予習は「やり方を教えられる前にまずは自分でやってみる」という能動的な学び。
学びの本質であるものの、まだ幼い小学生にある一定以上の精神的な成熟を求めるものでもあります。
そのため入塾テストも、予習ありきの指導スタイルへの適性を判断する目的があると考えられます。
本記事では四谷大塚の入室テストの特徴から、合格後のクラス分け、学年に応じた効率的な対策方法までを詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
四谷大塚 入塾テストの概要

四谷大塚の入塾テストは単に学力の有無を判別するものではありません。
お子さんの基礎学力とともに四谷大塚独自の予習主義への適性を見極め、お子さんが適切な環境で学習をスタートすることを目的に実施されます。
入塾テストで重視されるポイントは塾によって異なりますので、「塾との相性」を判断する材料と捉える視点も大切です。
テストの実施時期
入塾テストは、多くの校舎で毎週土曜と日曜に実施されます。
(実施のない週もありますので、各校舎に確認しましょう)
受験料は無料です。
6月と11月に行われる「全国統一小学生テスト」の結果を入塾資格として利用することも可能です。
テスト科目と実施時間の目安
四谷大塚の入室テストは、他塾に比べると時間が長い傾向にあります。
低学年までは算数と国語のみですが、4年生の後半以降は本格的な中学受験カリキュラムに入るため、入塾テストにも理社が加わり、出題内容もハイレベルになっていきます。
| 学年 | 科目・内容 | 実施時間 |
| 1年生〜3年生 | 算数・国語 | 30分〜1時間 ※学年・時期による |
| 4年生〜6年生 | 算数・国語・理科・社会 ※4年生は10月までは算数と国語のみ | 1時間半〜2時間20分 ※学年・時期による |
合格ラインは他塾よりも厳しい
四谷大塚の入塾テストは、他塾と比較して「難しい」と言われます。
合格するのは2人に1人と言われ、合格の目安となる得点率は50〜60%程度。
ちなみにハイレベルな中学受験塾として知られるサピックスは、入塾基準点が半分以下。
四谷大塚の入塾テストは「足切り」としての側面が他塾よりも強いと言えます。
これは、四谷大塚が「予習主義」を貫く塾である、という点が影響しています。
予習を前提とした四谷大塚の授業カリキュラムでは、ただ地頭がいいだけでなく、落ち着きや先を見通す力、段取り力など、いわゆる精神年齢の高さも求められます。
復習主義の塾が増える中で、四谷大塚では予習主義という独自のカリキュラムへの適性も考慮し、高い合格基準を設定していると考えられます。
「サピックス入室テストに合格するには?難易度や対策を知りたい(学び相談室)」
学校のカラーテストとの違い
小学校のカラーテストは「習ったことが身についているか」を確認するものです。
しかし入塾テストは基礎的な計算能力や知識はもちろんのこと、応用的な文章問題、図や表に書き出して情報を整理する力、初見の問題への柔軟な対応力など、昨今の中学受験で重視されるい思考力を意識した内容が出題されます。
少し先の学年の知識を問う内容が含まれることもあり、小学校からの宿題をただ受身的にこなすのではなく、家庭学習を積極的に進めていることが前提となります。
「算数の文章問題が苦手な子への教え方は?文章問題でつまずく原因と教え方のコツを知りたい(学び相談室)」
四谷大塚のクラス編成
四谷大塚ではテスト成績に応じてクラスが明確に分かれています。
クラスの特徴や基準となる成績について解説します。
クラス名称と成績基準
入塾時の成績によって、以下の4つのコース(大規模な校舎ではS1 S2 S3 など、さらに細分化される)に振り分けられます。
- Sコース(最上位): 偏差値65以上。開成や桜蔭など、超難関校を目指すトップ層です。
- Cコース(上位): 偏差値56〜64。有名私立・進学校を狙う実力派が集まります。
- Bコース(中堅): 偏差値46〜55。標準的な問題を確実に解く力を養います。
- Aコース(基礎): 偏差値45以下。まずは中学受験に必要な基礎固めを優先します。
スタート時のクラスが重要な理由
四谷大塚ではクラスによって授業内容や週テスト(YTテスト)の内容が変わります。
最初から上位クラス(S・C)に入ると、周囲のレベルも高く授業のスピードや深度も深いため、非常に有利なスタートを切ることができます。
四谷大塚に限らず、どの塾でもクラスは固定しやすいと言われます。
四谷大塚でも5週間に一度の「公開組分けテスト」でクラスが変わりますが、下のクラスから上のクラスへ這い上がるのは決して簡単ではありません。
すでに難関校を目標に決めている場合には、ぜひ上位クラスでのスタートを目指しましょう。
【学年別】四谷大塚 入塾テストの傾向と対策ポイント
四谷大塚の入塾テストでは、学年によってテストで見られるポイントが異なります。
子さんの学年に合わせた対策を意識しましょう。
低学年(1年生・2年生)
この時期は知識量よりも「学習姿勢」が問われます。
基礎をしっかり固めつつ、思考力を鍛える問題にも取り組み、「難しい問題に挑戦するのは面白い」と感じられる成功体験を積み重ねましょう。
- 読み書き・計算: ケアレスミスをせず、丁寧に解答欄を埋める力。基礎的な計算だけでなく、計算の工夫など応用的な問題にも取り組みましょう。
- 読解力:読解力は算数でも国語でも特に小学校の勉強と大きな差が出る部分です。算数では計算だけでなく文章問題にもバランスよく取り組みましょう。国語の長文読解は小学校ではほとんど取り組みませんので、家庭学習で意識的に取り入れましょう。
- 思考力: 迷路や図形パズルなどを通じて、「考えることを楽しむ」経験を積んでおきましょう。
中学年(3年生・4年生)
いよいよ本格的な受験勉強が始まる学年です。
中学受験特有の問題に軽くでも触れておくと、考えるための脳の余裕が生まれるので、入塾後のスタートダッシュが可能になります。
- 先取り学習:小学校で習う小6までの算数や漢字は先取り学習しましょう。「知っている」ことが増えることで、授業の理解度が全く違います。
- 中学受験の基礎に触れる: 4年生のテストからは、学校では習わない特殊な計算や考え方が少しずつ混ざり始めます。入塾テストで上位合格を目指すなら、ぜひ意識的に中学受験の基礎部分の学習も取り入れましょう。
「算数の「つるかめ算」のよい教え方は?親が中学受験経験なしでも子どもに教えられますか?(学び相談室)」
高学年(5年生・6年生)
塾や通信教育などですでに中学受験の対策をしてきている前提のテストとなります。
塾ごとにカリキュラムが異なるため、四谷大塚への転塾を検討する場合は未修単元の有無を確認しましょう。
- 苦手単元の徹底排除: 算数の「割合」「図形」、国語の「語彙力」など、穴があると合格が難しくなります。
- 解き直しの徹底: 過去の問題を解いて終わりにするのではなく、「なぜ間違えたか」を説明できるまで理解を深めることが合格への最短ルートです。
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上位クラス入りのためのおすすめ教材と学習ポイント
四谷大塚の入塾テスト対策として、定評のある教材をいくつかご紹介します。
これらを活用して小学校よりも応用的な学習内容と塾のテスト形式に慣れておきましょう。
- 『はなまるリトル』(四谷大塚): 四谷大塚が発行している低学年向けの定番教材です。学校レベルより一段高い問題が揃っており、思考力を鍛えるのに最適です。イラストも多く小さなお子さんにも親しみやすいでしょう。
- 『予習シリーズ』(四谷大塚): 入塾後に使うテキストです。特に高学年から四谷大塚への入塾を考える場合には、予習シリーズを学習に取り入れましょう。計算用教材もあります。
- RISU算数:算数に特化したタブレット教材です。基礎から中学受験基礎まで効率よく学べるため、中学受験を前提とした先取り学習や入塾後の予習・復習に役立ちます。
「タブレット学習で中学受験は可能?活用方法を教えてください(学び相談室)」
四谷大塚の入塾テスト対策なら「RISU算数」がぴったり

中学受験塾の入塾対策には、算数専用タブレット教材の「RISU算数(幼児には「RISUきっず」)」がぴったりです。
RISU算数には基礎から応用まで約10000問を収録。
無理なく苦手を克服し、算数がどんどん得意になるRISU算数の特長をご紹介します。
「【体験談】RISU算数は中学受験に効果あり?難関校・塾なし受験など合格者たちの使い方を知りたい」
1.「無学年制カリキュラム」で一人ひとりにマッチ

RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。
学年を超えて先取り学習をどんどん進めることも、つまずいた分野で学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。
2.「チュートリアル」「解説動画」で疑問を解決

新しい学習は丁寧なチュートリアルからスタート。
視覚的イメージで理解できるから、初めての勉強内容でも問題をすらすら解くことができます。

分からない問題は解説動画で疑問を解決。
東京大学をはじめとするトップ大学生チューターによる解説動画や、応援メッセージ動画は、「わかりやすい!」と大人気です。
3:文章問題・図形問題が豊富

RISU算数では、文章問題や図形問題が豊富に出題されます。
計算問題だけでなく、段階的にレベルアップしていくことが、算数の本質的な理解につながります。
4:「スペシャル問題」で思考力を鍛える

算数オリンピック問題や中学入試なども「スペシャル問題」として多数収録。
スペシャル問題は通常問題を解き進めるとゲットできる「鍵」を集めることで挑戦できるハイレベルな問題。
「もっと難しい問題を解きたい!」という好奇心旺盛なお子さんはぜひ挑戦してみてください。
5:保護者も安心のサポート体制

RISU算数には、自動採点機能や保護者の方への学習進捗お知らせするメールといった、学習サポート機能が満載。
さらにお子様のつまずきを検知すると、ベストなタイミングでヒントの解説動画を自動配信。
毎日忙しいおうちの方も、お子様の隣でつきっきりになる必要はなく、安心して学習を見守ることができます。
RISUを年長の春から始め、小1の後半には小5までの学習内容が終わり、小3になる直前の春期講習から塾に入りました。テストの成績が良く、いきなり上から2番目のクラスからのスタートでした。最大の合格要因は幼少期のRISU算数です。学年関係なく子どもが好きなだけ進められるので、まるでゲーム感覚で先取り学習ができました。
(合格校:開成中学・栄光学園中学・浅野中学・栄東中学)
「RISU算数は中学受験に効果あり?塾なしでも合格できる?活用例や体験談を知りたい(学相談室)」
まとめ:四谷大塚の入塾テストは対策が結果に結びつきやすい
四谷大塚の入塾テストは、合格率が他塾に比べて低いものの、基礎学力の完成度を重視する内容のため、十分な対策をとることで上位クラススタートを狙いやすいです。
特に算数は中学受験で差のつく重要な教科。
しっかり基礎を固めた上で、応用問題や思考力問題にどんどん挑戦しましょう!
自信をもってぜひ最高のスタートを切ってくださいね。
RISU利用者レビューでは、RISU算数をご利用いただいている保護者様の声をご紹介しています。
中学受験で志望校合格、大手塾模試で成績が大幅アップ、家庭学習の質が上がった、など皆様の参考になるリアルな体験談が多数。
RISU公式ブログでは、算数オリンピックメダリストや先取り学習での算数検定合格者、大手塾主催模試での成績優秀者など、お子様の声を中心にご紹介しています。
ぜひ一度お読みください!





