「何倍」の計算とは
「何倍(なんばい)」という言葉の意味を理解し、かけ算を使って長さを求めたり数を比べたりする学習です。「もとにする大きさ」が「いくつ分」あるかを表す言葉が「倍」です。例えば、「 の4倍」は「 が4つ分ある」ということなので、「」となります。日常でよく使う「倍」という言葉を、かけ算の式に翻訳する力を育てます。
「何倍」のルール
1. 「何倍」はかけ算を使う
「何倍」という言葉が出てきたら、かけ算を使います。
2. 式の立て方
式は、「もとにする数(1つ分の数)」×「何倍(いくつ分)」=「ぜんぶの数」の順番で立てます。(例:「 の3倍」は、 で、 になります。)
例題
問1
の 3ばいは 何m ですか。かけ算の しきも 書いて 答えましょう。
問2
あめは 8円 です。チョコの ねだんは、あめの 4ばい です。チョコは 何円 ですか。かけ算の しきも 書いて 答えましょう。
解説
問1
ある数の何倍を求めるときもかけ算を使ってみましょう。この時、式は「もとにする数(1つ分の数)」×「何倍(いくつ分)」=「ぜんぶの数」で表されることが分かっています。これに基づいて式を立ててみると で答えが と分かります。
答え:、
問2
チョコの値段を求めてみましょう。「もとにする数(1つ分の数)」×「何倍(いくつ分)」=「ぜんぶの数」に当てはめてみると、元にする値段はあめの値段の 円、何倍かは 倍であることが分かっているので で 円と分かります。
答え:32円、
練習問題
問1
の 4ばいは 何 ですか。かけ算の しきも 書いて 答えましょう。
問2
木が あります。高さは です。となりの ビルは、木の 3ばいの 高さが あります。ビルは 何m ですか。
問3
お兄ちゃんは クッキーを 4こ 食べました。お父さんは お兄ちゃんの 3ばい 食べました。お父さんは クッキーを 何こ 食べましたか。
応用問題
問1
の テープは、 の テープの 何ばい ですか。(ヒント:)
問2
アメは 1こ 10円 です。おせんべいは アメの 3ばいの ねだん です。おせんべいを 2まい 買うと、ぜんぶで 何円 ですか。
問3
お兄ちゃんは 本を 3さつ、お姉ちゃんは お兄ちゃんの 2ばい、わたしは お姉ちゃんの さらに 2ばい 読みました。わたしは 何さつ 読みましたか。
解答と解説
練習問題
問1
「もとにする数(1つ分の数)」×「何倍(いくつ分)」=「ぜんぶの数」に当てはめて7の4倍を求めると、 となるので答えは であることが分かります。
答え:28、
問2
元になる数は木の高さである 、求めたいビルの高さは木の3倍であることが分かっているので、「もとにする数(1つ分の数)」×「何倍(いくつ分)」=「ぜんぶの数」に当てはめてみると、 でビルの高さは と分かります。
答え:
問3
元になる数はお兄ちゃんの食べた個数の こ、お父さんはその3倍食べたことが分かっているので、「もとにする数(1つ分の数)」×「何倍(いくつ分)」=「ぜんぶの数」に当てはめてみると、 でお父さんはクッキーを こ食べたことが分かります。
答え:12こ
応用問題
問1
は の何倍かを求める問題ですね。これは「もとにする数(1つ分の数)」×「何倍(いくつ分)」=「ぜんぶの数」に当てはめると、 の□に当てはまる数を求める問題と同じであることが分かります。よってかける数がいくつのときに答えが になるかを考えてみましょう。かける数が1のときは答えが 、かける数が2のときは答えが 、かける数が3のときは答えが と、かける数が1増えるごとに答えが3ずつ増えていることが分かりますね。よってこの調子で順番に考えていくと、かける数が のときに答えが になることが分かります。よって□に当てはまる数は で4倍であると分かります。
答え:4ばい
問2
まずはおせんべい1つの値段を求めてみましょう。おせんべいはあめの3倍の値段なので、 で 円であることが分かります。次におせんべい2枚分の値段を知りたいので、 をすると答えは であることが分かります。よっておせんべい2枚の値段は 円となります。2ケタのかけ算をするときは10のかたまりや30のかたまりを図に書いてそれらを足し合わせることで求めてみてもいいですね。
答え:60円
問3
まずはお姉ちゃんの読んだ本の数を求めてみましょう。お姉ちゃんはお兄ちゃんの2倍読んでいるので、 で6さつ読んだことが分かります。次に私の読んだ本の数を求めてみましょう。私はお姉ちゃんの2倍読んでいるので、 で さつ読んだことが分かります。よって答えは さつとなります。このように2つの何倍が出てくる時は、順番に値を求めてみましょう。
答え:12さつ
