたことを人に話す・書く

二つ目の「聞く力」を高める方法は、「聞いたことを話す」です。
これは記憶力が身に付いてきた小学生に向いており、
小学校などの教育現場でよく使われる方法です。

例えば、家庭かの授業で包丁の注意点を聞く場面では、
「これから包丁を使う時の注意点を3つ話します。1つ目は包丁を持ち歩かないことです。
包丁を持って移動したい場合はトレーの上に乗せて持ち運びます。2つ目は・・・」
と一通り話終えた後、
「2つ目の注意点は何でしたか?」と子どもたちに問い、聞いた内容を言ってもらいます。

最初は上手くできないかもしれませんが、繰り返すうちに「説明する心構え」で話を聞けるようになり、人の話を聞く集中力がグッと上がります。
すると大事なことを聞き落とさないようになります。

この方法はご家庭でも活用できます。

「今から話す2つをパパに伝えてね。」といったように伝言ゲームのような形で「聞く力」を高められます。

たとえ正確に聞けず、伝えられなくてもおとがめなしです。

日常の生活の中で楽しく「聞く力」を高めていきましょう。

ゲーム感覚で会話のキャッチボールを体験する

「聞く力」を高めるゲームはたくさんあります。

例えば、

などです。

◆〇番目は何ゲーム

「りんご・みかん・バナナ・・・」と同じグループに属するものを伝え、
「3番目に言ったものは何?」を当てるゲームです。

◆船長さんゲーム

船長の担当になった人が「命令です!」という言葉をつけた後の指示に従うゲームです。

船長「命令です。立ちましょう」
子ども (立つ)
船長「拍手をしましょう。」
子ども (拍手をしない)
船長「命令です。右手を挙げましょう」
子ども (右手を挙げる)

このように、船長の「命令です。」という言葉を逃さないように聞くゲームです。

◆雪だるましりとり

小学校高学年におすすめの「聞く力」を高めるゲームです。
普通のしりとりとはちがい、言葉が雪だるまのように積み重なっていきます。

A「りす」
B「りす、すいか」
C「りす、すいか、かめ」
D「りす、すいか、かめ、めだか」
A「りす、すいか、かめ、めだか、かんとうちほう」

集中して聞くことに加えて、記憶力も試されます。

専門機関への相談について

ここまでは、人の話を聞けないお子さんへのおうちの方ができる働きかけについてご紹介してきましたが、中にはお子さんの発達特性について心配される方もいらっしゃると思います。

近年は徐々に発達障害や発達特性への理解が進んでおり、以前は見逃されがちであった何らかの課題を抱えるお子さんに対しても、早い段階からサポートが可能になりつつあります。

主な相談機関を挙げていきますので、必要に応じて参考になさってください。

発達障害者支援センター

発達障害者支援センターは、発達障害者への支援を総合的に行うことを目的に、都道府県・指定都市や、都道府県知事等が指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人等が運営しています。
生活に関わる各種関係機関と連携しながら発達障害児(者)とその家族からのさまざまな相談に応じ、指導と助言を行っています。

公式HP:発達障害者支援センター

児童発達支援センター

地域の障害のある児童が通所し、日常生活における基本的動作の指導、自活に必要な知識や技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行う施設です。
お住いの各市区町村へご相談ください。

精神保健福祉センター

心の問題や病気で困っている本人や家族及び関係者の方からの相談を受け、心の健康・精神科医療についてのサポートをしてくれる期間。各都道府県や政令指定都市に設置されています。

公式HP:全国精神保健福祉センター

その他の相談機関

その他にも、

・保健所・保健センター
・子育て支援センター
・児童相談所
・乳幼児健診
・かかりつけの小児科

など、さまざまな相談先があります。
特にお子さんが小さいうちは、発達の個人差が大きく見極めが難しいもの。
心配や不安を親御様だけで抱え込まず、さまざまな相談先があることを心にとめておいていただければと思います。

RISUなら一人ひとりのペースで進むから集中力が身につく

算数専用タブレット教材のRISU算数は一人ひとりでにピッタリとペースで無駄なく学習可能。
お子さんだ自分の力で学習を進め、自然に集中力を高められる工夫が詰まっています。

豊富で分かりやすい解説動画

「RISU算数」(幼児向けサービスは「RISUきっず」)には解説動画が豊富。
分からない問題も動画を見てお子さん一人で解決可能。
基本ポイントを押さえたコンパクトな動画なので、お子様は最後まで集中して視聴することができます。
問題演習と解説動画を効率よく組み合わせることで、
「よく理解しよう」という集中する心構えや、
「分かった!」という理解できた時の達成感を積み上げることができます。
東京大学をはじめとする、トップ大学のチューターによる応援メッセージが、お子さんの学習のモチベーションアップに役立っていると大人気です。

ゲーム感覚でどんどん進む

タブレット教材のRISU算数なら問題を解いたら自動採点機能でその場ですぐに採点。
おうちの方が丸つけする必要がないので、お子さんだけでどんどん学習をすすめることができます。
テンポよくステージをクリアしていくことで、まるでゲームを攻略するように楽しんで進めることができつので、自然にお子さんの集中力を高めることができます。

無学年制カリキュラム

RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。
学年を超えてどんどん先取り学習を進めることも、つまずいた分野では学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。
またRISU算数ではデータに基づき、お子様の学力に合わせた出題がなされます。
つまり、解き甲斐があり楽しい問題がつづくため、自然にどんどんと先へ進めることができてしまうのです。
先取り学習によって「分かる」が増えることで、学校の授業も集中して聞くことができるようになるでしょう。

子どもに寄り添って「聞く力」を高めよう

お子さんの「聞く力」を高めるためには、
話し手である大人が「聞き上手」「話し上手」になることが大切です。

「この子はなんで人の話を聞けないのだろう」と思ったら、
まずは大人側にできる工夫を一度考えてみましょう。

「文字や絵があった方がわかりやすいかな」

「感情的に伝えるよりも落ち着いて話した方が伝わりやすいはず」

「順序立てて、短い文、わかりやすい言葉で話そう」

話し手として改善点は意外とたくさん出てきます。

もちろん必要に応じて専門家のサポートを仰ぐことも大切です。

「どんな場面で」「どんなことに困っているのか」を見極め、適切なサポートを得つつ
お子さんがコミュニケーションを通して豊かに成長していけるよう、
お子さんの心に寄り添って成長を見守っていきましょう。

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